「オープンキャンパスって、何を見ればいいんだろう?」
「制服で行くべき?私服でも大丈夫?」
「質問したいけれど、何を聞けばいいか分からない……。」
初めてオープンキャンパスに参加する高校生の多くが、このような疑問や不安を感じています。
オープンキャンパスは、大学のパンフレットやホームページだけでは伝わらない〈リアルな大学生活〉を体感できる貴重な機会です。実際にキャンパスを歩き、学生や先生の話を聞くことで、「この大学なら頑張れそう」「思っていた雰囲気と違った」というような、〈実際に気付くこと〉があります。
だからこそ、ただ参加するだけではもったいありません。事前に準備をしておくことで、持って帰ることができる情報も大きく変わってきます。
この記事では、オープンキャンパスの基本から、参加するおすすめの時期、持ち物、服装、質問内容、参加後にやるべきことまで、高校生が知っておきたいポイントをまとめて解説します。
目次
オープンキャンパスとは?
オープンキャンパスとは、大学が高校生や保護者に向けて開催する学校見学イベントです。
大学生活を実際に体験できるよう、さまざまな企画が用意されています。
何をするイベント?
大学によって内容は異なりますが、一般的には次のようなプログラムがあります。
・大学・学部説明会
・入試説明会
・模擬授業
・キャンパスツアー
・研究室見学
・学食体験
・在学生との交流会
・個別相談会
・保護者向け説明会
たとえば、人気大学でも特色ある企画が行われています。
立教大学:大学や入試の各種説明会、模擬授業(体験授業)をはじめ、在学生によるトークライブやキャンパスツアー、個別相談、留学・キャリア紹介など
明治大学:現役明大生によるキャンパスツアーやトークライブ、教員による模擬授業、個別相談や入試説明会など
早稲田大学:各学部の説明会や模擬講義、学生トークライブなど
東洋大学:入試制度のことから学部・学科での学び、キャンパス見学など
法政大学:大学・入試制度説明会、学部説明会および模擬授業、学生企画、キャンパスツアー、学食体験など
中央大学:学部ガイダンス、キャンパスツアーなど
参加するだけで大学生活を具体的にイメージしやすくなります。
参加するメリット
オープンキャンパスの魅力は、大学のホームページやパンフレットだけでは分からない「実際の雰囲気」を体感できることです。
例えば、キャンパスの広さや学生同士の距離感、授業の空気感などは、現地に行って初めて分かることも多いです。
また、在学生や先生に直接質問できるのも大きなメリットです。「授業についていける?」「アルバイトとの両立は?」「就職活動はどんなサポートがある?」など、気になっていることをその場で聞けるため、不安や疑問を解消しやすくなります。
さらに、最新の入試情報や学部の特色を知ることで、「この大学を第一志望にしたい」という気持ちが固まる人も多くいます。受験勉強のモチベーションアップにつながる点も、オープンキャンパスならではの魅力といえるでしょう。
オープンキャンパスはいつから参加すべき?
