大学受験にかかる塾の費用相場は？高すぎる・払えない場合の対処法を解説！

大学受験にかかる塾の費用は問い合わせしないとわからないことが多いです。結局どれくらいのお金がかかるのか、不安になっている親御さんもいるでしょう。そこで今回は、大学受験にかかる塾の費用相場を種類別に解説するとともに、高すぎる場合や払えない場合の対処方法についてもお伝えします。塾を利用するお金がないという方もぜひ最後までご一読ください。

大学受験にかかる塾の費用相場

大学受験にかかる塾の費用は塾の種類によって変わります。指導スタイルの違いが料金体系に影響を与えているのでしょう。

まずは、塾の種類別の費用相場について、指導スタイルやメリット・デメリットにも触れながらご紹介します。

年間費用と3年間の総額も簡単にまとめてみました。どの種類が現実的に検討しやすいのか比較検討してみてください。

集合塾

集合塾の費用の平均的な目安としては、月3～4回程度の通塾でおおよそ月額12,000円程度～となっています。

集合塾の授業は、講師が一度の授業で複数人の生徒を教えるスタイルです。複数人から同時に報酬が発生するため、時間あたりの収益が高くなります。その分、一人あたりの費用は安くなる傾向にあるのでしょう。

ほかのメンバーと情報交換ができる一方で、個別指導の授業スタイルと比べて授業中にわからないことを質問しづらい環境です。

個別指導塾

個別指導塾の費用の平均的な目安としては、月4回程度の通塾でおおよそ月額20,000円程度～となっています。

個別指導塾の授業は、講師が1対1あるいは1対2で指導するスタイルです。少人数からしか報酬が発生しないため、時間あたりの収益が低くなります。その分、一人あたりの費用は高くなる傾向にあるのでしょう。

講師にわからないことをすぐに質問できますが、競争意識によって成績を伸ばすのは難しいかもしれません。

家庭教師

家庭教師の費用の平均的な目安としては、月額8,000円程度～となっています。家庭教師は、教師を自宅に招いて個別指導してもらうスタイルです。

大学生講師を主力とするサービスは安くなりやすい一方で、プロ講師から授業を受ける場合は高くなりやすい傾向にあり、場合によっては月額50,000円以上になるケースも珍しくありません。

外出せずにマンツーマンで教えてもらえる点は魅力ですが、講師を自宅に招く準備がストレスになる場合もあります。

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師の費用の平均的な目安としては、1講座あたり月額9,000円～となっています。中には月額5,000円程度～で受け付けている塾もあるようです。

オンライン家庭教師の授業は、講師が映像通話でマンツーマンで指導するスタイルですが、1対2や少人数の授業を行っている業者もあり、そういったところは費用が抑えれている傾向にあります。時間を問わず自宅で授業を受けられるため、短時間で苦手科目だけフォローしてもらうといった利用が可能となっています。

集団塾のようにライバルを見つけて学習意欲を高めることは難しいかもしれません。その一方で、1人で集中して授業に取り組みたい方には効果を発揮します。

予備校の夏期講習・冬期講習の費用はどれくらい？

塾を普段利用しない方でも、予備校の夏期講習・冬期講習を検討する場合もあります。

予備校の夏期講習・冬期講習の費用の目安を知っておくと、受講を検討しやすくなるでしょう。

予備校における夏期講習・冬期講習の費用の目安として、4日間・合計10時間程度でおおよそ約30,000円となっています。目的を絞って特定の科目だけを受けるようにすれば、短期間で狙った学習効果を出すことが可能です。

独学が得意なお子様であれば、日頃は塾を利用せず学校の勉強に力を入れて、長期休暇に苦手の克服やハイレベルな学習を目的に季節講習を受ければ、塾代を大幅に節約できるでしょう。

大学受験で費用以外に塾を選ぶときのポイント

大学受験で塾を選ぶときは費用以外の要素にも着目する必要があります。

たとえば、大学受験では部活動での活躍が評価されるケースも多いです。

ですが、遅くまで部活動をするお子様であれば通塾が負担になり、体調不良を起こしやすくなるかもしれません。お子さまのライフスタイルに応じて無理なく学習できる塾を選ぶことが重要です。

