千里の道はここから始まる

岡山大学医学部の受験情報と傾向と対策 | Axisのオンライン家庭教師

目次

医学部受験勉強のこんな悩み、抱えていませんか?

医学部の受験を決意していても、毎日長時間の受験勉強を続けるうちにさまざまな悩みや壁にぶつかることがあります。自分の勉強方法が本当に正しいのかわからなくなることもaあるでしょう。

たとえば、模試などの結果が思わしくないようなケースもそのひとつです。とくに、現役合格を目指す場合は、医学部受験に対応した学習計画を立てたうえで勉強に取り組む必要があります。

しかし、苦手の克服や実戦形式に慣れることなど、学習スタイルや内容は一人ひとり異なるものです。

これから紹介するような受験勉強の悩みを抱えている場合には、一度学習計画や勉強方法を見直してみましょう。

勉強する時間が足りず、医学部受験に間に合うか不安

高校生活では、学校の授業に加えて部活動や委員会活動などに参加している人も多いでしょう。

そのほか、通学に時間がかかるなどの理由で、なかなかうまく勉強する時間を確保できないこともあるのではないでしょうか。

勉強時間が足りないと自信がなくなるため、医学部受験に対する不安につながります。
自分の課題はどんどん見つかるのに、解決するための時間がないならなおさらです。

休日はしっかり勉強する時間が取れても、平日はなかなかそうもいかないこともあるのではないでしょうか。早朝・登校後・休み時間・放課後・通学時など、うまくすきま時間を活用することが重要です。

とはいえ、勉強に手がつかないときには適度な休憩を取りましょう。ストレスを解消し、気持ちを前向きに切り替えることが必要です。勉強から離れて、自分の好きなことをする時間も確保しておきましょう。

頑張って勉強しても、医学部の模試判定が上がらない

頑張って勉強しても、志望している医学部の模試判定が上がらないと、不安や焦燥感が募ることも多いのではないでしょうか。

努力に対する成果が得られないことは、モチベーションの維持を難しくする要素のひとつとなります。

長い勉強期間の中でモチベーションを保ち続けるためには、模試判定を効率良くアップさせる必要があります。

模試の成績が伸び悩むときは、勉強方法そのものが受験に適していない可能性があるため、学習計画を見直してみましょう。

成績が伸びず、医学部受験から逃げたい気持ちになる

成績が伸びないことに悩んでいると、受験勉強自体から逃げたいような気持ちになります。

とくに「周りの人は成績が良く、進学校に在籍している」、「自分は勉強しているのになかなか結果が出ない」というときは、周囲と比較して落ち込みがちです。精神的に不安定になったり、勉強に対して前向きになれなかったりすることもあるかもしれません。

学校の成績アップのための勉強と医学部受験のための勉強を並行して行わなければならないため、限られた時間の中でも効果が出るような、効率の良い勉強方法を取り入れましょう。

勉強しても、医学部受験に受かる気がしない、つらい

勉強をしても医学部受験に受かる気がせず、それでも勉強を続けなければならないのはつらいですよね。諦めの気持ちが出てきてしまうこともあるでしょう。そうなると勉強をし続けることが困難になるため、早めの対策が必要です。

受かる気がしない理由には、前述したように学校の成績や模試の判定が思うように上がらないなど、結果がついてこないといったことが要因ではないでしょうか。

また、受験までの日数が減っていくにつれて、焦りや不安が増していくでしょう。どれだけ勉強をしても必ず受かる保証がないため、「これまでの勉強方法で正しかったのだろうか」と自信を無くしてしまうかもしれません。

自信をもって受験に臨むためには、医学部受験に適した学習計画をもとに、効果的な受験勉強を行う必要があります。

医学部受験勉強のコツ、知っていますか?

