中学生になると小学生の頃と考え方や生活環境に変化が訪れ、塾の選び方も複雑になってきます。塾の選び方を間違えると高校受験に失敗するリスクも高まります。ほかのご家庭に左右されず、合理的な基準で塾を選ぶことが重要です。今回は中学生が知っておくべき塾の選び方をランキング形式でご紹介するとともに、高校受験に失敗しない塾選びの基準を解説します。塾選びに関するお悩み診断や、よくある疑問を解決するQ＆Aもぜひ参考にしてみてください。
目次
中学生の塾の選び方ランキングTOP3
中学生の塾の選び方についての考え方はさまざまあり、混乱しているお子様、保護者様も多いでしょう。塾を選ぶときの基準に優先順位をつけると、適切な塾が浮かび上がってきます。早速、中学生の塾の選び方について優先順位の高い順にランキング形式で解説します。
第1位：補習と進学のどちらを重視するか
中学生は主に、学校の授業についていけないお子様と、志望校合格に向けて早く受験対策を始めたいお子様に分かれます。
学校の授業についていけるようにしたい場合は補習塾、高校受験に特化した対策を受けたいのであれば進学塾を選びましょう。
補習と進学のどちらを重視すべきか定まらない方もいるかもしれません。その場合は、受験指導と授業のフォローを両方行う総合塾を検討してみてください。
第2位：部活と両立できるか
中学生になるとほとんどの生徒が部活動に参加します。小学生のときよりも帰りが遅くなり、時間的に塾を利用するのが難しくなります。退塾のリスクを減らすために部活と両立できる塾を選びましょう。
特におすすめなのがオンラインに対応した塾です。21時以降に受講できる塾もあり、部活で帰りが遅くなっても問題なく授業を受けられます。通塾の負担もないので、体力に不安のあるお子様でも無理なく学習を継続できるでしょう。
第3位：将来の目標があるか
中学生の中には、将来留学したいという方やプログラマーを目指している方などもいるでしょう。早い段階から将来の目標が定まっているのであれば、英語塾やプログラミング塾などを利用して、長所を伸ばしていくという選択肢もあります。
国数英理社の成績が良好で、ご家庭で受験対策ができるようであれば、専門分野を学べる塾も検討してみるとよいでしょう。
小学生と高校生の塾の選び方については下記の記事で解説しています。小学生・高校生のお子様がいる保護者様はぜひ参考にしてみてください。
小学生が後悔しない塾の選び方ランキング！ 塾選びで失敗しないためのポイントは？【お悩み診断付き】
高校生が押さえておきたい塾の選び方ランキング！ 大学受験で失敗しない塾選びのポイントは？【お悩み診断付き】
中学生が高校受験に失敗しない塾選びのポイント
ここまで中学生の塾の選び方について解説しました。小学生と違って中学生の場合、基本的には高校受験を経験します。高校受験に失敗しないように塾を選ぶことも重要です。引き続き、中学生が高校受験に失敗しない塾選びのポイントについて解説します。
合格実績が高いか
高校受験に失敗しないために、塾の合格実績が豊富かどうかを確認しましょう。塾は合格した人数を公開するのが一般的です。
実績が高いほど優秀な講師と出会える可能性や、志望校に適した対策を受けられる可能性も高まります。
各塾のホームページを比較して、合格人数が多い塾や志望校の合格実績がある塾を検討してみましょう。
テスト対策が充実しているか
中学生の場合、学校のテストが成績に大きく関わり、成績が高校入試に活用されるのが一般的です。つまり、高校受験を有利に進めるにはテスト対策が充実している塾を選ぶ必要があります。
定期テストの頻出傾向に沿った指導をしてくれるのか、定期テスト前に復習指導をしてもらえるのか、対策の方針をよく確認して判断しましょう。
最近では、定期テストの代わりに単元テストを導入する学校も増えているので、単元テストの対策について詳しい塾を選ぶことも重要です。
単元テストの概要について知りたい方は下記の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
単元テストとは？ メリット・デメリット、定期テストとの違い、勉強法などを解説！
中学生の塾選びのお悩み診断
中学生の塾を選ぶときの悩みは各家庭で異なります。迷いを解消しやすくなるように、よくある選び方の悩みについて診断してみます。
お悩み診断1．友達と同じ塾に通うべきか迷っている
中学生：「仲のよい友達から一緒の塾に通わないか誘われました。同じ塾に通うべきか迷っています。」
教育アドバイザー：「中学生になると塾に通い始める方も増えるので、誘われるケースも多いですよね。ただ、塾との相性はそれぞれ違うため、慎重に判断する必要があります。ちなみに、友達と比べて成績はどうでしょうか？」
中学生：「正直、友達よりも成績がよいです。」
教育アドバイザー：「であれば授業の内容が簡単に感じてしまう恐れもあります。体験授業を受けて自分の学力にマッチしているかどうかを基準に判断してみてください。」
お悩み診断2．中高一貫校での塾の選び方がわからない
中学生の保護者：「子供が中高一貫校に通っているのですが、どのような塾に通わせるべきか迷っています。」
教育アドバイザー：「中高一貫校は授業スピードが速いので、授業についていけていないようであれば、個別にカリキュラムを提案してもらえる個別指導塾がおすすめです。」
中学生の保護者：「個別指導塾はどのように選べばよいでしょうか？」
教育アドバイザー：「志望大学が決まっているようであれば、志望大学出身の講師を指名できる塾がおすすめです。早いうちから志望大学の受験対策を進められるので、大学受験の成功確率を飛躍的に高められるはずです。」
中学生の塾選びに関連するよくあるQ＆A
中学生の塾選びについての悩みがだいぶ解消できたのではないでしょうか。塾を選ぶときは関連して気になる疑問が湧くこともあります。引き続き、中学生が塾を検討するときによくある疑問についてQ＆A形式で回答します。
Q1．中学生はそもそも塾に行くべきか？
A1．公立中学校から難関校を目指すのであれば行くべきです。
一般的な公立中学校では、学力でクラスを分けずに授業が行われます。難関校を目指すお子様であれば、非効率な勉強を強いられる恐れがあります。
その点、塾であれば難関校に特化した対策を受けられますし、学力に適したクラスで受験対策を受けられます。合格の可能性が飛躍的に高まるでしょう。
Q2．中学生が塾に入る時期はいつがベスト？
A2．可能であれば中学に入学した時期から入るのがベストです。
中学生になると、小学生よりも複雑な内容を学ぶので、初見の学習でつまずくリスクが高くなります。数学であれば、1年生で習う文字式がわからなくなると、その後の連立方程式や1次関数などの問題も解けなくなります。
塾で学校よりも先の範囲を学んでおくと、授業についていけなくなるリスクを減らせます。成績も安定しやすくなるでしょう。
まとめ
中学生の塾選びでは、学校の授業についていけない場合は補習塾、志望校対策を早く進めたいのであれば進学塾を選ぶのが基本です。
ただ、部活動と両立できない塾を選んでしまうと、お子様に負担がかかり学習に支障をきたす恐れがあります。部活動が忙しいお子様にはオンライン塾がおすすめです。
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