【中学生向け:理科編】定期テスト直前にはこれをやろう

中学校の中間テスト・期末テスト対策は、多くの中学生やその保護者の方にとって心配の種ではないでしょうか。今回は、「理科の中間テスト・期末テスト直前にやってほしい対策」についてまとめました。理科で困っている人も、もっと高得点を狙いたい人もぜひ参考にしてください。

定期テスト直前の理科のテスト対策

ご存知の方が多いと思いますが、理科は暗記が8割です。理科が苦手な中学生は大抵、暗記を避けようとしています。楽しんでする人は少数派でしょうが、暗記に全力で取り組みましょう。

また、中間テスト・期末テスト間近となると、丁寧に暗記を進めていく時間がありません。何よりも、短時間で幅広く勉強を行うことを優先しましょう。暗記の抜け・漏れも少なからず出ますが、テスト範囲をひと通り学習してから、一つ一つ埋めていきます。

短時間で暗記する方法

ひと昔は、暗記は気合と根性の象徴でした。そういう要素は今も重要です。それに加えて、「効果的な暗記法」も分かってきています。その方法を使った学習方法をお伝えします。ポイントは2つです。

  •  制限時間を設ける
  •  15分の学習ごとに5分の休憩時間を設ける
1つ目の「制限時間」は誰もが納得するでしょう。集中力が増して、「火事場の馬鹿力」が発揮できます。この「火事場の馬鹿力」を出し続けられれば、学習効果が飛躍的に上がります。問題は、「火事場の馬鹿力は長く続かない」という点です。通常より疲れるので、長く続けると疲れて逆に効率が悪くなります。

そこで、2つ目のポイントである、「15分ごとに休憩する」というやり方を組み合わせます。これを実施すると、「火事場の馬鹿力」を効率よく出し続けられるようになります。こまめに休憩を取って、火事場の馬鹿力を出せる時間を伸ばします。

短時間暗記法をフル活用したテスト直前の対策法

前述した「短時間暗記法」を活用したテスト対策をまとめました。①から順番に実践してみてください。

①語句の暗記

学校のワークには、単元ごとに一問一答や基本問題のページがあります。「〇分以内にこのページを全部覚える」と、制限時間を決めてから暗記に取りかかりましょう。ポイントは「制限時間を短めに設定すること」です。

一問一答や基本問題のページは5分で覚えてしまいましょう。そう伝えると多くの生徒が「無理!30分以上かかる!」と言いますが、やってみると、5分でほぼ覚えられます。「やらねばならぬ!」となれば、結構デキます。タイマーをかけて5分以内に1ページ覚えきるようにしてみましょう。

暗記タイムが終われば、すぐ確認テストをして、間違った問題を覚えなおしましょう。「5分で覚えて、5分で解答して、5分で答え合わせと覚えなおし」です。

ここまでで15分です。いったん休憩を取りましょう。休憩時はスマホやマンガを見るのではなく、ダラダラしてください。音楽を聴くにも日本語の歌詞が入っていない曲にしましょう。脳を休ませるためです。

②標準問題・練習問題の暗記

標準問題・練習問題も暗記です。得意な単元でない限り、解説を読みながら勉強しましょう。ポイントは「何を答えてほしい問題なのかを覚えること」です。覚えるときも、問題に答えるときも、「何を答えてほしい問題なのか」を言葉にしながら学習を進めます。

例えば、「炭酸水素ナトリウム・うすい塩酸」が出てきたら、二酸化炭素に性質を答えてほしい問題なのです。つまり、「空気より重い→下方置換(水上置換)」や「ロウソクの炎が消える」という解答を書いてほしいのです。問題を解くときも「これは二酸化炭素の性質を答えてほしい問題で、二酸化炭素は空気より重いから下方置換か水上置換で収集できて、ロウソクの炎を消す」といった内容を一息に言葉にします。

何を答えてほしい問題なのかをサっと言えるようになれば、中間テスト・期末テストの標準レベルまでの問題は楽々正解できるようになります。

また、ここでも制限時間と休憩時間を組み合わせます。1ページを15分以内に暗記しましょう。そこでいったん5分休憩に入り、10分で上記のような問題の解説をしながら問題を解き、5分で答え合わせと覚えなおしをします。「15分で暗記、5分休憩し、15分で解答と覚えなおし」です。タイマーのセットを忘れずに、取り組みましょう。

目標点数が60点までの人は、この勉強で全範囲がひと通り終われば、また①に戻りましょう。急いで覚えていますから、抜け・漏れが結構あるはずです。それを拾い集めるだけでさらに10-15点上がります。

③応用問題・実力アップ問題も暗記

目標点数が80点以上の人は、前述の「②標準問題・練習問題」と同じ学習方法をここでも実践しましょう。残り時間の許す限り、問題と解答・解説をセットで覚えてください。

ここの学習に入る人は理科のテストで60点以上取れる実力があるはずです。「5分で1ページ暗記して、5分で解き、5分で答え合わせと覚えなおし」をしましょう。それが終わればいったん休憩に入り、次のページに進みます。

まとめ

いかがでしょうか。理科は丸暗記が必要な範囲(生物・地学)と、理解して暗記する範囲(物理・化学)に分かれます。中間テスト・期末テストまで時間があるときは範囲ごとで学習方法を変えるほうがいいです。時間がないときは、出来る限り広い範囲を暗記してテストを乗り切りましょう。

理科に限らず中間テスト・期末テストの点数をアップしたい、計画的な勉強をできるようになりたい方はこちらの弊社ホームページをご覧ください。