医学部受験を成功させて志望校に合格するためには、医学部受験のポイントを押さえて勉強を進める必要があります。

では、具体的にどのような流れで医学部の受験勉強に取り組めば良いのでしょうか。

ここからは、高校生活の時期ごとにわけて、医学部受験のための勉強への取り組み方やコツについて紹介します。

まずは狙っている大学の情報を調べる

大学によって必要な科目、選考方法、受験をする最低条件などが変わってきます。
頑張って勉強した事が、あまり関係ない所だった・・・。とならないように、まずは目指す大学の受験情報をしっかりと確認しておきましょう。

岡山大学の医学部入試情報は下記の通りです。

岡山大学の医学部情報

【アドミッションポリシー】

岡山大学のディプロマポリシーは,学生が本学を卒業するにあたって,以下の学士力を基本的に習得し,知の継承者 となることを保証するための目標である。 

人間性に富む豊かな教養【教養】 

自然や社会の多様な問題に対して関心を持ち,主体的な問題解決に向けての論理的思考力・判断力・創造力を有し, 先人の足跡に学び,人間性や倫理観に裏打ちされた豊かな教養を身につけている。 

目的につながる専門性【専門性】 専門的学識と時代を担う技術を身につけていると共に,それらと自然・社会とのつながりを意識し,社会に貢献できる。 効果的に活用できる情報力【情報力】 

必要に応じて自ら情報を収集・分析し,正しく活用できる能力を有すると共に,効果的に情報発信できる。 

時代と社会をリードする行動力【行動力】 

グローバル化に対応した国際感覚や言語力と共に,社会生活に求められるコミュニケーション能力を有し,地球規模 から地域社会に至る共生のために,的確に行動できる。 

生涯に亘る自己実現力【自己実現力】 

スポーツ・文化活動等に親しむことを含めて,自立した個人として日々を享受する姿勢を一層高め,生涯に亘って自 己の成長を追求できる。 

〔岡山大学カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)〕 

岡山大学は,本学のディプロマポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,目的につながる専門性,効果的 に活用できる情報力,時代と社会をリードする行動力,生涯に亘る自己実現力)を備え,グローバル化社会に対応でき る人材を育成するため,教養教育科目および専門教育科目を提供しています。教養教育科目は,全学部の学生が共通に 受ける授業と位置付け,学生自身の専門に偏ることのないよう,幅広い学問領域の科目群の履修を求めるカリキュラム を設定しています。また,専門教育科目は,学生が属する学部・学科等に特有の授業内容で構成され,各学部・学科等 の教育目的に則した科目群の履修を求めるカリキュラムを設定しています。これら教養教育科目ならびに専門教育科目 を体系化したカリキュラムを編成し,学生に提供します。 

〔岡山大学アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)〕 

教育内容・特色 

岡山大学は社会に開かれた大学として,質の高い教育と先導的な研究を実践し,「高度な知の創生と的確な知の継承」 を実現するための中核的な役割を担っています。 教養教育科目および専門教育科目を体系化したカリキュラムの形で学生に提供することにより,本学のディプロマポ リシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,目的につながる専門性,効果的に活用できる情報力,時代と社会を リードする行動力,生涯にわたる自己実現力)を備え,グローバル化に対応できる人材を養成しています。 

求める人材 

岡山大学は,本学の教育を受けるのに必要な資質と基礎学力を有し,本学のディプロマポリシーに掲げる学士力を身 に付けたいという強い意欲をもつ人,グローバル化社会での活躍を目指す人を,多様な入試方法により国内外から広く 受け入れます。 

選抜の基本方針  

各学部学科のアドミッションポリシーを参照ください。

〔医学部〕 

教育内容・特色 

医学部は,高度な教養,専門性,情報力,行動力および自己実現力を身につけて,未来の医療を担い医学をリードする医療人と医 学・保健学研究者を育成します。医学は,人類の健康と福祉に貢献することを使命とします。従って,その育成には,医学に関する 知識と技術の修得とともに豊かな人間性の教育が強く求められます。わたしたちは「あなたのそばに先進医療」を原点理念とし,そ の実現に向けて特色ある教育を行っています(詳細は各学科の「教育内容・特色」を参照ください)。 

求める人材 

医学部では,未来の医療と医学を支える医療人および医学・保健学研究者にふさわしい人として,各学科・専攻で実施される専門 教育の学修に必要な基礎学力と語学力,コミュニケーション能力を有し,医療人および医学・保健学研究者としての知的探究心と高 い志を持ち,入学時点に相応した倫理観と豊かな人間性を備えた人を求めています。入学後の学修のため,高等学校において修得し ていることが望まれる教科は,国語,外国語,地理歴史,公民,数学,理科です(詳細は各学科の「求める人材」を参照ください)。 

