通信制高校から大学進学はできる?受験方法、成功のポイントを解説!

通信制高校から大学進学はできるのか、不安を抱えている方も多いでしょう。今回は通信制高校における大学進学率の現状をはじめ、受験方法や成功させるポイントなどを解説します。通信制高校からの大学進学を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

通信制高校から大学進学は可能?

通信制高校を卒業すると、全日制や定時制と同じく、高校卒業資格を得られます。高校卒業資格は大学受験の出願条件であることから、通信制高校を卒業すれば大学受験に挑戦して進学を目指せます。ただ、なんとなく通信制高校からの大学受験は難しそうに思える方もいるかもしれません。

まずは、通信制高校の大学進学率の現状と不利と言われる理由について解説します。

大学進学率の現状

通信制高校の大学進学率は全日制・定時制の約半数以下といわれています。

通信制高校からの大学進学は可能ですが、一般的な高校生の進学ルートと比べると少数派にあたる印象です。

ただ、年々進学率が上昇してきている傾向にあるので、通信制高校も大学受験を検討しやすい環境が整っていくと予想できます。

大学受験で不利と言われる理由

通信制高校が大学受験で不利と言われる理由の例は下記の通りです。

・登校日が少なく先生に質問、相談しづらい

・レポートの難易度が低い学校が多い

・受験勉強に直結しない学習もある

・大学進学を目指す仲間が少なくモチベーションを維持しにくい

学校によっては塾、予備校を利用するなどして学習環境を調整する必要もあるでしょう。

通信制高校で受験できる大学入試の種類

通信制高校で受験できる大学入試の種類は一般的な高校と同じく、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜などが挙げられます。それぞれについて簡単に解説します。

一般選抜

指定の科目試験を受験して獲得した合計点で合格者が決まる入試です。定期テストや模試の成績がよく、偏差値や学力が高い生徒が合格しやすい傾向にあります。

総合型選抜(旧AO入試)

学力だけでなく学習意欲や人間性、生き方などを多面的に評価する入試です。志望理由書・小論文・面接などの試験が実施されます。

学校推薦型選抜(公募・指定校)

在籍高校の学校長の推薦によって受験できる入試です。総合型選抜と同様に志望理由書・小論文・面接などの試験が実施されるほか、近年では基礎学力試験をベースとした入試も実施される傾向にあります。

学校推薦型入試に学力が必要か気になった方は下記の記事をご覧ください。

学校推薦型入試に学力は重要? 基礎学力テストの導入事例、対策を解説!

通信制高校から大学進学する基本ステップ

通信制高校から大学進学するイメージを持つために、受験までの簡単な流れを把握しておきましょう。通信制高校から大学進学する基本ステップをご紹介します。

高校卒業資格の取得要件を確認する

通信制高校で卒業資格を無事に得られるように、取得要件を正確に確認しましょう。在籍年数や修得単位数、必修科目の履修などの条件を満たす必要があります。転校の場合に直近の在籍期間を含められるのかもチェックが必要です。

志望校・学部と受験方式を決める

一般的な高校と同様に志望校・学部、受験方式を決めましょう。純粋に学びたいこと、自分の強み、将来の夢などから逆算すると選択結果の精度が高まります。やるべきことが明確になり、大学進学の準備が進めやすくなるでしょう。

学習計画と受験対策を練る

志望校の過去問で試験範囲を確認して、通信制高校とは別に学ぶべき内容を整理して学習計画と受験対策を練りましょう。参考書や問題集を選び、いつまでに終わらせるべきかを明確にして、毎日進めるページ数も計算しておきます。

通信制高校から大学進学を成功させるポイント

通信制高校は大学進学において不利だと言われても、受験に成功する生徒もいます。ここでは通信制高校からの大学進学を成功させるポイントを解説します。

早めの進路決定

早めに進路を決定すれば、早い段階からピンポイントで志望校に特化した対策ができるため、合格の可能性が高まります。早く進路を決めて計画的に学習を進められるよう、読書やボランティアなどにも挑戦して、やりたいことを明確にすることも重要です。

基礎学力の強化

入試を突破するには読解力・文章力・計算力などの基礎学力が不可欠です。ただ、受験範囲の知識、問題演習の経験が不足すると受験に失敗します。基礎学力を強化しつつ学び損ねている内容を漏れなく学び直すことも重要です。

当事者意識の確立

大学受験の成功を決めるのは環境だけではありません。通信制という特殊な環境であっても、当事者意識を持って主体的に学び続けられる方は、合格の切符を手にする傾向にあります。なぜ大学に行きたいのか、自分の中で明確な答えを持って学ぶことが大切です。

大学進学に適した通信制高校・サポート校の選び方

通信制高校・サポート校によっては大学進学に適した環境が整っていないことも想定されます。大学進学に適した通信制高校・サポート校の選び方を解説します。

大学進学実績を確認する

大学進学実績があれば、進学のノウハウが蓄積されており、充実した支援を受けられる可能性があります。先輩の体験談を参考にしながら、大学受験に向けた効率的な学習を行えるでしょう。

受験指導の体制を確認する

通信制高校によっては、自分のペースで卒業することを重視した環境となっている場合があり、必ずしも受験指導の体制が整っているとは限りません。受験対策の進学コースがあれば安心して大学進学を目指せるでしょう。

進路指導の体制を確認する

入試情報の提供を含めて進路指導に対応していると、夢や目標に向かって自分に適した大学進学を提案してもらえます。面接練習や応募書類の添削などまで支援してもらえれば、合格の可能性も高められるでしょう。

通信制高校と総合型選抜の相性

通信制高校の生徒には勉強に苦手意識を持っている方もいるかもしれませんが、総合型選抜では学力よりも将来の目標と目標達成に向けた努力などが評価されやすいです。活動実績を作り、志望理由書、面接の対策さえ怠らなければ、大学進学を実現しやすくなるでしょう。

活動実績の作り方

可能であれば資格取得やボランティア活動などに挑戦します。英語資格の受験や被災地での支援、地域清掃などが挙げられるでしょう。そのほか、探究学習で独自の課題解決に打ち込んで、将来取り組みたいことを明確にしておくことも重要です。

ちなみに探究学習は、探究的な見方・考え方に基づき行う横断的・総合的な学習をさします。詳細については下記の記事を参考にしてみてください。

探究学習(活動)とは?身につくスキルや流れ、テーマの決め方などを解説!

