年末年始・正月は勉強しない?できないときの考え方や受験生の対策・勉強場所も紹介!

年末年始・正月に勉強すべきか迷う受験生も多いでしょう。今回は、年末年始・正月に勉強しないリスクについて解説するとともに、勉強できないときの考え方や本番の得点アップにつながる対策、主な勉強場所なども紹介します。年末年始・正月の勉強について迷いがある方はぜひ参考にしてみてください。

年末年始・正月は勉強しない?

年末年始とは一般的に、1年の終わりから翌年のはじめにかけての時期をさします。

役場に関しては、行政機関の休日に関する法律から原則として12月29日〜1月3日に定められています。企業に関しても、12月29日~1月3日前後とされるケースが多いです。

学校における2学期の終業式はおおよそ年末よりも前に行われて冬休みが始まり、年始を過ぎたあたりから始業式が行われる傾向です。

冬休み期間には年末年始や大晦日、お正月が含まれており、祝福ムードによって緊張の糸がほぐれ、勉強のリズムが崩れる恐れがあります。

勉強しない日を増やすと、再びリズムを戻すのが難しくなることもあります。そのため、基本的には年末年始や大晦日、お正月も規則正しく勉強を続けるのがセオリーです。

年末年始を含めた冬休みの過ごし方を事前に決めて、時間を無駄にしないように計画をしておきましょう。

年末年始に受験生が勉強できないときは?

年末年始といえども、受験生は基本的に勉強すべきという結論をお伝えしました。とはいえ、根性論だけではどうしても勉強できないお子様もいるでしょう。やる気が出ない状態では、ストレスばかりがたまって、勉強に集中できないこともあります。

どうしても勉強できないときは、無理にやる気を出そうとするのではなく、考え方から変えるのがおすすめです。特におすすめなのが、年末年始に勉強するメリット・勉強しないデメリットを考えることです。

年末年始に勉強するメリットを考える

年末年始に勉強するメリットを考えることで、無理にやる気を出さなくても能動的に学習に打ち込みやすくなります。当たり前のことではありますが、人間は自分に得があることであれば、自然に行動したくなる生き物だからです。

年末年始に勉強するメリットを挙げてみます。

・ほかの受験生が休んでいる間に勉強をすることで有利に受験できる

・年末年始でも勉強を頑張ったという事実により受験当日のメンタルが安定しやすくなる

・志望校に合格して理想の学校生活を送れる可能性を高められる

 

年末年始に勉強しないデメリットを考える

年末年始に勉強しないデメリットを考えることで、勉強しないことで起こるリスクが明確になります。恐怖感や不安を原動力に勉強時間を増やせる可能性が高いです。

年末年始に勉強しないデメリットも挙げてみます。

・年末年始に勉強をさぼったという事実により不合格になったときの後悔が大きくなる

・対策不足で本番の時間配分に失敗して本来の実力を発揮できない

・不合格になったあとに解いていない過去問とほぼ変わらない出題があったことに気づく

ほかにも危機意識を高めるようなデメリットをたくさん考えて、年末年始に勉強をするガソリンを確保してみてください。

年末年始における受験生の対策

年末年始の期間を有効活用するには、得点アップ・合格に直結する勉強が大切です。年末年始における受験生の対策を中学受験生・高校受験生・大学受験生の場合に分けて解説します。

中学受験生の場合

公立学校に通う小学生の場合、基本的に中学受験をしないお子様のほうが多いです。年末年始は周りのお子様に流されて、勉強意欲が下がる恐れもあります。年末年始、正月の時間を無駄にしないよう、塾などで入試本番対策をしてもらうのが理想的です。

今まで培ってきた知識や解法、思考力を存分に発揮し、時間内に最高の答案をつくれるよう、過去問演習について指導してもらいます。問題に取り組む順序、捨てるべき問題、時間調整などを再確認しましょう。わからない問題は納得いくまで質問し、基本問題や暗記問題(特に日本地図など)の失点については自学自習で補強します。

小学生は中学生や高校生よりも人生経験が浅く、うまく体調管理ができないお子様もいます。早めに就寝したり、手洗いやうがい、マスクの着用を心がけたりして、体調管理も万全にしましょう。

高校受験生の場合

高校受験の入試問題では、大学受験と違って暗記で得点アップを狙える分野も多いです。

私立・公立ともに過去問演習に取り組みながら、漢字や英単語など覚え損ねている穴を埋めていきましょう。

受験で作文が必要なのに書き方がわからない場合は早急に対策をしてください。作文はルールを勉強すれば高得点を狙える試験です。

専門家に添削してもらって書き方を教えてもらうだけでも結果が大きく変わります。年末年始からの勉強でも本番に間に合うかもしれません。

各科目の暗記のコツについては下記の記事を参考にしてみてください。

定期テストに役立つ暗記方法は? 科目別の勉強法やいつから始めるべきか解説!

大学受験生の場合

国公立大学の受験であれば共通テスト対策の最後の追い込みをします。

共通テストの予想問題を解くなどして、弱点部分を可能な限り復習しましょう。時間不足やミスの原因を把握して最後の準備をすると安心です。2次試験の小論文対策をしていないのであれば、高校受験生の作文と同様に、少しでもよいので年末年始の勉強に組み込みましょう。

私立大学の受験であれば、第一志望大学のまだ解いていない年度の過去問も解きます。合格に必要なレベルの問題を見極めて勉強するのが鉄則です。余力があれば高難度の問題までマスターしてほかの受験生に差をつけましょう。

第一志望以外の過去問もバランスよく解き、ハイスコアを目指してください。高得点を見れば受験の恐怖が和らぎ、第一志望に向けた勉強に専念しやすくなるはずです。

年末年始の勉強場所

年末年始の勉強場所としては、図書館・カフェ・塾などが挙げられます。それぞれの年末年始の営業時間の傾向は下記の通りです。

勉強場所 年末年始の営業時間の傾向
図書館 年末年始は基本的に休館になりやすい。
カフェ 店舗の方針によって異なり、1月1日のみ休みとする店舗や、年末年始休まず営業している店舗もある。
塾の方針によって大きく異なり、1月1日のみ休館とする塾や、1日も正月特訓をする塾、年末年始は休業する塾もある。

年末年始は図書館を使うのが難しいです。最寄りに年末年始に営業しているカフェや塾がなければ、自宅で勉強することになるでしょう。

ただ、最近は新たな選択肢としてオンライン家庭教師も検討できるようになりました。講師とスケジュールを調整すれば、年末年始に自宅で授業を受けることも可能です。年末年始も特訓を受けたい方は検討してみるとよいでしょう。

年末年始に限らず、冬にオンライン家庭教師を利用するメリットについては、下記の記事をご確認ください。

受験生が冬期講習にオンライン家庭教師を利用するメリット・デメリットを解説!【中学・高校・大学受験生必見】

まとめ

受験生は年末年始に勉強すべきという結論をお伝えしましたが、休息して受験まで走りぬくという考え方もあります。

年末年始の勉強に対する考え方には正解がありませんので、あくまでお子様・保護者様の判断に委ねられます。休息を優先する場合は、保護者様がメリハリを意識してモチベーションを管理することが重要になるでしょう。もし判断に迷うようであれば、受験指導の専門家に相談を受けてみてください。

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