選抜の基本方針 

各学科のアドミッションポリシーを参照ください。 

医学部 医学科 

教育内容・特色 

医師・医学研究者の育成には,科学知識と技術の修得とともに豊かな人間性の教育が強く求められます。医学科の使命は,「医 の倫理に徹し,科学的思考法と高度の医学的知識を体得し,社会的信頼を得るに足る臨床医並びに医学研究者を養成し,もって 人類の健康と福祉に貢献する」ことです。特色ある6年間の医学教育を経て,医学・医療の進歩,社会のニーズに対応して絶え ず医療の質の向上に努め,生涯にわたり社会へ貢献できる,世界に通用する医療人を育成します。 

求める人材 

医学科では,将来の医学・医療の担い手として次のような人材を求めています。 

1.医師に必要な使命感,豊かな人間性,高い倫理観,コミュニケーション能力を持っている人 

2.医学・医療の進歩に対応するために必要な,幅広い基礎的学力と語学力,問題解決能力を持っている人 

3.知的探究心が強く,とくに生命科学に対して深い関心を持っている人 

高等学校において,論理的思考力を身につけ,筋道の立った文章を書き,自然科学の基礎知識と思考方法を習得しておくことが 必要です。入学後の学修のため,高等学校において修得していることが望まれる教科は,国語,外国語,地理歴史,公民,数学, 理科です。 

選抜の基本方針 

・一般選抜(前期日程) 

5教科7科目の大学入学共通テストを課し,高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。個別学力試験では数学・理科2科目・ 英語を課し,医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。また面接により,将来の医学・医療の担い手としての適性 を重視します。

【募集人員】

前期日程 98
後期日程
学校推薦型選抜Ⅱ 岡山:4 鳥取:1 広島:2 兵庫:2 計:9
国際バカロレア入試 5

【一般入試】

区分 前期日程
出願期間 1月25日~2月5日17時(必着)
試験日 2月25,26日
合格発表日 3月9日
入学手続日 3月15日までに必着

≪2021年度 岡山大学前期日程 配点≫

受験科目 共通テスト 前期個別入試
英語 200 400
数学 200 400
理科 200 400
国語 200
社会 100
面接
合計 900 1200

・選考方法

志願者の倍率が約4倍を超えた場合、共通テスト配点合計の得点により第1選抜を行い、その合格者についてのみ個別学力検査等を行います。

・共通テスト科目

【社会】

世B、日B、地理B、現社、倫、政経、倫・政経から1科目

「地理歴史」及び「公民」について、計2科目受験している場合は、第1解答科目の成績を用います。

【理科】

物理、化学、生物から2科目

【英語】

「リーディング」(100 点満点)と「リスニング」(100 点満点)の得点につい て,「リーディングの得点×1.6」と「リスニングの得点×0.4」の合計点を,学部・学科等の配点に換 算したものを大学入学共通テストの外国語(英語)の点数とします。

・個別入試科目

【面接】

将来の医学・医療の担い手となるに必要な使命感,人間性,倫理観,コミュ ニケーション能力などについて評価します。

※総合判定の資料とし,評価によっては,大学入学共通テストの成績及び個別学力検査等 の成績に関わらず不合格となることがあります。

≪岡山大学前期日程入試結果≫

年度 21年度 20年度 19年度
募集人数 98 98 98
志願者数 359 377 327
一次合格者 99 99 100
二次合格者
倍率 3.7 3.8 3.3

≪岡山大学前期日程入試 科目別傾向≫

【英語】

大問4題構成で、大問1,2はやや長めの長文問題である。正誤問題と日本語で説明する問題が半分ずつの構成で、うち正誤問題は問題文自体も英語で書かれている。英語の問題文に慣れておくとそれだけで解答はスムーズに行えるので、過去問等で慣れておくとよい。大問3は短い英訳が4問ほど出題されている。英訳問題はいかによくある表現、いわゆる定型文やイディオムと呼ばれる表現を使いこなせるかにかかっている。添削の機会があれば積極的に活用するとよい。大問4は70~80文字の英作文問題である。時事的なテーマが提示される可能性があるので警戒しておく必要がある。

【数学】

大問4題構成で、広い範囲から出されているようである。過去3年を通して複素数の出題があるので、複素数には特に強くなっておくとよいだろう。また立体の問題も多く、ベクトルや積分の単元には立体が絡む可能性が高い。作図の特訓を中心に、立体自体への苦手意識をなくしておくと、試験にも落ち着いて望めるだろう。