「受験生になってから参加すればいい」と思う人もいますが、実は早めの参加がおすすめです。
高校1年生:興味のある大学を知る
高校1年生は、まず大学の種類や学部について知ることを目的としてみましょう。
国公立・私立の違い、学部ごとの特色、キャンパスの雰囲気などを確認してみましょう。この段階では複数の大学を比較してみることが大切です。
高校2年生:学部比較・入試方式を調べる
高校2年生は、志望校を選び、だんだん絞り始める時期です。
学びたい内容、入試方式、共通テスト利用の有無、学校推薦型選抜・総合型選抜の条件など、ここで情報収集を進めることで、高校3年生になってから慌てずに済みます。
高校3年生:最終確認・相談
高校3年生は、いままで得た情報の最終確認です。
第一志望校の最終確認、個別相談、入試制度の確認、面接や小論文情報の収集などを重点的に行いましょう。
高3になってからでは遅いことも
毎年、「もっと早く見に行っておけばよかった」という受験生は少なくありません。総合型選抜や学校推薦型選抜では、高校3年生の夏前から出願準備が始まる大学もあります。志望校を決める時期が遅くなると、その分だけ対策期間も短くなってしまいます。高校1・2年生のうちから興味のある大学に足を運んでおくと、余裕をもって進路を考えることができますよ。
オープンキャンパスの持ち物チェックリスト
当日は意外と歩くことが多いため、必要なものを事前に準備しておきましょう。

| 必須の持ち物 | 理由 |
| スマートフォン | 地図・受付・予約確認 |
| 筆記用具 | メモを取るため |
| メモ帳 | 気付いたことを書き残す |
| 飲み物 | 熱中症対策 |
| ハンカチ・ティッシュ | 身だしなみ・暑さ対策 |
| 学生証 | 本人確認が必要な場合がある |
| 予約確認画面 | 受付をスムーズにする |
| あると便利 | 理由 |
| モバイルバッテリー | スマホの充電切れ防止 |
| A4サイズが入るバッグ | 資料を折らずに持ち帰れる |
| 折りたたみ傘 | 急な雨に対応 |
| 羽織れる上着 | 教室が冷房で寒い場合がある |
| クリアファイル | 配布資料を整理できる |
| 軽食 | 長時間参加する場合に便利 |
オープンキャンパスは予約が必要?申し込み方法も確認しよう
以前は自由に参加できる大学も多くありましたが、近年は事前予約制を採用する大学が増えています。人数を制限することで、模擬授業やキャンパスツアーをより充実した内容で実施できるためです。
基本的な予約方法
オープンキャンパスの予約は、大学公式サイトの「入試情報」や「オープンキャンパス」ページから行うのが一般的です。
申し込みの流れは次のようになります。
-
大学公式サイトで開催日を確認する
-
希望するキャンパス・学部を選択する
-
氏名やメールアドレスなどを登録する
-
予約完了メールを受け取る
-
当日は受付で予約画面やQRコードを提示する
大学によっては学部ごとに定員が設けられているため、人気の学部は早い段階で受付終了となる場合があります。
予約開始時期は大学によって異なる
オープンキャンパスの予約開始日は大学ごとに異なります。
開催日の約2か月前、開催日の約1か月前、数週間前などさまざまです。
特に総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている人は、志望校の情報を早めに確認しておきましょう。
当日参加できる大学もある
大学によっては予約不要で自由に参加できるケースもあります。
ただし、模擬授業、キャンパスツアー、個別相談、学食体験など、一部イベントだけ予約制になっていることもあるため、事前確認がおすすめです。
大学群別に見るオープンキャンパスの特徴
大学によってオープンキャンパスの内容や雰囲気は異なります。
ここでは、代表的な大学群ごとの特徴を紹介します。
MARCH
MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)は、毎年多くの高校生が参加する人気大学群です。
特徴は以下の通りです。
- 学生スタッフが多く参加している
- キャンパスツアーが充実している
- 学部ごとの説明会が開催される
- 入試制度の説明が詳しい
- 個別相談の時間が設けられている
キャンパスの規模が大きいため、事前に見学ルートを確認しておくと効率よく回れます。
詳しい情報が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【最新版】MARCH(マーチ)とは!各大学の偏差値や特徴、就職先、著名な卒業生について紹介!
早慶上理
早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学では、研究内容や学部教育を重視したプログラムが多く実施されます。
例えば、以下の内容が挙げられます。大学での学びを体験できる内容が充実しています。
- 最先端研究の紹介
- 教授による特別講義
- 在学生との交流イベント
- 学部別説明会
詳しい情報が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【最新版】早慶上理とは!各大学の偏差値や特徴、就職先、著名な卒業生について紹介!
