東京都江東区豊洲にある芝浦工業大学附属中学校は、理工系教育に強みを持つ中高一貫の共学校です。芝浦工業大学との連携を活かした先進的な教育環境が特徴で、理数系分野に興味を持つ受験生から高い人気を集めています。
近年は大学進学実績の向上とともに偏差値も上昇傾向にあり、東京都内でも難関校の一つとして位置づけられています。
本記事では、芝浦工業大学附属中学校の基本情報から偏差値、入試情報、進学実績まで詳しく解説します。中学受験を考えているお子さまや保護者の方のお力になれば幸いです。
芝浦工業大学附属中学校の基本情報
芝浦工業大学附属中学校は、東京都江東区豊洲に位置する私立共学校です。
芝浦工業大学の附属校として、「理工系の知識を活用して社会課題を解決し、未来を切り拓き、世界で活躍し、世界を変える理工系人材の育成を目指す」ことを教育理念に掲げ、理工系人材の育成に力を入れています。理数教育だけでなく、探究学習や国際教育も充実しており、次世代の技術者や研究者の育成を目指しています。
学校概要と特徴
芝浦工業大学附属中学校の校訓は、「敬愛の誠心を深めよう」「正義につく勇気を養おう」「自律の精神で貫こう」であり、アドミッションポリシーは以下の通りです。
①理工系分野に関心を持ち、その知識や考え方を学びたい生徒
②自ら学ぶ姿勢を持ち、主体的に知識や技能を身につけようとする生徒
③他者を尊重し、対話と協働を大切にする生徒
芝浦工業大学附属中学校の学習指導の基本方針は「授業第一主義」であり、学習の基本となる授業に全力を注ぐことを推奨する一方で、学習は「教わる」ものではなく「自ら学び進める」ものでもあるとし、中学3年間の時間割に「SD(自立学習)」の授業を組み込んでいます。
SHIBAURA探究と呼ばれる探究学習では、「IT・GCでの学びを駆使して理工系の知識で社会課題を解決する」ことを目標とする学習が行われています。
理工系教育も盛んで、国語・英語・音楽にも科学技術を結び付けた授業や、中3で隔週2時間で行うサイエンス特別授業、「サイエンス・テクノロジーアワー」も特徴の一つです。
芝浦工業大学との高大連携も充実しており、大学の研究施設や教員による特別講義を受ける機会もあります。理工系分野への興味・関心を早期から育むことができる環境が整っています。
さらに、英語教育や海外研修制度も充実しており、グローバル社会で活躍できる理工系人材の育成を目指しています。
早朝・放課後に自習室を解放し、大学生チューターを置くなど、自主的に学習しやすい環境が整っていることも芝浦工業大学附属中学校の魅力です。
保護者からの口コミでは、先生が理系の興味を引き出すような授業を行ってくれている、子どもが好きなことをとことん学べる環境が良い、といった声が見られます。
部活動も盛んで、文化部には電子技術研究部や工作技術研究部など、芝浦工業大学附属中学校ならではの部があります。
学校沿革と所在地
芝浦工業大学附属中学校は、1922年(大正11年)に開校した東京鐵道中学が発祥です。その後、1942年(昭和17年)に校名を東京育英中学と改称、学制改革による東京育英高等学校設置、学校法人芝浦学園が母体となった経緯を経て、芝浦工業大学高等学校となりました。
1982年(昭和57年)に芝浦工業大学中学校の設置認可が下り、中学高校6カ年一貫教育を開始、2017年(平成29年)に現在の校名となりました。
所在地は東京都江東区豊洲で、通学しやすい立地にあります。最寄駅は、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」、ゆりかもめ「豊洲駅」で徒歩約7分、ゆりかもめ「新豊洲駅」からは徒歩約1分です。豊洲駅を通るバスの本数も多く、通学に便利な立地です。
通学の際は、原則として豊洲駅を利用することとしており、自転車による通学は認められていません。
入試情報
2027年度の入試情報は以下の通りです。
| 区分 | 第1回 | 第2回 | 言語・探究入試 | 英語入試 |
| 募集人数 | 男女 計90名 | 男女 計45名 | 男女 計15名 | |
| 入学試験 | ①国語(50分・100点満点) ②論理社会(20分・40点満点) ③理科(40分・80点満点) ④算数(50分・100点満点)※国語・算数・理科の3教科で聞いて解く問題(リスニング)を実施 |
①言語技術と探究 (言語技術と探究の合科 40分・100点満点) ②算数(30分・100点満点) |
①英語(40分・100点満点) ②算数(30分・100点満点) |
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2026年度第1回・第2入試より「論理社会」が追加され、3教科入試→4教科入試に変更となっており、各科目についても変更がありました。内容は以下の通りです。
国語:小問数・記述量が減り、思考問題が増加
算数:すべての入試で変更なし
理科:大問を一つ減り、思考問題が増加
論理社会:記述問題が2つから1つになり、その1つは記述問題で100文字前後
英語:難易度の上を準2から準2+に
※年度により日程や内容が変更されるため、必ず最新の募集要項をご確認ください。
偏差値情報
芝浦工業大学附属中学校の偏差値は、おおよそ64~65程度とされています。模試によって数値は異なりますので、目安の一つとしてお考え下さい。
近年は理工系人気の高まりとともに受験者数も増加しており、偏差値も上昇傾向にあります。
東京都内での偏差値比較
東京都内での芝浦工業大学附属中学校の偏差値は、上位に位置します。
東京都内の理工系に強い学校としては、東京都市大学付属中学校、城北中学校、攻玉社中学校、本郷中学校などと比較されることが多い学校です。
特に理工系進学を希望する受験生から高い支持を集めています。
進学実績
芝浦工業大学附属中学高等学校は、難関大学への進学実績を着実に伸ばしています。
国公立大学では、東京大学、京都大学、東京科学大学、東北大学、大阪大学、北海道大学、神戸大学、筑波大学、電気通信大学などへの合格実績があります。
私立大学では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学など難関大学への合格者を輩出しています。
最大の特徴としては、附属校ということもあり、卒業生の多くが芝浦工業大学へ進学しています。芝浦工大を希望するなら、芝浦工業大学附属中学校・高等学校への進学は有力な選択肢と言えます。
特筆すべきは理系学部への進学者数で、芝浦工業大学以外の大学への進学者であっても、大多数が工学部や理学部などに進学しています。
まとめ
芝浦工業大学附属中学校は、理工系教育に強みを持つ東京都内有数の人気共学校です。
理数教育や探究学習、高大連携による先進的な学びが充実しており、理工系分野への進学を目指す生徒にとって魅力的な環境が整っています。
また、難関国公立大学や難関私立大学への進学実績も伸びており、芝浦工業大学への内部進学という選択肢もあります。
受験を検討する際は、偏差値だけでなく教育内容や校風、将来の進路との相性も含めて判断することをおすすめします。
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