【物理】

大問4問で構成されており、大問1から順に力学、電磁気学、熱力学、波動の問題が出題されており、どの大問もそれほど問題数は多くない。後半になるにしたがって問題が複雑または計算が煩雑になるため、前半の安易な問題をいかに早くこなせるかが重要である。問題の難易度はやや高いが、学校で配布される問題集のやや難しめの問題がすらすら解けるようになれば、問題を解く点では十分であろう。

【化学】

2021年は大問4題、2019・20年は大問5題構成であった。おそらく大問数は4題で続くと思われるが、大問1つが中問2つに分けられていることが多く、問題数は多めだと身構えておくと良い。また出題範囲も広く、対策薄になりやすい生物よりの高分子問題や熱化学分野のエネルギー計算も出題される傾向にある。まんべんなくどの単元にも目を通して置き、基礎を固めておくと足をすくわれることもないだろう。過去問を中心に訓練を積んで、まずは時間内に多くの問題に対処できるようになる必要がある。また有機化学に構造判定問題が出る可能性も十分にあるので、官能基にも強くなっておくとよいだろう。

【生物】

大問4題構成で、基礎の範囲まで出ているので、広く気を抜かずに対策する必要がある。前半は細胞や光合成分野が比較的多く基礎が多いが、時おり字数制限の説明問題が出るようである。一問一答の練習だけでは賄えない問題も十分に出ると考えて置き、なぜその反応が起こるのか、あるいは起こらないのかを教科書を中心に自分で説明できるようになるまで深く理解しておくとよい。中盤は遺伝や発生がほとんどである。苦手分野とされやすいので、こちらも深く理解できるまで過去問や参考書で経験をつんでおく必要がある。後半は生態系なので、穴をなくしておくとよい。

≪現役学生講師からの学習ワンポイントアドバイス≫

基本の中に混じるやや難の問題に惑わされないよう、基礎を固めたうえで過去問中心に経験を積もう。

【特殊入試】

区分 学校推薦型選抜 国際バカロレア入試
出願期間 【インターネット登録】【出願書類の提出】11月2日~11月9日 17I時(必着) 【インターネット登録】【出願書類の提出】10月1日~10月9日 17時(必着)
試験日 【共通面接】12月5日
【地域別面接】 岡山:共通面接後 鳥取:面接なし 広島・兵庫:12月6日
12月5日
合格発表日 2月15日 2月15日
入学手続日 2月22日 17時まで(郵送) 2月22日 17時まで(郵送)

≪2021年度 岡山大学 学校推薦型入試配点≫

受験科目 共通テスト 推薦入試
英語 200 面接※
数学 300 面接※
理科 300 面接※
国語 100 面接※
社会 100 面接※
合計 1000 面接※

・選考方法

・岡山県・鳥取県・広島県・兵庫県の4県を対象とした地域枠コースとなる。

大学入学共通テストに基準点(概ね780点)を設け,基準点以上を得た受験者の中から,調査書・ 推薦書・志願所信書の審査,令和3年度大学入学共通テスト及び面接の結果を総合して行います。

・共通テスト科目

【社会】

世B、日B、地理B、現社、倫、政経、倫・政経から1科目

「地理歴史」及び「公民」について、計2科目受験している場合は、第1解答科目の成績を用います。

【理科】

物理、化学、生物から2科目

【英語】

「リーディング」(100 点満点)と「リスニング」(100 点満点)の得点につい て,「リーディングの得点×1.6」と「リスニングの得点×0.4」の合計点を,学部・学科等の配点に換 算したものを大学入学共通テストの外国語(英語)の点数とします。