国公立大学
国公立大学は研究施設や実験設備を見学できるプログラムが多い点が特徴です。
特に理系学部では、以下のようなプログラムが行われることがあります。
- 実験室見学
- 研究室公開
- 教員による研究紹介
また、地方の国公立大学では学生寮や周辺環境を紹介する企画が用意されていることもあり、一人暮らしを考えている人にとって参考になります。
特に旧帝大の詳しい情報が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【最新版】旧帝大とは!各大学の偏差値や特徴、就職先、著名な卒業生について紹介!
医学部・看護・教育学部など専門性の高い学部
専門性の高い学部では、体験型イベントが人気です。
例えば、以下のような将来の職業をイメージしやすい内容が多く用意されていることが多いです。
- 看護実習体験
- 模擬診療体験
- 教育実習紹介
- 実験・実習設備見学
興味のある分野が決まっている場合は、学部独自のプログラムにも積極的に参加しましょう。
オンラインオープンキャンパスとの違い

近年では、会場で開催するオープンキャンパスだけでなく、オンライン形式で実施する大学も増えています。
「遠方だから参加できない」「部活動で予定が合わない」という人でも、自宅から気軽に参加できる点が魅力です。
オンラインオープンキャンパスのメリット
オンライン開催のメリットは、具体的には「自宅から参加できる」、「交通費や宿泊費がかからない」、「全国どこの大学でも参加しやすい」、「録画配信がある大学では繰り返し視聴できる」、「複数の大学を比較しやすい」ということが挙げられます。
特に高校1・2年生にとっては、手軽に興味のある大学を知るきっかけになるので、積極的に利用してみましょう。
オンライン開催のデメリット
一方で、実際のキャンパスを見られないことがデメリットです。
「学生の雰囲気が分かりにくい」、「キャンパスの広さを体感できない」、「通学時間や周辺環境を確認できない」、「学食や図書館などの設備を実際に利用できない」など、現地参加だからこそ得られる情報も多くあります。
おすすめは「オンライン+現地参加」
最もおすすめなのは、オンラインと現地参加を組み合わせる方法です。
例えば高校1年生ではオンラインで幅広く大学を比較し、高校2年生からは実際に気になる大学へ足を運ぶという流れなら、効率よく志望校研究ができます。
また、高校3年生では第一志望校には必ず現地で参加し、個別相談や入試説明を受けることをおすすめします。
オンラインで基本情報を把握したうえで現地を訪れれば、効率よく情報を収集できるので、より有意義なオープンキャンパスになります。
オープンキャンパスの服装は制服?私服?
結論から言えば、制服でも私服でも問題ありません。
制服がおすすめな理由
制服で参加する高校生は非常に多く、学校帰りに参加する場合は着替える必要が無く自然です。
写真撮影をしても違和感がないですし、高校生らしい印象になるので、保護者や先生にも相談しやすいでしょう。
私服なら清潔感を意識しよう
休日に参加する場合は私服でも大丈夫です。
おすすめは、シンプルなシャツやTシャツ、パンツスタイル、歩きやすいスニーカーです。動きやすく清潔感のある服装を心がけましょう。
NGな服装
サンダル、ヒールが高い靴、過度な露出のある服、ブランドロゴを強調した服、動きにくい服装などは避けましょう。
キャンパス内は想像以上に歩くため、履き慣れた靴がおすすめです。
オープンキャンパスで質問したいこと20選
質問を用意しておくと、限られた時間を有効活用できます。何を質問したらいいかわからない方は、参考にしてみてください。
ただし、事前にHPで確認できることも多くあるので、チェックしておきましょう。その上で、疑問があった内容を質問してみましょう。
授業について
授業はどんな雰囲気ですか?・少人数授業はありますか?・グループワークは多いですか?・理系は実験がどれくらいありますか?・留学制度はありますか?など
就職について
就職率はどれくらいですか?・人気の就職先は?・インターンシップは参加しやすいですか?・資格取得支援はありますか?・キャリアセンターでは何をサポートしていますか?など
入試について
総合型選抜で重視されることは?・学校推薦型選抜の条件は?・一般選抜の倍率は?・英語資格は利用できますか?・面接や小論文はありますか?など
学生生活について
人気のサークルは?・アルバイトとの両立はできますか?・一人暮らしの学生は多いですか?・学食はどのくらい利用されていますか?・授業以外で成長できる機会はありますか?など
当日チェックするべきポイント
説明会だけで満足せず、大学全体を観察しましょう。特にチェックしたいポイントは次のとおりです。
- 学生の雰囲気
- 教室の設備
- 図書館
- 自習スペース
- パソコン設備
- 学食
- 売店
- 最寄駅からのアクセス
- 周辺環境
- キャンパスの広さ
「4年間通いたいと思えるか」という視点で見ることが大切です。
保護者も一緒に行くべき?