また、大学受験では外国語の資格取得が重視される時代となっています。塾を選ぶときも英検などの対策に対応しているかどうかチェックが必要です。

高校生が塾を選ぶときのポイント、外国語資格と大学受験の関係については下記の記事で詳しく解説しています。

高校生が押さえておきたい塾の選び方ランキング！ 大学受験で失敗しない塾選びのポイントは？【お悩み診断付き】

英検は大学受験に使えない？ 受験するメリットや共通テストで利用できる大学例を紹介！

大学受験の塾の費用が高すぎる・払えない場合は？

「大学受験の塾の費用が高すぎる…」
「子供には悪いけれど、こんな金額払えない…」
「物価高で塾に行かせるお金がない…」

大学受験の塾の費用は決して安くありません。家庭の経済事情によっては塾の費用を出すのが難しい保護者様もいるでしょう。

大学受験の塾の費用は少し視点を変えるだけでコストを削減することもできます。

ここでは、大学受験の塾代が高すぎる・払えないと感じたときに検討したいコスト削減の対処法をご紹介します。

推薦入試で合格を狙ってみる

推薦入試とは、自己推薦や学校長の推薦によって出願する入試です。

主に出身校からの推薦が不要な総合型選抜入試と、出身校の推薦が必要な学校推薦型選抜入試に分かれています。

推薦入試では大学に相応しい人材であるかどうかを多面的に評価します。そのため、書類審査や面接、小論文などの試験で合否が決まることが多く、学力試験の対策をせずに合格することも可能です。ただし、評定が出願条件になるケースがほとんどですので、日々の学校の授業や定期テストで抜かりなく結果を出しておく必要があります。

塾の推薦入試対策講座は、通常の講座よりも受講期間が短い傾向にあります。必要な講座だけに絞って受講すれば、コストを抑えて合格できる可能性もあるでしょう。

書類対策や面接対策、小論文対策の講座に関する総額の費用相場は下記の通りです。

独学で塾をまったく利用せず、苦手な小論文だけの講座を受講して、10万円以下の費用で推薦入試に合格することも、現実的には不可能ではないでしょう。

なお、総合型選抜入試・学校推薦型選抜入試は年内に合格発表される傾向があります。年内に志望校に合格できれば、年明けに冬期講習・受験直前講習に参加する必要がなくなるほか、塾の利用期間を数か月短縮することもでき、経済的にお得です。

総合型選抜入試・学校推薦型選抜入試の概要や対策について知りたい方は下記の記事もご覧ください。

総合型選抜入試とは？ 入試内容やスケジュール日程、一般選抜入試との違い、対策などを解説！

学校推薦型選抜入試とは？種類や対策、受かる人、落ちる確率などを解説！

学校推薦型入試に学力は重要？ 基礎学力テストの導入事例、対策を解説！

総合型選抜入試を制するためには書類審査と小論文の早期対策が必須！

総合型選抜・学校推薦型選抜入試の志望理由書の書き方を徹底解説！【例文あり】

総合型選抜・学校推薦型選抜入試における活動報告書の書き方を徹底解説！【例文あり】

大学受験にかかる塾の費用に悩んだらオンライン家庭教師がおすすめ！

推薦入試であれば大学受験にかかる塾の費用を削減しやすいことをお伝えしました。

大手予備校の場合は集団授業で一般入試の対策に力を入れているケースが多く、望んだ通りの推薦入試対策が受けられないかもしれません。

そこでおすすめなのがオンライン家庭教師です。

オンライン家庭教師では、映像通話システムによってマンツーマン指導や提出物管理の体制が整っています。書類審査や面接、小論文の対策などを柔軟に行いやすく、一般入試と推薦入試のいずれも臨機応変に対策しやすいです。

オーダーメイドカリキュラムにより、長期的な視点で最も塾の費用が安くなるプランを提案してもらうこともできます。

受講時間を必要最小限に絞れば、負担の少ないコストで高1からコツコツ対策して、推薦入試の合格を目指すことも可能です。計画的な早期合格により、一般入試で落ちて塾代が無駄になるリスクや、浪人して新たな教育費が増えるリスクも減らせます。

浪人の費用以外のデメリットについて知っておきたい方は下記の記事もチェックしてみてください。

浪人とは？意味や由来、メリット・デメリット、やること・対策などをわかりやすく簡単に解説！

まとめ

大学受験にかかる塾の費用は、無計画に授業を受けると膨大に膨れ上がります。

知名度が高い塾でも、個別のカリキュラムを提案してくれなければ、受験対策が曖昧になりやすいです。高い費用を支払ったのに合格できないケースも珍しくありません。

オンライン家庭教師であれば、オーダーメイドで無駄な費用が発生しない対策を練り上げて、志望校合格を後押しできます。通常の塾では難しい推薦入試に特化した対策を受け、年内合格によって塾代を削減することも可能です。

大学受験にかかる塾の費用に不安を抱えている方、推薦入試の対策を受けたい方は弊社ホームページにて。