・個別入試科目

【面接】

将来の医学・医療の担い手となるに必要な使命感,人間性,倫理観,コミュ ニケーション能力などについて評価します。

※総合判定の資料とします。

≪岡山大学 学校推薦型入試 結果≫

・2021年度

地域区分 岡山 鳥取 広島 兵庫
募集人数 4 1 2 2
志願者数 33 7 4 11
一次合格数 4 1 0 0
倍率 8.3 7.0 2.0 5.5

・2020年度

地域区分 岡山 鳥取 広島 兵庫
募集人数 4 1 2 2
志願者数 35 5 10 22
一次合格数 4 1 0 2
倍率 8.8 5.0 5.0 11.0

・2019年度

地域区分 岡山 鳥取 広島 兵庫
募集人数 4 1 2 2
志願者数 23 8 12 24
一次合格数 4 1 2 2
倍率 8.8 8.0 6.0 12.0

≪2021年度 岡山大学 国際バカロレア入試配点≫

・選考方法

面接の結果及び書類審査(成績評価証明書,自己推薦書,評価書)を総合して行います。

・個別入試科目

面接(30)、書類審査(200) 計 230

≪岡山大学 国際バカロレア入試結果≫

年度 2021 2020 2019
募集人数 5 2 2
志願者数 7 12 4
一次合格数 5 2 1
倍率 1.4 6.0 2.0

 

   

高1~高2は基礎学力を身に着ける

高1~高2の時期は、全科目を総合的に理解して基礎学力を身につける時期です。とくに、数学や英語はコツコツと取り組み、基礎をしっかりと固めましょう。余裕があれば医学に関する英語やドイツ語に触れておくのも、モチベーションアップのために効果的です。

数学や英語以外の科目の中では、とくに理科が重要です。生物、化学、物理のうち2科目が必須となり、試験ではその全範囲から出題されます。

そのため、高2までは得意科目を1科目作ることを意識して学習しておくことがポイントです。教科書の内容+αの学習として、高3の内容を先取りするのも良いでしょう。

高3の夏は苦手科目を克服する

高3の夏は、苦手科目の克服に全力を尽くしましょう。つまり、夏になるまでに全科目・全分野のなかから、自分の苦手な領域を明確にしておく必要があります。

そのうえで、苦手や課題を克服するための学習計画を立て、共通テストレベルの問題は高3夏の時点で完全に理解できている状態が理想です。

高3の秋はアウトプットの練習をする

高3の秋になったら、模試・問題集・入試の過去問に計画的に取り組む時期になります。詰め込んだ夏の成果を実感するうえでも重要で、苦手だった課題がスムーズに解けるようになれば、勉強に対するモチベーションも高くなるでしょう。

インプットしてきたことをアウトプットする訓練をすることで、模試や入試当日にも勉強の成果を発揮しやすくなります。

模試や過去問で本質的な経験を積む

秋以降は、より受験当日の実践に近い形で勉強を行い、経験値を積み上げます。当日の緊張感を緩和するために、模試や過去問などにも積極的に取り組みましょう。

幅広く量をこなすよりも、自分が志望している大学の過去問を何度も解きなおして知識をインプットし、受験当日の時間配分などの感覚を掴んでおくのも大切です。

また、自分に相性の良い大学の過去問を重点的にこなして結果を出すことで「成功体験」を積むなど、メリハリをつけて勉強に取り組む必要があります。

インプットとアウトプットを繰り返し、過去問や模試でミスした部分のカバーなどを行うことに適した時期です。

小論文、面接の対策を徹底する

受験科目に対する筆記試験だけではありません。小論文や面接なども選考の対象になるため、これらに対応できる準備も行う必要があります。

受験科目の勉強は完璧にできていても「小論文・面接が原因で合格できなかった」という事態にならないためにも、事前に対策しておきましょう。

しっかりと学習量を確保

医学部受験を目指すのであれば、合格するための学習量をしっかりと確保する必要があります。

志望校が国公立大学か私立大学かによって、必要な偏差値や選考の傾向が異なるため、違いを把握しておくことも大切です。

【国公立大学】

国公立大学の医学部入試はハイレベルです。とくに、共通テストと二次試験という併用型の入試システムになっているため、私立大学よりもハードルが高い傾向にあります。

合格するための正答率は共通テストで9割前後、二次試験では6~7割前後必要になるため、過去問に取り組む際には正答率を満たせているかを確認しておきましょう。

【私立大学】

私立大学の場合、偏差値は低くても60以上が必要です。ほかの学部と比べてハイレベルなので、受験科目が少ないからと侮ってはいけません。

国公立大学の併願として受験する人も多く、国公立の医学部と比べて倍率が高いのも特徴です。

試験当日に自分の能力をしっかりと発揮できるように、志望校合格に必要な偏差値だけでなく「正答率」も把握したうえで勉強に取り組む必要があります。

よい睡眠をしっかりととる

睡眠不足が蓄積されると集中力が徐々に削られてしまい、効率が著しく低下していくと言われています。
徹夜で勉強をして睡眠時間が4時間や5時間になっていませんか?
しっかりと勉強量を確保し、良い睡眠もとる。これも受験勉強において大事です。

