オンライン家庭教師の掛け持ちってどうなの?塾関係者はこう語る

オンライン家庭教師の掛け持ちって?

オンライン家庭教師は、継続的な受講はもちろん、塾の掛け持ち(併用受講)にもメリットがあります。今回は、掛け持ちの実態と共に、オンライン家庭教師がなぜ塾との掛け持ちにも向いているかを説明させていただきます。

塾の掛け持ち(併用受講)の実態

塾や家庭教師を利用することが一般的になり、毎週同じ塾で受講するだけでなく、塾の掛け持ちをする人も増えました。一般的な利用を基本編とすると、掛け持ちは応用編になります。ではどれくらいの人が、どのように掛け持ちを利用していているのでようか?失敗例も合わせて紹介します。

掛け持ちをしている人の割合は?

我々が確認したところ、受講生の4割から5割は併塾しています。また、少し古い資料になりますが、平成20年に文部科学省が行なった「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によれば、塾・家庭教師・通信教育など複数の学習活動を行っている子どもは、小5から中3まで4割以上になります。
掛け持ちはもう当たり前と言えます。

掛け持ちの利用方法は?

目的によって利用方法は様々ですが、よく利用される方法は下記の通りです。

MEMO
  • 苦手科目のフォローをする為に掛け持ち(併用受講)を利用
  • 特殊な科目や内容を受講する為に掛け持ち(併用受講)を利用
  • 学習状況に合わせた授業追加のしやすさの為に掛け持ち(併用受講)を利用

これらの掛け持ちの利用方法を、実例を元に紹介します。

苦手科目のフォローをする為に掛け持ち(併用受講)を利用

塾で受けている科目と同じ科目を掛け持ちするケースです。塾とオンライン家庭教師で授業内容を分ける人もいますが、大抵は塾の宿題やテストで分からない問題を解説してもらいます。
塾の授業で一度解説してもらって分からなかった問題ですから、再度塾で解説をしてもらっても分からないままになることが多いです。オンライン家庭教師から1:1の解説を受けたり、質疑応答を対面時の様にリアルタイムで行ったりすることで、理解度が格段に上がります。

特殊な科目や内容を受講する為に掛け持ち(併用受講)を利用

小論文の添削、英語や数学の検定や適性検査の対策など、特殊な科目を掛け持ちするケースです。集団塾では一斉に授業をするため、英語・数学の受験対策や学校の教科書に合わせた対策など、多くの人に共通する科目や内容を扱います。その勉強を塾でしつつ、「今だけ」「自分だけ」必要な科目の対策をオンライン家庭教師で並行して進めます。

学習状況に合わせた授業追加のしやすさの為に掛け持ち(併用受講)を利用

定期テストや季節講習などに、そのときの学習状況に合わせて授業回数を調整するケースです。
一斉授業の塾ではカリキュラムが一律固定ですが、生徒の学習状況は千差万別です。普段は数学が得意だけど今習っている図形は苦手。理科で暗記中心の生物・地学分野なら大丈夫だけど計算や図表の読みとりが多くなる物理・化学分野は授業で教えてほしいなど、理数科目は範囲によって得意・不得意が分かれます。個別指導塾についても、回数、時間が固定しているコースなどでは、後数回授業を増やしたい場合がありと思います。オンライン家庭教師は1回から単発で授業追加できるので、個々の状況に応じた対応がしやすいです。

掛け持ちで失敗する人の例は?

では、塾を掛け持ちすれば誰もが成績が上がるかと言えばそうではありません。
塾の宿題が多くなり、フォローが追い付かなくなって、分からないままになる問題が増えてしまった。検定の勉強に時間をかけすぎて学校の勉強が手薄になってしまった。勉強する科目が多くて、ある科目の成績が上がれば別の科目の成績が下がったなど、様々です。

失敗の理由あるある
  • 塾の宿題が多くなりすぎて追いつかなくなる
  • 学校の勉強が手薄になり、基本がおろそかになる
  • 成績が伸びても、他の科目の成績が悪くなる
共通しているのは、塾や家庭教師を利用して「どういう学力を身につけるために、どういう学習リズムを作るか」が明確でないことが挙げられます。
目標や苦手分野は人それぞれ違います。自分の弱点解決の整理が行われないまま、掛け持ちを、「勉強するために利用する人」は失敗しがちです。塾や家庭教師を選ぶ際も、「勉強するために行く」ではなく「どういう学力や学習リズムをつけるために行くのか」をイメージして勉強する必要があります。

掛け持ち(併用受講)を成功させるオンライン家庭教師の3つの強み

目標となる学力や学習リズムが分かれば、あとはそれを実現させるのみです。その実現にあたって、オンライン家庭教師の持つ強みが非常に役立ちます。
前述の利用パターンで、それぞれどのような強みが役立つのか説明します。

ここがPOINT
  • 【強み①】オンライン家庭教師は教材を自由に設定できる
  • 【強み②】オンライン家庭教師は受講する科目や内容を自由に設定できる
  • 【強み③】オンライン家庭教師は移動時間が0分で、受講時間も自由に設定できる

【強み①】オンライン家庭教師は教材を自由に設定できる

オンライン家庭教師では教材を自由に設定できます。市販教材はもちろん、塾の専用教材や公開テストなども扱えます。ただし、時間は限られていますから、勉強時間を増やすというより学習効果を高めることが目的です。
一度取り組んでみて分からなかった塾の宿題を1週間後の授業で解説してもらっても、大抵遅いです。その問題の何が分からなかったのか、自分がどう解こうとしたのかを忘れています。忘れたことを一つ一つ思い出すのに時間をかけるよりも、忘れる前にオンライン家庭教師に聞くほうが早いです。
しかも1:1で質疑応答を重ねると、理解したと思っていて実は勘違いしていたことに気づいたり、問題集の解説に載っていない内容を教わって理解が深まり、ほかの問題を解くのに応用できるようになったりします。単なる時短だけではなく、合格や成績アップに大きく一歩前進できます。

【強み②】オンライン家庭教師は受講する科目や内容を自由に設定できる

小論文や適性検査には、決まった正解や公式がありません。自分の持っている知識をその場でいかに使えるか、いかに自分なりの意見をまとめられるかがポイントです。そのため、持っているべき知識を持っていなかったり、自分の書いた解答が教材の解答と違っていたりすれば、そこから勉強が進まなくなります。添削して1:1で質疑応答を重ねることで、足りない部分をピンポイントに埋め、良い点や改善点・改善方法が分かるようになります。
オンライン家庭教師では学習目的に応じて授業内容を組み立てるので、こうした特殊な対策も可能です。

【強み③】オンライン家庭教師は移動時間が0分で、受講時間も自由に設定できる

大抵の塾は毎週同じ曜日・時間に授業をしますから、今の塾に通いながら別の塾にも通うとなると、1週間のスケジュールがかなり詰まってしまいます。結果、どちらの塾の勉強も中途半端になり、「それなら元の塾だけでいいかな」となります。
その点、オンライン家庭教師は移動する時間が必要ない上に、1回の授業が40分と短く済むことが多いです。塾のある日でも受講可能ですので、時間的負担を小さくしながら転塾を検討できます。

まとめ

いかがでしたか?新しく普及してきたオンライン家庭教師だからこそ、従来の塾や家庭教師ではできないような「その子にあった最適な学習内容や学習リズム」を見つけることができます。塾や学校で「第一志望校をあきらめなさい」と言い渡された生徒がオンライン家庭教師でエンジン全開になって、第一志望校合格を勝ち取れています。

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