高校受験の合格発表はいつ?見方や確認方法、怖いときの考え方、入学までにやることを解説!

高校受験に合格しても授業についていけず、大学受験で失敗するケースも珍しくありません。合格発表日や結果の確認方法を把握しておき、スムーズに新たな高校生活に向けた準備をすることも重要です。そこで今回は、高校受験の合格発表日程、結果の見方、怖いときの考え方などをはじめ、合格してからやることを解説します。合格発表が不安な方、高校に入学してから最高のスタートを切りたい方、大学受験に向けて早期対策したい方などはぜひ参考にしてみてください。

高校受験の合格発表日程はいつ?

高校受験の合格発表日程は学校の区分やエリアによって異なります。まずは、都立・公立・私立に分けて東京都や大阪府のエリアを例に具体的な日程をご紹介します。

公立

【東京都立高等学校】

東京都立高等学校の令和7年度における合格発表日程は下記の通りです。

入試の種類 日程
学力検査に基づく選抜 3月3日~3月10日
推薦に基づく選抜 1月31日~2月7日
2次募集 3月14日~3月31日
海外帰国生徒対象選抜 2月18日~2月25日

【大阪府公立高等学校】

大阪府公立高等学校の令和7年度における合格発表日程は下記の通りです。

入試の種類 日程
一般入学者選抜 3月21日
特別入学者選抜 3月3日
2次入学者選抜 3月27日
海外から帰国した生徒の入学者選抜 3月3日

私立

【開成高等学校】

東京における私立高校の例として開成高等学校が挙げられます。令和7年度における合格発表日程は下記の通りです。

入試の種類 日程
学力試験 2月12日

【四天王寺高等学校】

大阪府における私立高校の例として四天王寺高等学校が挙げられます。令和7年度における合格発表日程は下記の通りです。

入試の種類 日程
学力試験 2月12日~3月22日

高校受験の合格発表の見方や方法

高校受験の合格発表の見方や方法は、これまで掲示板での確認が主流でしたが、近年は校内掲示の廃止が進んでいます。

その一方で、受験生が個別にログインするマイページで合否を確認する方法が主流になってきました。マイページでの確認に移行することで、掲示物の準備が不要になったり、混雑による感染症拡大を防いだり、家庭の交通費を削減したりできるなど、メリットがたくさんあるからでしょう。マイページで確認するときは、基本的にログインIDとパスワードなどが必要になります。IDに受験番号が使われたり、パスワードに生年月日が使われたりすることが多いです。

合否をスムーズに確認できるよう、事前に見方や方法のルールも学校のホームページで把握しておきましょう。

高校受験の合格発表が怖いときの考え方

高校受験の合格発表が怖いときは、「落ちたとしても大学受験というチャンスがある」と考えましょう。

偏差値の高い高校に入学して勉強を怠け、大学入試で失敗する人もいます。実力以上の高校に入学して勉強についていけなくなり、学校が辛くなる人も多いです。高校受験に成功することが自分のためになるとも限りません。受験後に試験の点数を変えることはできないため、来る高校生活について考えるほうがはるかに建設的です。

恐怖を抱いたときは大学受験で成功するための道筋を描き始めるように意識してみるとよいでしょう。

高校受験の合格発表後にやること

高校受験の合格発表日は学校の区分やエリア、各校によって異なることがおわかりいただけたでしょう。

どの日程であっても、入学までに準備期間が生じます。準備期間を有効活用することで、高校での学業につまずくリスクを減らせますし、大学受験の成功率を高めることも可能です。

引き続き、高校受験の合格発表後にやることを解説します。

学校の課題をこなす

高校受験に合格すると事前課題が出題されることもあります。私立高校は特にこの傾向があります。

提出遅れを厳しく反省させられる場合があるだけでなく、初回の課題テストで成績が悪くなる恐れもあります。特に偏差値の高い高校に入学した場合や、推薦入学をした場合などに課されることが多いです。該当する方は余裕を持って取り組んでおきましょう。

課題テストの概要や対策すべき理由、勉強法などを詳しく知りたい方は下記の記事もぜひお読みください。

課題テストとは? 対策すべき理由や勉強法、結果がやばいときにすることを解説!