高校3年生では一人で参加する人も増えますが、保護者同伴でもまったく問題ありません。
保護者が確認したいポイントとして、学費、奨学金制度、就職実績、通学時間、一人暮らしのサポートなどがあります。
親子で感想を共有することで、志望校選びがスムーズになるメリットもあります。
よくある質問
Q:雨の日でも開催されますか?
A:基本的には雨天でも開催されます。
ただし、台風や大雨などの場合はオンライン開催や中止になることもあるため、事前に大学公式サイトを確認しましょう。
Q:一人で参加しても大丈夫?
A:もちろん大丈夫です。
実際には一人で参加している高校生も多く、スタッフや学生が案内してくれるので安心です。
Q:複数の大学に参加してもいい?
A:ぜひ参加しましょう。
比較することで、それぞれの大学の特徴が見えやすくなります。
Q:同じ大学に2回参加してもいい?
A:問題ありません。
学部別イベントや季節ごとに内容が変わることもあるため、複数回参加する人も珍しくないです。
オープンキャンパス参加後にやること
参加しただけで終わらせないことが重要です。帰宅後は次の内容を整理しておきましょう。
志望順位を書き出す
良かった点を書く
気になった点を書く
入試方式を確認する
必要科目を調べる
偏差値や共通テスト配点を確認する
勉強計画を見直す
記憶が新しいうちにメモを残しておくと、志望校選びや出願時に役立ちます。
志望校が決まったら学習計画も見直そう
オープンキャンパスに参加すると、「この大学に行きたい」という気持ちが強くなる一方で、「何から受験勉強を始めればいいの?」と悩む人も少なくありません。
大学や学部によって必要な教科・配点・入試方式は異なるため、志望校に合わせた学習計画が重要です。
特に、学校推薦型選抜や総合型選抜では、評定平均や面接、小論文、志望理由書など、一般選抜とは異なる対策が求められます。一方、一般選抜では共通テストや個別試験に向けて、苦手分野を早めに克服しながら学習を進める必要があります。
Axisのオンライン家庭教師では、教育アドバイザーが志望校や現在の学力、部活動や学校生活との両立状況まで丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合わせた学習プランをご提案します。
また、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜・総合型選抜にも対応し、志望理由書の添削や面接、小論文対策まで幅広くサポートしています。
オープンキャンパスで目標が明確になったら、その目標を実現するための第一歩として、ぜひ無料体験授業や学習相談をご活用ください。
まとめ
オープンキャンパスは、大学の魅力を知るだけでなく、自分に合った進学先を見つけるための大切な機会です。
参加前には持ち物や服装を準備し、当日は積極的に質問をして情報を集めましょう。また、参加後には感じたことを整理し、志望校や受験勉強の計画を見直すことが大切です。
高校3年生になってから慌てるのではなく、高校1・2年生のうちから複数の大学を見学して比較することで、自分にぴったりの進路が見つかりやすくなります。
オープンキャンパスで得た経験を、志望校合格への第一歩につなげましょう。
進路の決め方に迷っている方は下記の記事もぜひ参考にしてみてください。






