受験生が本番直前に迷いがちなのが冬期講習の参加です。最近はオンライン受講も流行っており、冬期講習を機に利用してみたい方も多いでしょう。今回は、受験生に冬期講習が必要な理由をおさらいしたうえで、オンライン家庭教師を利用するメリット・デメリットを解説します。冬期講習のオンライン受講に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
受験生に冬期講習が必要な理由
冬期講習は、塾や予備校などが冬の時期、冬休みに実施する季節講習です。志望校に合格するための重要な役割を果たします。実力不足を補うために参加する受験生も多い傾向です。
一般的には12月下旬から1月上旬の約2週間の期間で実施されます(塾によっては12月上旬から1月下旬にかけて実施することもあります)。短期間の受講で効果があるのか疑問を持つ方も多いでしょう。まずは受験生に冬期講習が必要な理由をお伝えします。
冬に無駄のない過ごし方ができる
冬休みは、中学受験・高校受験・大学受験の追い込みの時期です。志望校の過去問で判明した苦手分野を理解して、確実に解ける状態にすることを最優先に過ごします。
ただ、お子様の勉強と保護者様のサポートだけでは、解けない問題が残ってしまう場合があります。苦手分野に独学で取り組んだ結果、一向に理解できず時間を無駄にしてしまうのが最悪のパターンです。
その点、冬期講習は受験直前対策をテーマとしたカリキュラムが多く、過去問演習をしながら苦手分野を克服できます。貴重な冬休みの時間を無駄にせず、着実に本番の得点アップを狙うことが可能です。
過去問対策に少しでも不安があれば、冬期講習を受けない理由はありません。
※学力によっては冬期講習で対策しても不合格になるケースも少なくありません。本番直前に焦らないように、遅くとも受験学年の1学年前から対策することが重要です。小5・中2・高2の冬に、「年明けがもし受験だったら…」と想定してみると、冬からの対策に真剣に取り組めるでしょう。
冬の悩みを解決する機会になる
受験生として冬を過ごすとき、最も大きく膨らむ悩みが、勉強方法に対する不信です。このままの方法で合格できるか悩み始めます。
方法が誤っていれば早急に対処しなければなりません。しかし、正しい方法を変えてしまうと逆効果です。
迷いや不安が暴走すると、メンタルの不調をきたしたり、睡眠不足で起きれない日が増えたりして、最終的な勉強時間も減ります。
必要に応じて自分の悩みを吐き出せるメンターの確保が極めて重要です。メンターがいればアドバイスに基づき迷わず勉強に専念できます。ほかの悩める受験生より有利に試験に臨めるでしょう。
冬期講習は新たに塾と接点を持ち、メンターを見つけられるよい機会です。塾に通っている方であれば、いつもと違った講師からアドバイスを受けることもできます。不安で勉強に集中できない場合は、冬期講習がスランプ克服の糸口になるかもしれません。
受験生が冬期講習をオンライン家庭教師で受講するメリット
受験生は冬にさまざまな悩みを抱えがちですが、オンライン家庭教師で冬期講習を受講することにより、課題を解決できる場合もあります。冬期講習をきっかけによい教師と出会い、進学後の学業にまで好影響が生じるケースも少なくありません。
引き続き、受験生が冬期講習をオンライン家庭教師で受講するメリットを解説します。
自分の状況に最適な指導を受けられる
集団塾の冬期講習では、自分だけの特別指導を受けられません。オンライン家庭教師はマンツーマンレッスンを受けられるので、受験の直前対策として自分の状況に最適な対策を行ってもらえます。
志望校の過去問対策に注力してもらえるのはもちろん、塾によっては小論文や作文、面接の対策をお願いすることも可能です。
メンタルケアを受けられる
オンライン家庭教師は個別指導であることから、集団塾よりも講師や教育アドバイザーとの距離が近く、悩みを相談しやすいです。
ほかの生徒がいると話しにくい悩みも映像通話であれば気にせず相談できます。たとえば、勉強方法に対する迷いやモチベーションの低下、体調不良などで悩んだとしても、細やかなアドバイスや声かけでメンタルをケアしてもらえます。
冬期講習を期にメンターをつけたい場合は、オンライン家庭教師を検討してみてください。
感染症のリスクを減らせる
受験生にとって冬に流行するインフルエンザは大敵です。
オンライン家庭教師であれば自宅から出ずに授業を受けられるので、インフルエンザに感染するリスクは低くなります。
受験本番まで万全な状態で臨めるため、合格の可能性を大幅に高められるはずです。
冬に寒い思いをせずに済む
受験生は寒さによる体調不良にも注意しなければなりません。その点、オンライン家庭教師は自宅で授業を受けられるので、冬に寒い思いをして塾に通わなくて済みます。
受験勉強の寒さ対策として、オンライン家庭教師で冬期講習を受けるのもおすすめです。
塾を掛け持ちすることも可能
オンライン家庭教師は都合のよい時間に授業を受けられます。集合塾や予備校の冬期講習を受ける場合でも、授業後や休校日にオンライン家庭教師を併用して、苦手分野をフォローすることも可能です。
同じ教材で指導してもらえるところを選べば、教材費を増やさずに補習を受けられます。
塾の掛け持ちについて詳しく知りたい方は下記の記事もチェックしてみてください。
進学後のサポートも継続して受けられる
オンライン家庭教師の講師は、冬期講習を機に生徒の傾向や弱点を個別に把握できるため、合格後の進学に向けた勉強も効率的にサポートできます。
進学後の定期テスト対策を早めに始めてもらい、受験に向けて学校の成績を良好に維持することも可能です。
中1・高1の最初の定期テストがうまくいくと、偏差値の高い高校・大学にも進学しやすい傾向もあります。将来的なサポートを見越して、冬期講習からオンライン家庭教師を利用しておき、進学後最初のテストまで学習習慣を損ねないように継続するのがおすすめです。
受験生がオンライン家庭教師で冬期講習を受講するデメリット
受験生がオンライン家庭教師で冬期講習を受講するメリットを解説しました。ただ、オンライン家庭教師にはメリットだけでなくデメリットもあります。
引き続き、受験生がオンライン家庭教師で冬期講習を受講するデメリットを解説します。
競争によるモチベーションアップが期待できない
オンライン家庭教師はマンツーマン指導なので、ほかの受験生の様子がわかりません。ライバルが勉強している姿、受験に立ち向かう姿を見られず、競争意識が湧きにくいです。
競争によるモチベーションアップは少なからず合否にも関係します。
可能であれば学校の友人と連絡を取り合い、一緒に勉強する時間を確保するとよいでしょう。
授業後に自宅でだらけてしまう恐れがある
オンライン家庭教師の場合は、授業後に講師の監視下を離れるため、緊張感の低下によってだらけてしまう恐れがあります。休憩時間が長引いたり、寝てしまったりすることもあるでしょう。
自分に甘いお子様だと学習効果が薄れるかもしれません。オンライン家庭教師を利用するときは、図書館やカフェを活用したり、塾を掛け持ちして自習室を利用したりすることも検討してみてください。
まとめ
従来の冬期講習は塾に通うのが一般的でしたが、オンライン家庭教師の普及によって冬の学習効率も高まり、今までよりも合理的な受験対策ができるようになりました。
オンライン家庭教師は通塾の必要がありません。通塾時間を減らせば、ほかの受験生よりも勉強時間を増やすことも可能です。競争相手と時間差をつけることで、志望校への合格率を高めやすくなるでしょう。
オンライン家庭教師の冬期講習に興味を持った方は弊社ホームページにて。