志望大学を早めに決める

志望大学を早めに決めることで、高校1年生からの早期対策が可能となり、将来的な合格率を高められます。

合格した高校のホームページで進学実績を確認して気になる大学を探してみましょう。入学者数・合格人数をもとに、学内でどれくらい上位に入れば合格できるかイメージしてみると、学業の目標も立てやすくなるでしょう。

文系・理系のどちらに進むか考えてみる

文系・理系のどちらに進むかで、その後に注力して学ぶべき科目も変わってきます。

早い段階で選択の方向性をイメージしておくことで、高校1年生の段階から効率的に受験対策を始めやすくなります。高1の秋までに行われる文理選択にも迷わなくて済むでしょう。したがって、入学前の期間に文系・理系のどちらに進むか、一度考えてみるのもおすすめです。

文系・理系を選択したあとの進路の決め方については下記の記事でご確認いただけます。

高校生の進路の決め方を解説! 決める上で大切なこと、決める時期は?【進路アドバイス付き】

入学後の試験に向けて勉強する

入学時最初のテスト結果は、卒業付近のテスト結果と連動しやすい傾向にあります。卒業まで成績上位を維持したいなら、合格発表日から可能な限り早く、入学後の試験に向けて勉強しましょう。

同じ学力の生徒が集まってくるので油断は禁物です。初回から想定より低い成績になることもあります。特に理系を目指すうえで基本となる数学、資格試験の成績が重視されやすい英語などは力を入れて対策しましょう。

大学入試の形態について理解しておく

大学入試には一般入試と推薦入試があります。一般入試では本番のテスト結果が評価される一方で、推薦入試では学校の成績や面接での回答、小論文の内容、英検を含む保有資格、高校生活で力を入れたことなどが評価される傾向です。

入試形態について早めに理解しておくことで、早期対策によって大学受験の成功率を高めやすくなります。

一般入試については多くの生徒が受験するので意識せずとも理解できますが、推薦入試については自分と無関係と思って選択肢から除外してしまいがちです。推薦入試であれば学力が不足していても出願できる場合もあり、実力以上の難関校に合格できる可能性もあります。

下記の記事で推薦入試について深く学べるので、合格発表後の期間にじっくりと読み進めてみてください。

総合型選抜入試とは? 入試内容やスケジュール日程、一般選抜入試との違い、対策などを解説!

学校推薦型選抜入試とは?種類や対策、受かる人、落ちる確率などを解説!

学校推薦型入試に学力は重要? 基礎学力テストの導入事例、対策を解説!

高校生活の目標、やることなどを考える

高校生活はあっという間に過ぎ去ってしまいます。一般入試や推薦入試のいずれを選ぶ場合でも、充実した生活を送ることで有利に受験しやすくなるのは確かです。

貴重な高校生活を無駄にしないよう、合格発表後に目標、やることなどを考えておきましょう。

目標、やることの例は下記の通りです。

・塾などを利用してライバルに負けない学力を維持する
・部活動で全国大会出場を目指す
・英検準2級以上の合格を目指す
・文化祭で企画を立案する
・プログラミングを学んでゲームを作る
・生徒会に立候補して学校運営に携わる
・夏休み、冬休み、春休みの長期休みにボランティアに参加する

特に推薦入試では自身の強みを志望理由書や面接、小論文などでアピールする必要があり、高校生活での活動が合否を決める要素となりやすいです。

目標に向かって活動するうちに長所も判明していきます。志望校を早い段階で決めるためにも、気になることがあれば臆せずに挑戦しましょう。

英検は大学受験に役立つのか気になった方は下記の記事をご覧ください。

英検は大学受験に使えない? 受験するメリットや共通テストで利用できる大学例を紹介!

まとめ

高校受験の合格発表で人生が決まるわけではありません。不合格になったとしても大学受験で挽回することは十分可能です。

ただ、勉強についていけなくなったり、志望校が決まらなかったり、目標を見失ったりするケースも珍しくありません。高校生活を充実させるには、勉強と進路について相談できるメンターがいると安心です。合格発表後に理想の高校生活を送るための準備を相談したい方は弊社ホームページにて。