奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値は?学校情報や入試情報など徹底解説!

奈良学園登美ヶ丘中学校は、奈良県内でも注目度の高い私立中学校の一つです。この学校の特徴や入試情報、偏差値情報、進学実績などを一挙にまとめました。中学受験を検討されている方や、志望校選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

奈良学園登美ヶ丘中学校の基本情報

奈良学園登美ヶ丘中学校は奈良市内に位置し、2008年に創立された比較的新しい中高一貫校です。男女共学の環境のもと、学力の向上だけでなく協調性や自主性を育成する教育形態を採用しています。生徒一人ひとりの個性や将来の目標を大切にし、教員の丁寧なサポートと先進的な教育プログラムを展開している点が大きな特徴です。

学校概要と特徴

奈良学園登美ヶ丘中学校は、奈良学園系列の一校として設置され、同じ敷地内に高等学校も併設されています。建学の精神「自ら生きて・活きる」を礎に、「和の精神」を大切にし、「逞しく生きる力」を育み、「科学的に物事を見る力」を身につけることを目標としています。

校訓は「尚志・仁智・力行」としており、尚志は志を尊ぶこと、仁智は思いやりの心と知恵を持つこと、力行は何ごとにも努力して行うことを意味しています。常に自分の夢と希望を大切にし、相手を思いやる心情と豊かに生きる知恵を身につけ、汗を流し、感動に涙する子どもたちであってほしいという思いや願いが、この校訓に込められています。

教育の特色として、多彩な講師陣による授業、さらに、朝テストやセミナー合宿、補習などで学習成果を確認する仕組み、語学研修など海外学校との国際交流、各界で業績を上げられた方を講師に迎えた「登美ヶ丘講演」が挙げられています。

奈良学園登美ヶ丘中学校は2つのコースを設置しており、スピードよりも深度を重視し、将来的に最難関大学や医学部を目指すI類と、学習内容の定着を基本とし、応用問題にも取り組む中で、将来的に難関大学を目指すII類のコースがあります。I類は高度な学力を養成するために、探求学習や発展的な内容に重点を置いているのが特徴です。一方、II類は基礎学力の徹底とともに多様な進路に対応しやすいカリキュラムを用意しています。

校内はライブラリーや自習スペースが充実しており、放課後でも静かな環境で学習に集中できると好評です。天体観測ドームや理科実験室、PC教室といった専門教室も整備されており、探求学習やアクティブラーニングにぴったりの環境が整っています。

口コミでは、生徒間の雰囲気がよく教員のサポートが手厚いとの声が多く寄せられています。保護者からは、補習制度などが充実しており、安心して任せられるという評価が目立ちます。共学校ならではの多彩な人間関係構築ができる点や、行き届いた進路指導なども好評を得ています。

学校沿革と所在地

奈良学園登美ヶ丘中学校は、奈良学園幼稚園、奈良学園小学校とともに、2008年(平成20年)に開校されました。奈良県内では比較的新しい中学校になります。その1年後の2009年(平成21年)に奈良学園登美ヶ丘高等学校が開校します。

奈良県奈良市中登美ケ丘3丁目に位置し、最寄り駅の近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅から徒歩約8分で、バス利用の通学もしやすい環境です。閑静な住宅街に位置しながらも、駅から比較的近いため、県外からの通学が可能な点も魅力の一つです。周辺には商業施設や医療施設も整っており、安全かつ利便性の高い立地となっています。

