今回は一般的な中学受験ではなく、小学受験を経て付属中学校を受験し内部進学した、現在大学生、オンラインで講師をされているAさんのお話になります。
小学受験を終え、中学校に進学する際に考えていたこと、していたこと、するべきだったと後悔したことなど、正直にお答えいただきました。
生の声を是非お聞きください。
目次
中学受験対策
中学受験のきっかけ、志望校の決め手
通っていた小学校が教育大の附属だったので、生徒の半分がそのまま附属の中学へ進み、残り半分が私立中学の受験をする、という環境でした。
先輩や同級生の多くが進学し、小学校の隣の敷地にあって既に馴染みがあり、進学後の費用的にも私立と比べて安い、などの理由で附属中学への受験を決めました。
受験対策(受験対策スタート~6年生~受験直前)
私としては対策をする気力が中々湧かなかったのですが、親が過去問集を買ってきてくれたので、1,2年分を解きました。確か受験科目は算数と国語だけだったと思います。
中学受験用の対策をしている人向けに作られた問題を、ほぼ対策無しで解いたので、算数(特に図形)がボロボロで、復習をしてもよく理解できなかったのを覚えています。
入試当日
当日も、過去問を解いたときと全く同じで算数の問題が全然できず、しっかり対策をしていれば大丈夫と聞いていたとはいえ、試験問題を眺めながら非常に焦ったことをよく覚えています。
友達が通っている中学受験対策塾に、長期休みの講習で行ったことが何度かあったものの、レギュラーで通っている人たちについていけるわけもなく、復習せず放置していたことを今更ながら少し後悔しました。
合格した後にするべきこと
入学まで
私立中学受験をしなかったため、中学入学時点から高校受験をすることを決めており、入学前の春休みには塾のクラス認定テストを受けに行きました。
科目が入試と同じく数学と国語のみだったので、数学は全然出来ないものの国語で何とか稼ぎ、トップクラスの認定を頂き、春期講習を受けました。
入学後に認定テストを受けると英語も受けなくてはならないと思うので、入学前にやっておいて良かったです。
授業開始後
そのまま春期講習を受けた塾でレギュラー授業を取り、週1回日曜に通いました。
5教科とも取っていたので日曜一日中授業を受ける形でしたが、同じ小学校・中学校の友人も多く通っていた校舎だったので楽しく通うことができたのに加え、年3回のクラス替えテストというプレッシャーを強く感じながら勉強をしっかり継続することができました。
学校の授業だけでなく、高校受験に向けた刺激を受けられる場所に所属し続けていたのは良かったと思います。
まとめ
私は小学校からの内部進学なので、いわゆる“中学受験”といえるような体験ではありませんでしたが、一般的な“中学受験”をした方との共通点が1つあります。
それは、そこで終わりではないこと、です。私の場合は高校受験と大学受験が、中高一貫校に進まれる方は大学受験が、大学まで内部進学で行ける方でも就職活動が、その後ろには控えていると思います。
目の前の中学受験も勿論大切ですが、それだけを見るのではなく、何を目標にした進路選択なのかを踏まえて受験が終わった後の行動に繋げられると良いと思います。
まなレポ編集部所感
いかがでしょうか。今回は小学受験から内部進学を経験した方の体験をお伝えしました。
一般的な中学受験とは少し違いはありますが、自身の勉強量の少なさに後悔したり、中学受験が終わった後に、さらに先の進路を見据えなくてはいけないことなど、共通する部分も多くあります。
勉強においては、受験に向けた刺激を得られるような、学校とは別の環境に身を置いたことも良かった、ともお話しされていましたね。
自分一人で勉強を進めるのは難しい!こんな講師に受験のサポートをしてほしい!という方は、弊社ホームページにて。
適性検査対策のご案内もございますので、参考になれば幸いです。
多くのノウハウを持つ、教育アドバイザーにご相談下さい。