中学生の定期テストに必要な親のサポート8選! やってはいけないNG行動も理由とともに解説

定期テストは通知表の評価に直結する試験です。親としてはお子様によい結果を出してほしいところでしょう。中学生の定期テストは、親の関わり方によって成果を高められる可能性があります。今回は中学生の定期テストにおける親のサポートの必要性をはじめ、保護者ができるサポートをテストの前後に分けて解説します。やってはいけないNG行動もまとめたので、サポートをする前に把握しておきましょう。

中学生の定期テストは親のサポートは必要?手伝うほうがよい??

中学生の定期テストで親のサポートが必要かどうか判断に迷う方も多いかもしれません。

結論として、中学生の定期テストでは最低限の親のサポートが必要ですが、勉強をつきっきりで手伝う必要はありません。

お子様の非効率な学習を放置すると、定期テストの点数が下がる恐れがあります。親が気づける範囲で学習方法を正すことで、勉強時間を無駄にするリスクを減らせるでしょう。

ただ、中学生の年代だと反抗期のお子様もいます。過剰に定期テストの勉強を手伝う親がうざいと感じて、やる気を失うケースもあるでしょう。そもそも親が教えた勉強方法がお子様にマッチするとも限りません。

あくまでお子様の自主性を尊重したうえで、本当に必要なサポートを見極めて手伝うことが重要です。

中学生の定期テスト前にできる親のサポート

中学生の定期テスト前にできる親のサポートをまとめてみます。試せそうなものがあればぜひ始めてみてください。

目標の設定を手伝う

お子様によっては目標を決めずに定期テストの勉強をしてしまうかもしれません。目標を決めたほうが学習の方向性が明確になり、迷わず勉強に専念できます。親が目標の設定を手伝ってあげると安心です。

たとえば、「学年順位を10位上げる」「英語で80点以上を目指す」「各科目で平均点を超える」などの目標設定が挙げられます。

難しい目標だと達成できずに落ち込むリスクが高まるので、なるべくクリアしやすい目標に調整してあげましょう。

スマホを預かる

スマートフォンには、チャットや動画、ゲームなど、勉強の集中力を妨げる要因がたくさん詰まっています。

定期テスト期間に勉強するとき親がスマホを預かれば、お子様の勉強がはかどりやすくなります。

ただし、強制的にスマホを預かるとお子様と喧嘩になるかもしれません。了承を得たうえで実行しましょう。

一緒に勉強する

親御さんがお子様と一緒に勉強することも定期テスト中のサポートになります。誰かと一緒に勉強することは意外と楽しく、適度な緊張感により集中力も高まりやすいです。

実際に中学生と一緒に勉強する親御さんもいらっしゃり、集中を呼びかけなくても自然に勉強してくれるとのことです。

自分が興味を持っていることでもよいので、親が勉強する姿をお子様に見せてはいかがでしょう。

勉強の環境を整える

勉強の環境を整えるだけで、お子様の学習意欲が湧いたり、学習効率が高まったりする可能性があります。

具体的に検討できる環境整備の例は下記の通りです。

・教材を広げやすいように広い机に変える
・勉強の集中力が低下しないように疲れにくいイスに変える
・暗記用の単語カードを用意する
・雑音が気にならないように耳栓を用意する
・眠気を感じづらい照明に変える

勉強の環境を整えるにはお金が発生しがちです。お子様だけでは取り組めないこともあるので、親としてできることがあれば前向きに協力しましょう。

中学生の定期テスト後に行いたい親のサポート

中学生の定期テストが終わったあとも親のサポートが重要な役割を果たします。引き続き、定期テスト後に行いたい親のサポートについて解説します。

苦手分野のフォロー

定期テストで判明した苦手分野を放置すると、後続の学習に支障をきたしかねません。

たとえば、数学で方程式につまずくと連立方程式も解けなくなります。英語でS(主語)・V(動詞)・O(目的語)といった文型の要素を理解できていない場合、その後の英文法がほとんどわからなくなるでしょう。

親が苦手分野をすべてフォローするのは時間の観点からも限界があります。今後の学習に影響する苦手分野を見極めて復習を促しましょう。

正解できた問題を褒める

定期テストの点数が悪いと親に言えないお子様もいるでしょう。ただ、点数を把握できないのは親としては不安ですし、その後の対策もサポートしづらくなります。

親が怖いと定期テストの結果を言い出しづらくなるのは明白です。頑張ったのに親から怒られてしまえばやる気を失うリスクも高まります。

定期テスト後は点数の確認もかねて、正解できた問題を褒めてあげましょう。定期テストの点数が悪くて落ち込むお子様を励まし、次の学習に後押しすることもできます。

定期テストの保管とデータ分析

すでにお伝えした通り、定期テストは苦手克服に役立つ貴重な資料です。

お子様が問題用紙と解答用紙をしっかり保管できているか確認しましょう。

放置されたままでは紛失のリスクが高まりますし、復習もしづらくなります。穴あけパンチやファイルを用意してファイリングをしてもらいましょう。

得点や平均点、順位などのデータも今後の定期テストに向けた目標設定に役立ちます。可能であれば、結果を分析しやすいようにエクセルなどに入力するのもおすすめです。グラフ化すれば今後の学習方針も提案しやすくなるでしょう。

塾の提案

サポートをしたにもかかわらず、お子様の定期テストの結果が悪いこともあります。親御さん自身が勉強が苦手な場合、「お子様の成績が悪いのは母親・父親のせいではないか?」と思ってしまうかもしれません。

定期テストのサポートに不安を感じたら塾を提案するのはどうでしょうか。これまで勉強ができなかったお子様でも、塾を利用したら勉強のコツがわかり、成績が突然上がり始めるという可能性も十分あります。

塾の情報を集めて比較してあげることも親としての立派なサポートです。定期テスト対策を信頼して任せられる塾を見つけてあげましょう。

定期テストを親がサポートするときのNG行動

定期テストに関して親がサポートするとき、必然的にお子様と関わる機会が増えます。関わり方によってはお子様のモチベーションを下げるリスクがあるので、NG行動を把握しておくことも重要です。

親がサポートするときにやってはいけないNG行動と理由をまとめます。

NG行動 理由
無理やり勉強させる お子様に余計なストレスを与えるほか、従ってもらえない場合は親自身もストレスを感じる。勉強をする意味を話し合って自主的に学びたくなるようにしたほうが効率的。
罰を与える 罰を与えて勉強させても成績が高まるとは限らない。点数をごまかされるリスクも高まる。
過度な報酬を与える 報酬をもらえないと勉強しない体質になってしまう。将来大人になったとき自分で勉強する習慣が減るかもしれない。
怒鳴る 親子関係が悪化して口を聞いてもらえなくなる。サポートが一切受け入れてもらえなくなるリスクが極めて高い。
友達や兄弟と成績を比較する 自信を失って自分は勉強ができないと思い込んでしまう恐れがある。自分の成長に気づかせてやる気を出させるほうが生産的。

まとめ

定期テストは親のサポートによって成績を高められる可能性があります。お子様からしても親のサポートを受けられるのは心強いでしょう。

ただし、誤ったサポートをするとお子様から信頼されなくなり、その後のサポートを受け入れてもらえなくなる恐れもあります。適切にサポートできる自信がない場合は、教育の専門家からアドバイスを受けると安心です。

定期テストで親ができるサポートに迷った方は弊社ホームページにて。