四日市メリノール学院中学校の偏差値は?学校情報や入試情報など徹底解説!

本記事では、四日市メリノール学院中学校の基本情報から偏差値、入試情報まで幅広く解説していきます。学校選びや中学受験対策の参考にしていただければ幸いです。

四日市メリノール学院中学校の基本情報

四日市メリノール学院中学校は、三重県四日市市に位置するカトリック系の私立中高一貫校です。1962年に設立され、長年にわたって地域に根ざした教育を実践してきました。徹底した少人数教育ときめ細やかな学習サポートが特徴で、基礎学力の定着から応用力の強化まで幅広い指導を行っています。中高一貫校として中学から高校へのスムーズな進学が可能な点も、多くの受験生にとって魅力の一つです。

男女共学で、1学年あたりおよそ60名程度の生徒が在籍しています。授業は50分単位で組まれ、年間の授業コマ数が一般的な基準を上回るため、基礎から発展的内容までしっかりと学べる時間が確保されています。カトリックの価値観をもとに、互いを尊重し合い、協調性を育む環境づくりに力を入れていることが大きな特徴です。

学校概要と特徴

四日市メリノール学院中学校は、人間性の育成を重んじるカトリック教育を軸に、多彩な体験学習や行事を取り入れています。

教育目標として、キリスト教精神にもとづいて、高い知性・強い意志・豊かな情操を培い、「真・善・美」を探求し、それによって、自己の陶冶と社会の進歩に積極的に働きかける人間の育成を目指すことを掲げています。この教育目標を達成して、目指す生徒像は以下の通りです。

●秩序・規律を守り、責任と愛をもって、誠実に事を成し遂げる自己に対する厳しさを持つ

●まっすぐに明るく生きる心の美しさを求め、品性、礼儀を重んじる

●人のために働く奉仕の心をもつ

思いやりと寛容の精神を大切にする校風が根付いており、ただ学力を伸ばすだけでなく品性や人間性を高める指導が行われています。時と場所をわきまえ、他人の立場や心を充分に尊重して、社会に貢献しようとする判断力や行動力を身に付けることを目指しています。

基礎学力を高めるために、英語教育における英語検定試験やTOEIC、国語教育における漢字検定や日本語検定、数学教育における数学検定を利用していることも特徴の一つだと言えます。

個人個人の得意、不得意を明らかにした詳細な指導を目指し、独自開発したe-Learningプログラム「Scritivo (スクリティーボ)」も四日市メリノール学院中学校の魅力です。

学校沿革と所在地

四日市メリノール学院中学校のもともとの母体である、学校法人メリノール女子学院は1962年(昭和37年)に設立されました。1963年(昭和38年)に高等学校設立、1964年(昭和39年)中学校が併設されました。学校法人メリノール女子学院は、メリノール修道会が設置母体でしたが、2003年(平成15年)にエスコラピアス修道女会へ移行され、2017年(平成29年)に学校法人メリノール女子学院は学校法人四日市メリノール学院と改称しています。

四日市メリノール学院中学校は三重県四日市市平尾町に位置しており、閑静で落ち着いた学習環境を確保しています。主要駅である近鉄四日市駅から、定期バスや直通のスクールバスも出ており、JR四日市駅、三岐鉄道山城駅、三岐鉄道北勢線穴太駅からもバスでの通学が可能です。周辺には公園や公共施設が整備されており、環境面でも恵まれたエリアにあるといえます。

入試情報

2025年度の入試情報は以下の通りです。

募集 育成(専願・併願) 一般入試(専願・併願)
募集定数 育成入試・一般入試 合わせて80名
試験科目 国語 算数 作文
(国語・算数30分・50点 作文20分)
・奨学生を希望する方は、社会と理科(各教科30分・50点)も受験(合否判定には使用しない)
・育成入試問題集から7割程度同問題を出題
国語 算数 社会 理科
(各教科40分・100点)
個人面接(専願受験者のみ)
判定 エントリーシート・事前面談・入学試験を総合的に判定 入学試験で判定(専願受験者については、面接および志望動機を含んだ総合判定)

偏差値情報

四日市メリノール学院中学校の偏差値は、おおよそ42程度とされています。近年は指導体制の充実や、e-Learningなど学習教材の見直しに力を入れており、偏差値の向上が期待されている点も注目に値します。今後も学校側は生徒の学習意欲を高める取り組みを進めており、偏差値のさらなる向上が期待されるでしょう。

三重県内での偏差値比較

三重県内には複数の私立中高一貫校が存在し、偏差値帯も多様です。四日市メリノール学院中学校は三重県内ではおおよそ中堅レベルであり、穏やかな校風や手厚い指導を求める層からの人気が高い傾向にあります。

受験対策として、数年分の過去問を解いて傾向を把握し、自分の弱点を洗い出すことで対策が立てやすくなります。また、時間配分や問題形式への慣れにも繋がるため、定期的に過去問演習を取り入れるとともに、頻出分野を重点的に補強していくことが効果的です。

中学校進学後の学習について

進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。

四日市メリノール学院中学校中学校情報一覧

進学実績

四日市メリノール学院中学校から高等学校へ進学し、6年間の一貫したカリキュラムを受講することによって学力向上、ひいては大学受験対策につながります。その結果、高校卒業後はほとんどが進学し、進学先の人数比は、大学が70~80%、短大が10%、専門学校が10~20%程度のようです。進学先はほとんどが日本国内ですが、海外の大学や語学学校などに進学する人もいるようです。

大学の進学先としては、東京都立大学、上智大学、立教大学、関西大学、関西学院大学、近畿大学、同志社女子大学、南山大学、愛知大学、中京大学、愛知淑徳大学、名古屋外国語大学、藤田医科大学などが挙げられ、東西の有名大学への進学実績が見られます。距離的に近い愛知県の大学に進学する生徒も一定数見られます。

まとめ

四日市メリノール学院中学校は、カトリック系の教育理念に基づく人間性重視の校風と、充実したカリキュラムが魅力の私立中高一貫校です。入試対策としては、基礎を中心にバランスよく学習し、過去問を利用して的確な傾向把握を行うことが重要です。学校説明会や体験入学なども積極的に活用し、実際の校風や指導方針を肌で感じたうえで受験戦略を立てると、合格への大きな第一歩となるでしょう。

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