勉強と睡眠を両立させるためにも、一日の行動をしっかりと計画しておきましょう。

合格する学習計画の立て方

ここからは、医学部に合格するための具体的な学習計画の立て方について紹介します。

現時点での自分の実力を把握

学習計画を立てる前に、まずは現状の確認を行う必要があります。その際に役立つのが模試の結果で、直近の模試結果から現状分析を行いましょう。

とくに分析しておきたい項目は、以下のふたつです。
①各出題分野の学習状況
②得意&苦手な出題分野

このふたつの項目を分析することで、志望校合格の基準を満たすレベルと、自分の実力差を把握することができます。

入試の流れを確認

入試の流れを確認し、いつまでにどの科目の準備が必要なのか、受験勉強に費やすことができる期間を正確に把握しておきましょう。

入試日程や入試科目の内容から、自分の現時点での実力と必要な勉強の内容、本試験日程までに残された時間から学習計画を考えることが重要です。

また、志望校以外にも滑り止めや複数校受験を行う場合には、それぞれの試験日や入試科目もチェックしておく必要があります。

年間計画を立てる

まずは本試験までの細かい計画を立てるために、模試を中期目標とした年間計画を立てなければなりません。

どの時期の模試で何点を目標にするのかを科目ごとや単元ごとに設定し、数ヶ月~1ヶ月~1週間単位に細かく計画をわけていきます。

大きな学習計画から徐々に期間を区切って計画を立てることで、今取り組むべき学習の内容が明確になるでしょう。

1週間の学習習慣を確立

年間計画から1週間単位の学習計画に落とし込む際、受験勉強を習慣化し、学習に取り組むスタイルを確立する必要があります。

実際に取り組む学習内容だけでなく、確保する学習時間を1週間単位で決めましょう。確保したい勉強時間を1週間で設定したのち、6日間で振り分けます。

このとき重要になるのは、以下の4つのポイントです。

【学習計画をスムーズに進めるポイント】
①睡眠時間は十分に確保する
②設定した時間は厳守する
③学習時間を記録する
④日曜日で調整する

受験勉強は長期間にわたって継続するため、体調管理は大切で、なかでも睡眠時間の確保は重要です。平日に予定していたよりも学習時間が取れなかったときは、日曜日を活用して調整しましょう。

