昭和薬科大学附属中学校は沖縄県浦添市にある私立の共学中学校で、独自のカリキュラムや充実した教育環境が魅力です。この記事では、学校情報や入試情報、偏差値情報や進学実績などを総合的に解説します。学校選びや中学受験対策の参考にしていただければ幸いです。
昭和薬科大学附属中学校の基本情報
昭和薬科大学附属中学校は、沖縄県内で歴史ある私立校の一つとして知られています。生徒同士が切磋琢磨し合いながら成長できる環境が整っています。特に理系科目に力を入れる教育方針が特徴で、将来の高等教育につながる基礎力育成を大切にしている点が魅力です。
近年は地域との連携やグローバル教育にも積極的で、探究学習やプロジェクト型の授業を取り入れるなど、柔軟な学びのスタイルを目指しています。さらに生活指導や進路指導にも注力し、生徒の人間性や社会性の向上を図っています。こうした取り組みが口コミ評価にも反映され、総合満足度が高い学校として認知されています。
学校概要と特徴
昭和薬科大学附属中学校の校訓は、「専一集注」と「堅忍不抜」としています。専一集注とは一心で雑念のない精神の集中を、堅忍不抜とは我慢強く心を動かさないことを意味しており、目標や希望を達成するにはそのような心構えを持つことが大切であるという意味です。
教育方針としては、以下3点を打ち出しています。
【1】教科教育の徹底
【2】進路指導の充実
【3】生徒指導の充実
昭和薬科大学附属中学校・高等学校の特色ある教育として、中高一貫教育が挙げられます。大学受験に向けて中高の教科内容を精選し、中学3年から高校の学習内容がはじまり高2、3では主に大学受験演習を行います。
徳育教育も充実しており、6年間同じ仲間とともに課外活動や学校行事に主体的に取り組みます。宿泊研修などを通じ自然体験活動、平和教育、キャリア指導など本校独自のプログラムで人間性を育むことができます。
在校生や卒業生の口コミを見ると、学習環境が整っている点や教師が親身に相談に乗ってくれる点を高く評価する声が目立ちます。学びの楽しさを再確認できる授業が多いという口コミも見られます。
学校沿革と所在地
昭和薬科大学附属中学校は、1974年(昭和49年)に昭和薬科大学附属高等学校が開校したことから始まります。その後、1986年(昭和61年)に昭和薬科大学附属中学校は開校されました。昭和薬科大学との連携を意識して設立された中学校です。
所在地は沖縄県浦添市沢岻で、交通の便も比較的良く、近隣地域からだけでなく遠方からも通学しやすい環境が整っています。スクールバスが無料で運行しており、路線バスの停留所等で昇降できます。「陽明高校前」徒歩約8分、「第一経塚」徒歩約10分、「沢岻大橋」徒歩約5分の立地にあります。
入試情報
2025年度の入試情報は以下の通りです。
試験の種類 | 入学試験 |
募集人員 | 200名程度(5学級・男女) |
試験科目・ 時間・配点 |
4科目500点満点(面接なし) 国語(50分·150点) 理科(50分·100点) 社会(50分·100点) 算数(60分·150点) |
備考 | 過去の入試問題は本校事務室で販売 |
偏差値情報
昭和薬科大学附属中学校の偏差値はおおよそ57前後とされています。
ただし偏差値はあくまで目安であり、近年の入試難易度は受験倍率や試験問題の改訂などで変動する可能性があります。安定して合格ラインを越えるためには、基礎学力の習熟を徹底するとともに、応用力や表現力の強化へ段階的に取り組むことが重要となるでしょう。
沖縄県内での偏差値比較
沖縄県内では上位の水準にあり、全国的に見ても中堅から上位校のランクに入ります。合格を目指す受験生にとっては学習の質と量をしっかりと確保することが必要になるでしょう。日々の学習計画を立てる際には、練習問題や模擬試験などで実力を客観的に把握し、定期的に目標到達度を検証することが大切です。
中学校進学後の学習について
進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。
進学実績
昭和薬科大学附属中学校では、昭和薬科大学附属高等学校への内部進学が可能です。中高一貫教育を活かしたカリキュラムにより、難関大学への高い進学率を誇っているところも、昭和薬科大学附属中学校・高等学校の強みです。
国公立大学では、東京大学、京都大学を筆頭に、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、一橋大学、東京科学大学、神戸大学など全国の難関大学への合格実績があります。
私立大学では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、東京理科大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学など全国の有名難関大学へ合格しています。
特徴としては、やはり系列大学の昭和薬科大学への進学者も見られることと、医学部医学科への合格実績が多いということです。地元大学の琉球大学医学部医学科の合格者数は県内屈指です。
まとめ
昭和薬科大学附属中学校は、理数系をはじめとする多方面への探究心を深める教育プログラムを備えた、特色ある私立中学校です。偏差値や進学実績から、多くの受験生が志望する進学校として認知されています。各種行事や部活動、進路指導などの面でも生徒の個性を伸ばす取り組みが活発に行われており、在校生や卒業生の満足度も高水準を保っています。
興味があれば、学校説明会なども積極的に活用し、実際の校風や指導方針を肌で感じてみてください。そうすれば、志望校選びのヒントを得ることができたり、中学入試へのモチベーションにもつながります。
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