沖縄県立与勝緑が丘中学校は、中高一貫教育を実施している公立校という点で、県内の受験生や保護者から注目を集めています。
同校は、男女共学で規律のある校風を育むことを重視しており、学業だけでなく学校行事や部活動にも力を入れています。
これから沖縄県立与勝緑が丘中学校を受験しようと考えている方に向けて、偏差値情報や入試情報だけでなく、学校生活や口コミ情報などからも、同校を深く理解できる情報をまとめています。
沖縄県立与勝緑が丘中学校の基本情報
沖縄県立与勝緑が丘中学校は1979年に設立された公立の併設型中高一貫校で、沖縄県うるま市に所在しています。
学校概要と特徴
沖縄県立与勝緑が丘中学校の教育理念は「中高一貫教育を柱とする豊かな人間性と多様な進路実現」とされています。校訓は、以下の3点です。
自主：目標達成に向け、主体的に判断し責任を持って行動できる能力
創造：何事に対しても問題意識を持ち論理的思考と創意工夫を以て解決する能力
誠実：真心あふれる思いやりある豊かな人間性
中高一貫教育のメリットとして、高校受験を意識せずに6年間を一貫したカリキュラムで学習できるという点が挙げられます。基礎から応用へ段階的にスムーズに移行できるため、学習内容の重複や無理な詰め込みが起こりにくいのが利点です。進学先の沖縄県立与勝高等学校でも、継続した学習計画のもと大学受験などの進路に向かうことができます。
口コミでは、「公立中高一貫校として学費が抑えられるのは助かる」という保護者の声が多く聞かれます。特に私立校との比較で、費用面での通わせやすさが高評価を得ています。
学校沿革と所在地
沖縄県立与勝緑が丘中学校の礎は、1979年（昭和54年）の沖縄県立与勝高等学校創立までさかのぼります。県立与勝緑が丘中学校が創立したのは、2006年（平成18年）のことです。
所在地は、沖縄県うるま市勝連平安名で、最寄りの「勝連出張所」「平安名」バス停から徒歩約5分圏内にあります。県内各地からのアクセスは比較的良好です。
また、周辺は住宅地や商業施設も点在しており、学校までの道のりは比較的安全と言われています。周辺環境が落ち着いているため、学習に集中しやすいと感じる生徒や保護者の声も聞かれます。
入試情報
2026年度の入試情報は以下の通りです。
| 募集人員 | 80名(通学区域は、沖縄県立中学校管理規則に定めるところにより、県全域) |
| 試験内容 | (1) 適性検査 適性検査は、「適性検査Ⅰ（50分）」「適性検査Ⅱ（50分）」に分類し、小学校の学習内容の定着度、課題発見・課題解決の力等をはかる 「適性検査Ⅰ」は教科「国語」・「社会」の内容を含む検査問題 「適性検査Ⅱ」は教科「算数」・「理科」の内容を含む検査問題 (2) 志願理由書 ６年間の中高一貫教育で学ぶ意欲及び適性等をみる |
| 出願資格 | (1) 令和８年３月に小学校（特別支援学校の小学部を含む。以下同じ）を卒業する見込みの者 (2) 与勝緑が丘中学校の教育方針等を理解し、入学を希望する者 (3) 与勝緑が丘中学校のアドミッションポリシーを理解し、入学後も自ら進んで学力向上を目指しながら何事にもチャレンジする意欲を持ち、基本的生活習慣を身につけた者 (4) 原則として沖縄県内で保護者と同居する者 ただし沖縄県外に住所を有する場合は、沖縄県教育委員会の許可を受けている場合に限り出願できる なお、保護者がすでに沖縄県内に住所を有する場合は、この手続きは必要ない |
偏差値情報
沖縄県立与勝緑が丘中学校の偏差値は、おおむね45前後です。
沖縄県内での偏差値比較
沖縄県内の公立中高一貫校としては平均的な位置づけとなっています。県内全体でみると中間程度のレベルに位置することが多く、一定の学習進度が求められる学校と言えます。合格者の学力層は幅広く、個々の努力と対策次第で十分合格が狙えるといえるでしょう。
中学校進学後の学習について
進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。
進学実績
卒業後の進学実績は、国公立大学や有名私立大学への合格者を多数輩出している点が注目されています。
国公立大学では、琉球大学や、名桜大学、沖縄県立看護大学といった地元大学の他、北九州市立大学、兵庫県立大学、東京海洋大学、大阪教育大学、長崎大学、愛知教育大学、和歌山大学などの国公立大学の実績があります。
私立大学では、神戸学院大学、関東学園大学、九州共立大学、国士舘大学、成蹊大学、日本大学、日本文理大学、福岡大学、別府大学などの合格実績があります。
まとめ
沖縄県立与勝緑が丘中学校は、安定したカリキュラムと学校行事の活発さにより、学力と人間力を総合的に育む環境が整えられていると言えるでしょう。学校生活では部活動や行事、地域とのつながりが豊富に用意されており、自己成長を実感できる場が多い点も評価できます。
保護者や生徒の口コミからも、偏差値だけでなく学習環境や校風の面でも高い評価を得ていることが伝わります。中高一貫校で6年間の学習や部活動を重視したい家庭にとって、同校は検討の余地のある選択肢と言えるでしょう。
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