入試情報

2026年度の入試情報は以下の通りです。

試験日程 A日程 B日程 C日程
志願種別 専願・併願 併願 併願
募集人員・コース 第1学年 160名(I類40名·Ⅱ類120名/内部進学含む)·男女共学
試験内容 【4教科型】
国語(60分・120点)算数(60分・120点)理科(40分・80点)社会(40分・80点)【3教科型】
国語(60分 ・120点)算数(60分 ・120点)理科(40分 ・80点)
【2教科型】
国語(60分・120点)算数(60分・120点)
【2教科型】
国語(60分・120点)算数(60分・120点)
判定方法 ※3教科での受験生は、得点(320点)を400点満点に換算し判定
※4教科での受験生は、3教科(国語·算数·理科及び、国語·算数·社会)の換算得点も算出し、
最も高い得点をもとに判定
※出願時、申請のあった英検4級以上取得の受験生には加点
※2教科での合計得点(240点)で判定
※出願時、申請のあった英検4級以上取得の受験生には加点
※A日程受験生には 10 点加点。ただし、A日程欠席者はその対象ではない
※2教科での合計得点(240点)で判定
※A日程もしくはB日程受験生、または両日程受験生には一律 10 点加点。ただし、当該入試欠席者はその対象ではない
出願時の注意事項 ◆「専願」は、他校を受験してもかまわないが、本校の入学試験に合格すれば必ず入学することを出願時に約束した受験生が受ける試験である
◆「専願」で出願する場合は「Ⅰ類専願」「Ⅰ類·Ⅱ類専願」「Ⅱ類専願」の出願方式の中から、出願時に一つ選択すること。「併願」で出願する場合は「併願(I類·Ⅱ類併願)」のみ
※上記の方式を同時に2種類以上出願することはできない。また、出願後の変更は認めない。
◆B日程·C日程では「専願」はなし。(全て「併願」扱い)

偏差値情報

奈良学園登美ヶ丘中学校の偏差値は、おおよそ48~60程度とされています。この偏差値の幅は、志望コースや試験日程によるものです。

これらの数値は年度によって変動があるため、受験を考えている方は常に最新情報を確認することが大切です。

Ⅰ類

Ⅰ類の偏差値は、おおよそ55~60とされています。A日程の専願が一番偏差値が低く、C日程が一番高く偏差値が出ています。

この難易度の高さは、入学後の高度なカリキュラムを希望する生徒が多いことと、入学者の定員がⅡ類よりも少ないことに起因していると考えられます。

Ⅱ類

II類の偏差値は、おおよそ48~52とされています。Ⅰ類と同じくA日程の専願が一番偏差値が低くなっている傾向です。

Ⅰ類よりは入学者の定員は多いですが、入学は簡単ではありません。しっかり基礎と応用を学び、過去問などで入試対策をしておきましょう。

奈良県内での偏差値比較

奈良学園登美ヶ丘中学校は、同じ奈良県内の中学校と比較すると中堅から上位に位置することが多い傾向です。特にI類コースは県内トップレベルに近い評価を得ることもあり、難易度が比較的高く、充実した合格実績を有しています。II類は幅広い学力層をカバーしながらも、偏差値帯はやや高めに推移しており、安定感のある学校選択肢として注目されています。

中学校進学後の学習について

進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。

奈良学園登美ヶ丘中学校情報一覧

進学実績

中高一貫校ならではの強みとして、高校に上がる段階での受験がなく、そのまま奈良学園登美ヶ丘高等学校へ内部進学ができるメリットがあります。大学受験に向けたサポートも手厚く、医学・歯学系の分野をはじめ、難関大学への合格者も見られます。特にコース制の良さを活かした進路指導が行われ、早期の段階から目標を明確にできる環境が整えられています。系列校である奈良学園大学や他大学との連携イベントも充実しており、多様な進路が選択可能です。

国公立大学では、東京大学、京都大学を筆頭に、北海道大学、一橋大学、名古屋大学、大阪大学、大阪公立大学、神戸大学、九州大学など、難関大学への合格実績が見られます。

私立大学では、青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、東京理科大学、法政大学、明治大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学など、東西の難関大学の合格実績が見られます。

医学部医学科への合格者や、薬学部、歯学部、獣医学部といった難関学部系への合格者を多く輩出していることも、奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校の強みと言えるでしょう。

まとめ

奈良学園登美ヶ丘中学校は、英語教育や理数教育に力を入れた充実のカリキュラムと、手厚いサポート体制で生徒の学習意欲を高める環境を整えています。I類とII類のコース分けによって、多様な学力層や進路希望に柔軟に対応できる点が大きな魅力です。より高度な内容を学びたい生徒にも幅広い可能性を与えてくれる学校と言えるでしょう。

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