志望理由書・面接の対策

自分の強み、短所、興味などが明確になっていないと、生き生きと学業に励める環境がわからず、結果として自己アピールが中途半端になって不合格になりやすいです。通信制高校に通いながら自己分析にも力を入れることで、志望理由書や活動報告書、面接における記載・回答の質が高まります。

総合型選抜・学校推薦型選抜入試における志望理由書・活動報告書の書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

総合型選抜・学校推薦型選抜入試の志望理由書の書き方を徹底解説!【例文あり】

総合型選抜・学校推薦型選抜入試における活動報告書の書き方を徹底解説!【例文あり】

総合型選抜入試を制するためには書類審査と小論文の早期対策が必須!

通信制高校における塾・予備校の活用

通信制高校で塾・予備校の活用を検討している方もいるでしょう。確認すべきポイントやおすすめの授業形態など、通信制高校における塾・予備校の活用に関して解説します。

多様な受験対策ができるか確認する

近年、受験方式の多様化によって、一般入試だけでなく推薦入試の受験も少数派ではなくなりつつあります。通信制高校の環境によっては、総合型選抜入試や学校推薦型入試などの対策が十分に受けられないことも想定されます。受験の幅を広げるためにも、塾・予備校を選ぶときは多様な受験対策に対応しているかを確認しましょう。

通信制高校生におすすめの授業形態

通信制高校生におすすめの授業形態としてオンライン家庭教師が挙げられます。オンライン家庭教師は、自宅で映像通話システムを用いて授業を受けたりサポートを受けたりする授業形態です。

Axisのオンライン家庭教師ではZoomを活用して授業方針の提案や科目指導を行っています。全国各地の講師から自分に適した講師をマッチングできるほか、教育アドバイザーが多様な受験方式について助言してくれるのも強みです。通信制高校から総合型選抜入試や学校推薦型入試を受けたい方におすすめできます。

気になる方は無料相談・無料体験で指導環境や受験サポートなどをぜひ体感してみてください。

オンライン家庭教師のメリット・デメリットを詳しく知りたい方は下記の記事もご一読ください。

オンライン家庭教師のメリット・デメリット、受講生の声をご紹介!

通信制高校で検討できる大学進学以外の進路

通信制高校から大学進学を目指すだけが正解とは限りません。ここでは通信制高校で検討できる大学進学以外の進路についてご紹介します。

専門学校

通信制高校における進学の選択肢としてメジャーなのが専門学校です。大学と同じ高等教育機関として位置づけられ、スポーツや音楽、漫画など、就職に向けて興味のある専門分野を学べる学校として知られています。大学や高卒では就けない仕事に就くことも可能です。

就職

通信制高校を卒業してそのまま就職することも可能です。目指せる職業の種類は、サービス職業従事者や生産工程従事者、販売従事者、建設・採掘従事者などです。資格を取得すれば、税理士や公認会計士、美容師といった専門性の高い仕事に就くこともできます。

海外大学

留学プログラムや異文化交流などの環境が整っている通信制高校もあり、卒業後に海外大学進学を目指せることもあります。海外大学に進学すれば、実践的な語学スキルを習得して、世界で活躍するための基礎を固められるでしょう。

通信制高校と大学進学に関するよくある質問

通信制高校についてさまざまな観点から解説しました。さらに理解を深められるように、通信制高校と大学進学に関するよくある質問に回答します。

Q1.志望大学や学びたいことが決まらないときは?

A1.オープンキャンパスに参加しましょう。

学生の取り組みや研究施設などを目にしたとき、大学の魅力や興味のあることに気づくかもしれません。基本的に参加費は発生しないので、時間を見つけて参加してみましょう。

Q2.大学進学に向けて保護者ができるサポートは?

A2.視野を広げる会話を心がけましょう。

AIの進歩や医療の課題など、ニュースを一緒に見ながら会話するだけでも、お子様の興味関心を広げる機会を与えられます。大学受験で志望動機を書く力も自然と身につくでしょう。

Q3.体験談から分かる大学受験で苦労することは?

A3.全日制と比較して不安を共有しづらい点です。

合格できるかわからない不安に押しつぶされ、受験で負けてしまう方も珍しくありません。気軽に大学受験の悩みを相談できる環境を整えることが重要です。

まとめ

さまざまな事情を抱えて通信制高校に通っている方がたくさんいます。勉強はいつから本格的に始めても遅くはありません。学力に自信がなくても大学進学を目指すことは十分可能です。

ただ、通信制高校は大学進学の支援が整っているとも限りません。通信制高校の方針に沿って学ぶだけでは、卒業できても大学進学に失敗する恐れもあります。

通信制高校から大学進学を成功させたい方、今の学習に不安を抱える方は、Axisのオンライン家庭教師のホームページをぜひご覧ください。