また、学習した時間を記録しておくと、学習計画の微調整を行う際の検討材料に活用することができます。

苦手を克服する勉強法

苦手を克服し、逆転合格を目指すには、学習計画に基づいて効率よく勉強を行う必要があります。

勉強量と勉強法のバランスをとり、どちらかに偏らないようにすることが重要です。

また、目標となる数値(偏差値や正答率など)を達成するために、どの程度実力との乖離があるのかをしっかりと把握し、つねに今の勉強法が正しいかを見直し続けましょう。

目指す目標によって求められる勉強法が変化するため、まずは苦手の克服をいかに効率よく行うかが重要です。

ここからは、苦手を克服するために押さえておきたい勉強法や勉強に取り組む際のポイントについて紹介します。

アウトプットを意識する

苦手を克服するためには、インプットだけでなくアウトプットを意識することが大切です。

①学習範囲の知識をインプットし、問題を解く(アウトプット)
②人に説明する
③理解度を管理・記録し、次の苦手克服に移る

この流れで苦手な領域の課題を人に説明できるレベルになれば、苦手が克服できたといえる状態になります。

また、苦手課題に取り組む際には、習熟度のレベルを正確に把握することも欠かせません。

たとえば「数Ⅰ、数Aまで遡らないとわからない単元がある」などのように、学年に関わらず躓いたところまで戻って学習し直す必要があります。

学習方法を理解度に応じて変える

学習方法を理解度に応じて柔軟に変えることで、より効果的に苦手克服に取り組むことができるようになります。

理解度を管理することで、インプットが必要か、テキストにトライできるレベルなのかなど、どんな学習内容が自分に合っているかを把握しやすくなるでしょう。

効率ばかり重視しようとして、きちんと理解できていない単元の過去問に無理に挑戦するよりも、まずは基礎を固めて知識をきちんと身につけることが重要です。

今の自分にはどの学習方法・内容が適しているのかを考え、自分の習熟度レベルに応じた学習内容にアップデートしていきましょう。

集中できる環境を整える

机の上を整理して集中できる環境を整え、勉強とプライベートのオン・オフをうまく切り替えることは受験勉強の効率を左右します。

たとえば「携帯をそばに置かない」「正しい姿勢で取り組む」「休憩するタイミングを決めておく」などの方法です。

自分がどのような状況であれば集中できるのかを考え、集中が切れる原因になる要素を取り除いて勉強に取り組みましょう。

また、気分転換に塾や図書館などの学習スペースを活用するのも効果的です。周囲の人も勉強に取り組んでいる中に身を置くことで、集中できる場合もあるのではないでしょうか。

しかし、学習スペースを利用できる時間帯には限りがあるため、まずは家庭の学習環境を見直すことからはじめると良いでしょう。

苦手単元を把握してくれている身近な先生を頼る

苦手単元を把握してくれている身近な先生に、アドバイスやフィードバックをもらうのも苦手克服に役立ちます。

学校の先生は普段の成績から、どの程度の習熟度があるのかを正確に把握しています。そのため、担当科目の先生を頼って自分がどこで躓いているのかをアドバイスしてもらうと良いでしょう。

また、先生はそれぞれの担当科目に関する知識や経験が豊富なため、効率の良い勉強方法や単元ごとのポイントなどを聞くことができます。アドバイスをもとにして、普段の勉強に取り入れてみるのも効率アップにつながるでしょう。

どうしても上手くいかないと悩む人へ

さまざまな勉強法を試してみてもうまくいかないこともあるでしょう。

「寝る間も惜しんで勉強しているのに…」
「好きなことを我慢しているのに…」
「もうできることは全部やったのに…」
「周りは同じ勉強法で結果が出ているのに…」

など、どうしても成績が伸びないと悩む人は多くいます。

うまくいかない原因は自分に何が足りないのか、どんな勉強方法が本当に自分に合っているかを知らず、効果的な方法を見出せずにいるからです。

そのような場合には、自分1人で悩み続けるよりも効果的な学習方法につながる教材やプロのサポートを活用すると良いでしょう。

「勉強したことで模試の結果が良くなった」などの成功体験が、受験勉強を続けるモチベーションのアップや自信につながります。

ひとりで悩み続けず、活用できるさまざまな手段を検討してみてはいかがでしょうか。

絶対合格を目指したいならAxisのオンライン家庭教師

「絶対医学部に合格したい」と考えているのであれば、Axisのオンライン家庭教師の活用がおすすめです。

プロのハイレベルな講師陣による受験勉強のサポートを受けることができるため、受験勉強をさらに効率よくする手段としてご活用ください。

ここからは、Axisのオンライン家庭教師とはどのようなシステムなのか、お勧めの理由やAxisのオンライン家庭教師の特徴について紹介します。

Axisのオンライン家庭教師をおすすめする理由

数多くの受験対策システムがある中で、なぜAxisのオンライン家庭教師が良いのでしょうか。

一人ひとりに合わせて全国から講師を紹介

Axisのオンライン家庭教師では、一人ひとりの目的や習熟度に合わせて全国から講師を紹介しています。

たとえば、医学部受験を経験した現役の医学部生や、多くの医学部合格実績を誇るプロ講師など、ハイレベルな講師が多数在籍している点が特徴です。

ハイレベルな講師が多い理由として、講師の採用にこだわり、効果的な指導を実現するための独自研修をしっかりと行っている点が挙げられます。

また、自分との相性に合わせて講師を交代してもらうこともできるので、自分に合う講師に指導してもらいながら受験勉強を進めることが可能です。

「最難関受験を目指す人にはプロ講師A」
「苦手科目の成績アップを目指したい人にはプロ講師B」
「自分と同じ志望校に現役合格した経験や体験をもとに指導を受けたい人は現役医学部生C」

