「いくら定期テストをしても点数があがらない」
「どうやってテスト対策をすればいいかわからない」
こういったお悩みを抱えているか中学生は多いのではないでしょうか。
実は、成績が上がらないのは勉強時間が問題なのではなく、「勉強の方略」が原因なのです。
勉強方略をしっかり決めると、
中間・期末テストの点数が5教科250-350点の人は、勉強方略次第で次回テストから50点アップが可能になります。
そこで、本日は「定期テストで50点アップできる簡単な方法」をお伝えします。
目次
テストの点数が伸びない原因
中間・期末テストの点数が伸びない原因は大きく3つあります。
・暗記が不十分
・定着が不十分
・理解が不十分
それぞれ説明します。
暗記が不十分
まず必要なのは「暗記」です。
英単語、数学の公式、国語の漢字、理科や社会の用語や人名など。
覚えないと点を取れないものはきっちりと覚えておきましょう。
※関連記事:定期テストで成績が上がらない子がやりがちな5つの事
定着が不十分
テスト勉強で学校の問題集を解いたときは正解できた。
それなのにテストになると、
「思い出せなかった」
「ミスをしてしまった」
ということ、ありますよね。
原因は「不十分な定着」です。
「学校の問題集で1度正解した問題だからもう大丈夫」
と思っていると、テストで間違えてしまうかもしれません。
人間の脳は1回思い出したくらいでは定着しません。「何度も」「正しく思い出して」ようやく定着します。
定着するまで繰り返し解くようにしましょう。
※関連記事:本当に成果の出る定期テスト対策とは ~公立中学編~
理解が不十分
理科の実験・観察問題、社会の記述問題など、
「なぜ二酸化炭素を水上置換法で集めるのか?」
「なぜ鎌倉幕府は永仁の徳政令を出したのか?」
といった、単元や事象の理解を求められる問題もたくさんあります。
こうした問題は記述対策をしたり、解説をよく読みこんだりして「理解度」を高めるようにしましょう。
ケアレスミスをなくせば1教科10点あがる
テストの点数が伸びないのは、前述のように「3つの不足」が原因です。
このなかでテストの点数を1番下げている原因を解消すれば、テストの点数は大きくアップします。
それは「暗記不足」と「定着不足」、つまり「ケアレスミス」です。
個人差はありますが、ケアレスミスで落としている点数は1教科あたり10点前後あります。
・数学の計算間違い
・英語の時制(現在、過去など)間違い
・国語の漢字間違い
・理科・社会の用語・人名ミス
など、思い当たるケアレスミスは多々あるでしょう。
これらが「ゼロ」になれば、それだけで5教科合計で50点アップします。
前回の定期テストが5教科250点の人なら、300点の大台に乗ります。
テストで50点あげるための勉強方法3つ
前項でお伝えしたように、
ケアレスミスをゼロにすれば、定期テストで50点あげることが可能です。
ケアレスミスをゼロにするための勉強方法を3つお伝えします。
ランダム学習をする
1つ目は、「ランダム学習をすること」です。
問題集は単元ごとに並んでいますから、普通は単元ごとに順番に勉強をします。
問題を解く順番をランダムにするのが「ランダム学習」です。
ランダム学習をすると、通常の学習よりも定着度があがることがわかっています。
あるアメリカの大学で行われた実験を紹介します。
この実験では、小学生を2つのグループにわけて立体図形の「面」「辺」「角」「角度」について教え、問題を解きました。解く順番をそれぞれのグループでかえたそうです。
1つのグループは「面」の問題ばかり解いてから「辺」の問題に移り、次に「角」、最後に「角度」と、種類別に取り組みました。もう1つのグループは、「面」→「角」→「辺」→「角度」→「辺」・・・のようにバラバラに取り組みました。
次の日にテストをしたところ、バラバラに取り組んだグループのほうが、成績が良かったのです。
同じような実験はイギリスのウェールズ大学でも行われました。やはりバラバラに学習したグループのほうが良かったのです。
実験条件にもよりますが、順番どおり勉強するよりランダム学習は1.1倍から2倍も成績が上がるそうです。
テストで見直しの時間をつくる
2つ目は、「テスト中に見直しの時間を5分つくること」です。
見直しをすれば気づいて防げるミスもあります。
では、テスト中に見直しをする時間がないとき、どうするか。見直しをするタイミングをつくりましょう。
たいていの定期テストは、「基本問題が7割で応用問題が3割」です。
ミスが出るのはほぼ基本問題です。テストの点数も、大半は基本問題での得点です。
基本問題が終わったら1度そこまでの見直しをしましょう。
解いている途中式やメモを問題用紙に書いていますから、答案用紙に書いた解答と照らし合わせます。
見直しの時間を入れると時間内に問題をすべて解けなくなるかもしれませんが、すべて解くことよりも見直しを優先します。
テストの目的は、「1点でも多くとること」です。最後まで問題を解くことではありません。
取れる範囲でごっそりと点数をかせいでおきましょう!
8時間寝る
3つ目は、「8時間寝ること」です。
睡眠不足になると脳は泥酔状態になります。学習効率が大きく下がっています。
せっかく勉強しても身につきにくい状態ならもったいないです。
中学生は毎日8時間の睡眠が必要とされています。
部活やテスト勉強で忙しいでしょうが、
「8時間寝ること」を生活スケジュールに入れるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
定期テストの点数がなかなか上がらない人は、ケアレスミスをなくしてみましょう。それだけで、一気に50点アップを果たした人がたくさんいます。
ケアレスミスは、日常の過ごし方や勉強の仕方ですぐに改善できます。
ケアレスミスがなくなり、さらに点数を上げたい方は弊社のホームページからご相談ください。
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