課題テストとは? 対策すべき理由や勉強法、結果がやばいときにすることを解説!

長期休暇明けに実施される課題テストは、しっかり対策すべきか迷いやすい試験です。「課題テストは成績に入る?」「ノー勉でも大丈夫かな?」などと、課題テストに関する不安はさまざまでしょう。結論としてほかのテストと同様に対策すべきです。今回は、課題テストの概要をおさらいしつつ、対策すべき理由や勉強法などを解説します。テスト返却後にすべきことにも触れているので、あわせて参考にしてみてください。

課題テストとは?

課題テストは、主に長期休暇中に出された課題について知識の定着度を確認するテストです。

定期テストのように必ず実施されるわけではありませんが、一般的には公立・私立の区分、中学・高校の区分を問わず実施されています。

学校ごとに試験範囲やルールが通知されます。長期休暇直前の定期テストが範囲になりやすいです。

科目によっては、課題テストにともない課題の提出が必要な場合もあり、長期休暇に課題テキストが郵送され、学習を求められることもあります。

課題テストを対策すべき理由

課題テストは定期テストよりも重要度が低いですが、対策すると良い影響が生じることもありますし、反対に悪影響が生じるかもしれません。課題テストを対策すべき理由について解説します。

理由1.学校の授業についていけるか判断できる

課題テストは授業の理解度を試す試験であり、点数が低い場合は授業についていけていない可能性があります。

長期休暇明けには新しいことを次々と学ぶため、対策を講じなければますます学力が低下してしまうかもしれません。

その点、課題テストの勉強は自分の学力を見つめなおすのに良い機会です。

長期休暇中にテスト勉強を行ってみて問題があれば、塾に相談するなどの対策を検討してみましょう。プロからアドバイスをもらえば、新学期の授業についていけない事態を回避できるはずです。

理由2.対策しやすく高得点を目指しやすい

課題テストは、長期休暇前の定期テストが出題範囲となることがあり、直前の記憶を活かして対策できます。復習するだけでも良い成績を残せる場合もあるでしょう。

また、長期休暇の課題内容がそのままテストに出題されやすく、的を絞って対策をしやすいです。努力が反映されやすいので、しっかり時間をかければ高得点をとれる可能性もあります。

成績に反映されにくい場合でも、努力が数値に現れると勉強に対するモチベーションも高まるので、対策しないのはもったいありません。課題テストを起爆剤にして新学期の学習意欲を高めましょう。

理由3.次回の定期テストに出題されるかもしれない

課題テストは次回の定期テストの出題範囲になる場合もあります。

たとえば、春休みの課題が1学期の中間試験の範囲となる前提で出題されるケースも少なくありません。

課題テストに力を入れて学習すれば、定期テストの点数を高めやすくなるでしょう。

理由4.成績に入る可能性がある

課題テストは定期テストほどウエイトは大きくありませんが、反映される場合もあり、油断はできません。たとえば、定期テストの一部として扱われる場合は、定期試験の成績に加算され、内申点として評価される可能性もあります。

授業の評価の一部として実施される場合は、出席や提出物と同様に授業の参加度や理解度のチェックとして扱われる可能性があります。成績に大きく反映されるわけではない一方で、補足的に評価対象になるケースもあるでしょう。

課題テストの点数が低ければ、定期試験の成績や授業態度が良くても、教師に手を抜いているイメージを与えてしまい、最高評価が得られないかもしれません。ノー勉で受けることなく、最善を尽くすようにしましょう。

理由5.選抜入試の出願で不利になる恐れがある

高校生の場合、総合型選抜・学校推薦型選抜入試の出願では、書類審査で評定が応募条件になるケースもあります。

課題テストの点が悪く、評定に影響してしまえば、出願できなくなるかもしれません。

そもそも推薦を受けたいのであれば、学業に対する模範の姿勢を貫くのが合理的です。

選抜入試の出願で不利にならないよう、課題テストで手を抜かないようにしましょう。

選抜入試の書類審査について気になった方は下記の記事で対策もご確認ください。

総合型選抜入試を制するためには書類審査と小論文の早期対策が必須!

課題テストの勉強法

課題テストの勉強方法も通常の定期テストと同様に、学校から指定されたテスト範囲を熟読し、重点的に学習をします。

「p~の〇番は出題しない」などの補足が記載される場合もあるので、見落として余計な範囲を勉強しないように注意してください。

学年末考査が範囲になっている場合は、直前の定期試験の問題と解答用紙を見直し、間違えた問題を解き直してみます。

長期休暇中は、先生や友人に教えてもらうのが難しいです。教科書や参考書などを見直したり、インターネットで調べたり、家族に教えてもらったりして、間違った問題について解けるようにしておきましょう。

課題テストの結果がやばいときは?

課題テストの勉強をしても結果が悪くなることもあります。テスト返却後に間違った問題を放置すると、当然ながら志望校の入試でも解けません。

課題テストの勉強方法と同様に必ず復習しましょう。長期休暇の場合と違って、学校の先生や友人などに教えてもらうことも可能です。

そもそも課題や授業が理解できておらず、問題の解き直しすら困難なケースもあります。「やばい…」「どうしたらよいかわからない…」と感じたら、個別対応してもらえる学習塾を頼ることも検討しましょう。マンツーマンで課題テストが解けなかった原因を分析してもらい、どこまで遡って学習すべきか提案してもらえます。

なお、課題テストの点数が悪くても定期テストで高得点を取れば、内申、評定で好成績を残すことも不可能ではありません。挽回できる余地があるので、課題テストが終わってからすぐに気持ちを切り替えることが重要です。危機感をバネに新学期の授業や定期テストの早期対策に集中しましょう。

定期テストは暗記によって得点を高められるケースもあります。定期テストに役立つ暗記方法を解説した記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。課題テスト対策にも活用できる内容ですので、課題テストの勉強方法としてもお役立てください。

定期テストに役立つ暗記方法は? 科目別の勉強法やいつから始めるべきか解説!

また、定期テストや課題テストは親のサポートによっても結果が左右されることもあります。本記事を保護者様がお読みになられているのであれば、ぜひ下記の記事で親のサポート、やってはいけないNG行動についてもチェックしてみてください。

中学生の定期テストに必要な親のサポート8選! やってはいけないNG行動も理由とともに解説

まとめ

課題テストは、現状の学力を把握する目安として役立ちますし、成績評価とも少なからず関係がある場合もあります。定期テスト同様に油断せず取り組みましょう。

とはいえ、課題テストは定期テストとの学習と違って主に休暇中に対策するため、学校に頼らず独学しなければなりません。

学習スケジュールの管理に失敗すると結果が悪くなる恐れがあります。できれば塾の先生にスケジュールを提案してもらうのがおすすめです。

長期休暇中の課題テスト対策、学習計画に不安がある方は弊社ホームページにて。