全国的に中学受験する方が増えてきています。
中高一貫した学習カリキュラム、学校設備の良さ、大きく変わる大学受験への対応の期待など、人気の理由は様々です。
なぜ中学受験をしようと思ったのか、どんな勉強をしてきたのか、合格してから必要なことは何なのか、中学受験合格を勝ち取った先人にインタビューしました。
これから中学受験を考えていらっしゃる方や、中学受験真っ最中の方の参考になれば幸いです。
今回は現在大学生、オンラインで講師をされているMさんの、中学受験時の生の声を是非お聞きください。
目次
中学受験対策
中学受験のきっかけ、志望校の決め手
中学受験のきっかけは兄が中高一貫校に通っていたのもあり、憧れを抱いたことでした。6年間同じ志を持った仲間たちと切磋琢磨できる環境に自分の身を置きたいと思い受験を決めました。
中学3年生という多感な時期にオーストラリア研修に行く行事や、中学1年生から高校3年生が一斉に集って行う体育・文化行事で学年を超えた縦のつながりがあるのも魅力の一つでした。
中学生の頃から高校生を身近に感じられるので、大学受験に向けて早い時期から対策できるところも良いポイントだと思います。
受験対策(受験対策スタート~6年生~受験直前)
小学4年生の夏休みから塾に通い始めました。その頃私は水泳、英語、そろばんの他の習い事もしており、勉強と習い事を両立しながら生活をしていました。
この時は塾の内容についていくのに必死で、ひたすら時間と課題に追われていた気がします。自分が1週間の内どのくらい時間が確保できるのかを確認し、計画を立てて勉強に取り組んでいました。小学5年生になっても同様に空き時間を有効活用して勉強をしていました。
また、オープンスクールやパンフレットを参考に、学校の雰囲気やイメージを膨らませていました。
他にも検定試験や習い事の検定・テストも同時にこなしていました。結果として英検3級、英語スピーチコンテスト優秀賞、珠算検定1級などの結果も得ることができました。
小学6年生になると通常の塾に加えて適性問題の対策を行ったり過去問を解いたりするようになりました。一週間の予定がよりハードになり大変だった覚えがありますが、睡眠時間や食事、お風呂等はきちんと確保し、1日のスケジュールを組んでいました。
他の習い事の水泳は小学6年生の夏の記録会後に辞めましたが、英語とそろばんは辞めずに3月まで続けました。習い事がメリハリとなり、曜日ごとに十分な勉強時間を確保しつつも生活リズムの整った生活を送っていたと思います。
学校では委員会活動や課題なども力を入れ、運営委員会に所属したり、読書感想文や自由研究で賞をいただいたりと、学校での活動も大切にしていました。
合格した後にするべきこと
入学まで
合格後は習い事を再開したり、遊ぶ時間を取ったりと受験前より自由な時間を過ごしていました。塾では中学校の勉強でも良いスタートを切れるように先取りで勉強を進めていました。
お世話になった方々への感謝も忘れずに!
あわせて、中学校で必要な物の準備や学校から出されている課題の作成を行っていました。はじめは準備物が多いと思うので忘れ物がないように揃えておくべきだと思います。
また、体調管理もしっかりしておきましょう。私は入学式の翌日にインフルエンザウイルスに感染してしまい、オリエンテーションなどに参加できませんでした。後悔しないためにも大切だと思います。
授業開始後
学校の課題や生活のリズムに慣れるまでは大変だと思いますが、食事や睡眠時間を欠かさないようにすることが大切だと思います。
先輩や同級生との交流を沢山して思い出溢れる学校生活を送れるようにいろんなことにチャレンジしてみて下さい。
部活動や委員会、ボランティア活動等にも参加したり、活動を通して成果物を得たりできると将来の自分への投資になるでしょう。
まとめ
中学受験を経験して何事も最後までやり遂げる力や、結果が出なかったときにそこから這い上がる力など、人間力も磨けた機会になったと振り返って思います。
大変なことも多いですが、待っている中学生活は楽しさに溢れているので、チャレンジしてほしいです。
まなレポ編集部所感
いかがでしょうか。今回は県立中高一貫校の中学受験を経験した方の体験をお伝えしました。
学校行事に積極的に参加したり、習い事を続けたりしながらも、その中で勉強の計画を立てて、時間が足りなければ空き時間を見つけてでも勉強していたお話を聞くと、精神的にも肉体的にも強いな、という印象を受けました。初めからそうだったわけではなく、きっと中学受験を通じて強くなっていったのだろうと思います。
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