リスキリングには英語がおすすめ!必要性や資格、学習方法などを解説

スキルアップのためにリスキリングを検討している社会人も多いでしょう。リスキリングにおすすめなのが英語学習です。今回はリスキリングの概要をおさらいしつつ、英語を学ぶ必要性、リスキリングに適した資格、主な学習方法などを解説します。英語をリスキリングすべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

リスキリングとは?

英語のリスキリングの必要性を理解するには、リスキリングについて理解を深めることが重要です。

まずはリスキリングの概要、リカレント教育との違いなどについて解説します。

概要

リスキリングとは、時代や業界、職業などの変化に応じてスキルを習得する学習です。

”新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること”

引用:リスキリングとは(リクルートワークス研究所)

2021年ごろから検索結果でも増え始めたワードであり、現代においてビジネスパーソンの間で広く浸透しています。

外国人観光客の増加に伴い接客スキル向上のために英語を学ぶことなどは、まさにリスキリングの定義に該当するでしょう。

リカレント教育との違い

リカレント教育は学校教育を修了したあとも生涯にわたって学び続け、必要に応じて就労と学習を交互に繰り返すことです。

”学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。このための社会人の学びをリカレント教育と呼んでおり、厚生労働省では、経済産業省・文部科学省等と連携して、学び直しのきっかけともなるキャリア相談や学びにかかる費用の支援などに取り組んでいます。”

引用:リカレント教育(厚生労働省)

リカレント(recurrent)には循環する、再発するなどの意味があります。時代の変化によらず継続的に各自のタイミングで学び直す点がリスキリングとの大きな違いといえるでしょう。

英語のリスキリングが注目される理由

プログラミングやAI、マーケティング、Webデザインなどさまざまなリスキリング対象がある中で、なぜ英語も注目されるのでしょうか。

ここでは英語のリスキリングが注目される理由について解説します。

年収増加やキャリアアップにつながりやすい

英語資格の高得点者は業種を問わず年収が高くなりやすいことが知られています。特に金融や保険、医薬品、製造業などの業種では年収が高くなりやすいようです。

スタートアップ企業などでは海外市場への進出を視野に入れるケースも多く、英語力が高くグローバルな視点を持ってクライアントと交渉できる人材が評価されやすくなっています。

英語をリスキリングすることで年収増加やキャリアアップを実現しやすくなるでしょう。

ビジネスにおける活躍の幅が広がる

英語をリスキリングするとビジネスにおける活躍の幅が広がります。

たとえば、英語でのプレゼンやメール対応、海外取引、国際部門への異動・赴任などに対応できるようになります。

プラットフォームを通して海外のメンバーと協力してデータ分析をすることも可能になります。ITスキルを持つ方が英語を学べば参画できるプロジェクトが増えるかもしれません。すでに習得したスキルを活かしたい方にも英語のリスキリングはとてもおすすめです。

英語のリスキリングに適した資格

英語のリスキリングに適した資格として英検やTOEIC、TOEFL、IELTSなどがあります。それぞれの資格についてご紹介します。

英検

英語のリスキリングの入り口としておすすめなのが英検の取得です。幅広い世代が受験する国内最大級の英語試験で、教養を深める社会的なテーマを含め、実際に英語を使用するシーンを想定した出題がなされます。

就職試験や公務員試験などに向けて、ビジネスレベルの実力を証明したいのであれば、準1級以上を目指すのがよいといわれています。1級は通訳案内士試験の筆記試験が免除されるので、リスキリングで通訳案内士にキャリアチェンジしたい場合にもおすすめです。

TOEIC

TOEIC(Test of English for International Communication)は日常生活や国際的なビジネスの場における英語能力を測定する世界共通テストです。採用の基準や昇進の条件とされやすい英語資格として知られており、リスキリング学習の対象として検討できます。

600点程度は英語の基礎力を習得したことを証明できますが、複雑なビジネスシーンに対応できるレベルを目指すのであれば、さらに高得点の獲得が必要です。外国人の部下をマネジメントするにはリスキリングで800点以上を目指すとよいでしょう。

TOEFL

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカ合衆国の非営利教育団体「ETS」が開発した英語を母国語としない人を対象とした英語能力測定試験です。

主に海外の大学や大学院への留学時に評価され、ビジネスレベルを示すには100点以上が目安といわれています。リスキリングをして海外で働きたい方に適した資格だといえるでしょう。

IELTS

IELTS(International English Language Testing System)は、アメリカやイギリス、オーストラリアなどを含む140か国以上の教育機関、国際機関、政府機関、移民局などで公的な基準として採用されている世界的な英語能力測定試験です。

バンドスコア6.0~は実務で英語を十分に運用できるレベルといわれています。外資系企業における採用の選択肢も広がり、営業やマーケティングなどの職種でも活躍できるでしょう。

海外赴任や海外勤務などで実力を発揮したい方はリスキリングの対象資格として検討するのもよさそうです。

TOEFL・IELTSと英検の違いについて気になった方は下記の記事もご覧ください。

帰国子女必見!帰国生入試や海外留学に必要なTOEFL・IELTSとは?英検との違い、スコア換算、対策を徹底解説!

