なんとかならない?部活と勉強を両立させる3つの方法

部活と勉強の両立で困っているという話をよく聞きます。

中学生や高校生からの、

「部活やクラブチームが忙しくて勉強時間を十分に取れない。どうしたらいいか。」

という相談は日常茶飯事です。

成績が下がってきたり模試の偏差値が伸びなかったりすると、部活をやめないといけないのかな…と不安になりますよね。

成績を上げたいし受験も気になるけど、部活やクラブチームもがんばりたいですよね。私たちもその気持ちをぜひ応援したいと思っています。

そこで今回は、部活と勉強を両立させる方法を3つ紹介します。

部活と勉強を両立させる3つの方法

平日は帰宅が19時や20時になり、土日は夕方まで部活をして、試合が入ると丸一日使う。

部活をしていると、そういう生活が普通ですよね。部活をしていない人なら平日は16時や17時に帰宅できるので、毎日3時間はちがいます。この差は大きいですよね。

それなら部活をやめれば成績が上がるのかというと、必ずしもそうではありません。成績を上げた生徒もいれば、逆に下げてしまった生徒もいます。

大切なのは部活をどうするかではなく、どう勉強して成績を上げるかです。部活をつづけたいと思っている人は、部活をしながら成績を上げる方法を工夫してみましょう。

部活の目的を決める

部活と勉強を両立させるために1番最初にしてほしいことは、部活の目的を決めることです。

何のために部活をしているかを考えてみましょう。

  • 全国大会に出場したい
  • 部活仲間と一緒にがんばる時間を大事にしたい
  • 部活をとおして友人との関係を大事にしたい
  • 身体を動かしたい(気分転換をしたい)
  • 始めたことは最後までつづけたい

部活と勉強を両立させたい人は、部活を優先したいと思っています。何を差しおいても部活優先なのか、どこまで部活をがんばりたいか、ほかの活動で同じ目的を果たせないか。それらを考えてみましょう。

部活と勉強の両方への取り組み方が変わります。部活に回す時間を短くして勉強時間を長くしようと思うかもしれませんし、逆に部活を長くして勉強時間を短くするかもしれません。

どちらの場合でも、目的意識をもって納得して決めたなら前向きにがんばれます。部活への満足感が高くなれば、勉強のモチベーションも上がります。

なぜそれをするのか納得して行動を決めるようにしてみましょう。

しないことを決める

部活の目的や部活動への姿勢がきまれば、次は勉強への取り組みをかえる番です。

部活と勉強の両立のむずかしさとして、「時間が足りない」とよく言われます。足りなければ、足りない時間分を生み出しちゃいましょう。

しないことを決めれば、時間はつくれます。やり方を工夫するのではなく、「しない」と決めるのが第1です。

日常生活で、「絶対必要というわけではない活動」をピックアップしましょう。

食事、睡眠、入浴などは絶対必要ですね。

本当に必要か考えてみよう
  • 友だちとのLINEでのやり取り1時間
  • スマホゲーム1時間
  • YouTube 1時間
  • テレビ1時間
  • 読書1時間
  • 筋トレ30分
  • 通学電車で音楽を聴いている30分

必要なものもあると思います。友だちとのやり取りは必要でしょうし、筋トレは部活のためにも必要かもしれません。

ただ、「必要だと思っていたこと」が、やめてみたらそれほど必要でもなかったという例はたくさんあります。友だちとの会話は学校だけで十分になるかもしれませんし、歯ミガキをしながらスクワットすれば十分な筋トレになるかもしれません。

まずやめてみて、やっぱり必要だったとなれば復活させればいいだけです。このときにやり方を工夫すると、考えてもみなかった良い工夫を思いつくこともあります。

すきま時間の勉強頻度をふやす

しないことを決めると、少しずつすきま時間が生まれます。そのすきま時間を勉強にあてます。1回1回の勉強時間は15分や30分でも、足していくと1日で1時間をこえます。

この1時間は新たに生み出した時間です。生み出したすきま時間は復習や受験勉強をして、もともとの勉強時間内で宿題をするようにしましょう。すきま時間に宿題をするようにすると、「まだこれだけ時間があるから大丈夫」と安心して、結局宿題だけでその日の勉強が終わってしまいます。

すきま時間には、英単語の暗記や数学の計算練習など「毎日やっておくといい勉強」がオススメです。英単語なら50個ぐらい覚えられるでしょうし、数学の計算問題なら10問20問解けるでしょう。

もしくは、受験勉強でもいいです。

1日1時間ですから、1年後には365時間になります。365時間あれば、受験用の問題集が1-2冊終わります。毎日の小さな積み重ねが、1年後の自分をたすけてくれます。

まとめ

いかがでしょうか。部活と勉強の両立とは、部活をしながら勉強の不安をなくすことです。なぜ部活をつづけたいのか・どうつづけたいのかを考えてみて、それから勉強に回せる時間をつくるようにしましょう。

部活が忙しい人が必ずしも定期テストや受験勉強で失敗しているわけではありません。時間が潤沢にないんだと意識して、時間を大切に使うようにすると勉強の成果をあげやすくなります。

この30分の間に英単語を全部覚える、この15分のすきま時間で今日習った内容の復習をすると意識してがんばってみましょう。集中力がグンとあがって、勉強の成果が2倍以上になる生徒もいます。

それでもなかなか勉強の成果が見えてこない人は、勉強のやり方や内容を見直してみましょう。せっかくがんばっているのに成果につながってこないと、もったいないですよね。

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