など、自分に合う講師による指導を仰ぐことができる点がAxisのオンライン家庭教師の魅力のひとつです。

一人ひとりに合わせた成績アップをサポート

受験生によって、成績アップに効果的な方法や勉強の成果が出てくるまでのスピードは異なります。

授業の理解度や学習スピード、苦手単元などに合わせて次回の授業プランを立ててもらえるため、効率よく成績アップを目指せるのもAxisのオンライン家庭教師の特徴です。

また、学習のサポートとして勉強の指導を行うだけでなく、一人ひとりに合わせたアドバイスの仕方やモチベーションの上げ方までプロデュースしています。

講師としてだけでなく教育アドバイザーとして、生徒一人ひとりの目標や理解度、生活スタイルに合わせたカリキュラムを作成しているのもAxisのオンライン家庭教師ならではの魅力です。

受験の悩みや目標を気軽に相談できるほか、一人ひとりにあった成績の伸ばし方をアドバイスしてもらうことができます。

自分の苦手や特性に合う勉強方法、効率良く自分のやりたい学習ができる学習計画カリキュラムなどは、医学部受験に実績をもつAxisのオンライン家庭教師だからこそできるものです。

受験勉強をともに進めるパートナーとして、勉強だけを詰め込む受験対策ではなく、二人三脚で取り組みながら志望校合格を目指すことができます。

Axisのオンライン家庭教師の指導システム

Axisのオンライン家庭教師では、独自の指導システムとして講師が書いた板書をそのまま保存できるものを採用しています。

保存した板書をいつでも見返せるので、自宅学習時に振り返りながら受験勉強を進めることが可能です。

また、Axisのオンライン家庭教師であればパソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな媒体でいつでもどこでも学習できます。

忙しい受験生には、生活スタイルに合わせて通学中などの隙間時間も有効活用できるオンライン学習システムが最適です。

受験対策として、学習だけでなく医学部受験の小論文や面接対策も家庭教師のようなスタイルで行うことができます。

実際の医学部生の話や受験のポイント、経験談などを聞くこともできるので、より明確に受験当日をイメージしながら対策に取り組めるのではないでしょうか。

選べる受講スタイル

Axisのオンライン家庭教師では、選べるふたつの選択肢から生活スタイルや目的に合わせて受講スタイルを決定することができます。

「試験前のアドバイスが聞きたい」「受験範囲だけ強化したい」「試しに一度受講してみたい」という場合には、1回からでも指導が受けられるスポット受講がおすすめです。

「自分に合ったプランで指導して欲しい」「目標達成したい」「理解できるまでしっかり苦手科目を教えて欲しい」という場合には、通年受講が適しています。

自分の好みや達成したいことに合わせて受講スタイルを選ぶことができるので、無理なく効率的に学習できるでしょう。

また、医学部受験対策だけでなく、学校成績アップ対策もAxisのオンライン家庭教師で行うことができます。

「学校の成績を上げてモチベーションを上げたい」「本格的な受験勉強をはじめる前の高1・高2のうちに基礎を固めたい」という方におすすめです。

自分の状況や目的に合わせて受講方法が選べるのも、Axisのオンライン家庭教師だからこそできる受験対策・勉強方法になります。

まとめ

医学部受験は、さまざまな学部がある大学受験の中でも最難関のひとつといえるほどハイレベルな受験です。

苦手科目を作らないように普段から計画的に学習し続けることや、十分な学習量を確保することが欠かせません。

とはいえ、勉強をどれだけ頑張っても成績が伸びないことに悩む人は多いでしょう。

受験でうまくいかない悩みの原因は「自分にあった勉強法」が確立できていないことにあります。

自分に合う勉強法を取り入れるには、学習の進め方だけでなく「志望校に対応した入試対策」が必要になるでしょう。

Axisのオンライン家庭教師は、そんな医学部の受験勉強における悩みを解決するオンライン家庭教師です。

生活スタイルに関わらずいつでもどこでも授業が受けられるため、オンライン学習の強みと家庭教師の強み両方を取り入れた学習に取り組むことができます。

また、一人ひとりに合った学習計画をプロが設計してくれるので、苦手克服や効率の良い学習を進めるうえでも効果的です。

さらに、医学部受験の小論文や面接対策もAxisのオンライン家庭教師で網羅できるため、入試本番の不安解消にも役立ちます。

医学部受験を成功させたい!と本気で思っているならば、Axisのオンライン家庭教師をぜひご活用ください。

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高1、高2でプロ講師から必要な力を身に着けるのも良し。
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医学部はハイレベルかつ、狭き門です。
「早ければ早いほうが良い」「思い立ったが吉日」とあるように、
早め早めの行動が受験シーズンのアドバンテージに繋がります。

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