英語のリスキリングに効果的な学習方法

英語のリスキリングに興味を持ったけれど、どのように勉強すればよいか迷う方もいるでしょう。引き続き、英語のリスキリングに効果的な代表的な学習方法を解説します。

オンラインで学ぶ

英語のリスキリングに効果的な学習方法としてオンラインで学ぶ方法があります。

オンライン英会話では、インターネットを通じて講師とたくさん会話して、自然な発音やテンポなどを体得できます。

オンライン家庭教師で英語科目の個別指導を自宅で受けることも可能です。英文法の基礎を体系的に教えてもらえるほか、学習進度の管理や弱点のフォローなどまで対応してもらうこともできます。

動画教材やeラーニングで学ぶ

動画教材やeラーニングは、スマホやパソコンなどから英語学習のコンテンツにアクセスして学ぶ方法です。

リアルタイムの授業と違って直接講師に質問できないケースが多いですが、コンテンツを何度も視聴してじっくり英語力を鍛えられます。再生スピードを変えられる場合もあり、聞き取りが苦手な方も安心してリスキリングしやすいです。

英語学習アプリで学ぶ

英語学習アプリを活用すれば、スキマ時間にスマホから多様なコンテンツで英語のリスキリングができます。

英字ニュース記事や資格試験の対策問題を取り扱うアプリや、英文法の問題に回答して敵を倒すゲームのアプリなどもあります。楽しく学べるアプリを選べば英語のリスキリングに挫折しづらいでしょう。

最近では生成AIとフリートークをしてスピーキング力やリスニング力を鍛えられるアプリも登場しています。詳細について知りたい方は下記の記事をお読みください。

英語のリスニングを上達させる勉強法、コツを解説!聞き取れない理由は?【初心者~上級者まで必見】

留学や海外コミュニティ、イベントなどで学ぶ

海外に留学して英語をリスキリングする方法があります。たとえば、30歳を過ぎてからアメリカの大学院に留学して、卒業後にそのまま現地で就職するパターンです。

日本語を習いたい外国人と英語を話したい日本人が集まる海外コミュニティで実践的に学ぶ方法もあります。

そのほか、外国人が集まりやすい飲食店のスポーツ観戦イベントなどで、外国人と英語を話す機会を持つのもよいでしょう。

国内の大学に入学して学ぶ

国内で外国語を学べる大学に入学して本格的に英語をリスキリングすることも可能です。

外国語学部の英米語学科や国際コミュニケーション学科などで社会人入試が行われることもあります。英語テストや書類審査、日本語・英語による口頭試問、小論文などによって選抜されます。

社会人入試の概要やメリット・デメリット、受験資格、対策などについては下記の記事をご覧ください。

社会人入試とは?概要とメリット・デメリット、受験資格、対策などを解説!

リスキリング目的で英語を学ぶならオンライン家庭教師がおすすめ!

リスキリング目的で英語を学ぶならオンライン家庭教師がおすすめです。

Axisのオンライン家庭教師では、TOEICや英検といった受験対策コースが充実しており、スコア上昇や合格に必要なポイントを効率的に学習できます。

全国から講師をマッチングできるので、実際に英語の上位資格保有者などからスムーズに指導してもらえます。

集団授業ではなくマンツーマン授業なので、リスキリングが初めての方でも自分のペースで無理なく英語を学べるのが安心です。

まとめ

社会人が英語をリスキリングすることで、転職、昇進、年収アップ、キャリア拡大などに役立つ可能性があります。

動画教材や英語学習アプリ、イベント参加、資格取得などさまざまな学習方法があるので、自分に適した方法を選んで挑戦してみましょう。

ただ、独学だと思ったように英語の実力が伸びず、リスキリングに失敗する恐れもあります。

英語のリスキリングを成功させたい方や、マンツーマンでリスキリングのサポートを受けたい方はAxisのオンライン家庭教師のホームページをぜひご覧ください。