【中学生向け:国語編】定期テスト直前にはこれをやろう

中学校の中間テスト・期末テスト対策は、多くの中学生やその保護者の方にとって心配の種ではないでしょうか。今回は、「国語の中間テスト・期末テスト直前にやってほしい対策」についてまとめました。国語で困っている人も、もっと高得点を狙いたい人もぜひ参考にしてください。

定期テスト直前にはこれをやろう

中間テスト・期末テスト直前になると、国語が苦手な人は他の教科の対策を優先させることが多いです。国語は特に日頃からコツコツ勉強してほしいと思っていますが、テスト直前にはそう言っていられません。直前の対策は「短時間で点数アップさせること」を意識してください。

意外かもしれませんが、中間テスト・期末テストの国語は短時間での点数アップが可能な教科です。30点、40点アップも可能です。ですから、国語が苦手な人ほど、「国語はオイシイ教科」になるのです。他の教科の勉強もありますから、国語に回せる勉強時間ごとに対策方法をまとめました。

対策時間が2時間以内しかない場合

時間がありません。漢字と読解問題で点数を稼ぎます。漢字は8割以上覚えている状態にしましょう。とはいえ、いつまでも漢字ばかり勉強していても配点は10~20点しかありません。1時間ほど漢字・語句の暗記をしたら、速やかに読解問題の対策に移りましょう。

①新出漢字・慣用句

学校のワークや漢字ドリルを使って、漢字の書き取り練習をしましょう。「10分以内にこのページの新出漢字を書けるようにする」と決めて、タイマーを使って勉強しましょう。何個かまとめて「暗記→小テスト」をします。この小テストは、一度正解した漢字も含めて、満点を取るまで繰り返してください。

何回も書いて覚える人も多いですが、どうしても書きたいという人以外は「1回書いて覚える」と、心に誓って覚えてください。画数の多い漢字なら、部首とへんを分けて覚えてもいいです。

10分以内に覚えられなければ、「あと5分で覚える」というように、少しだけ延長してください。2分でもいいです。それで無理なら次のページに移りましょう。とにかくテスト範囲の漢字をすべて、一度は覚えようとしてほしいです。その漢字を書けるようになっていなくても、「読み」で出てきたらうろ覚えでも正解するかもしれません。

②文法

文法が苦手な人は後回しにしてください。活用表など、覚えればいいだけのものは漢字同様に覚えてください。

③読解問題

「~の内容で聞かれたら解答は・・・」と、学校のワークの問題と解答をセットで覚えてください。大問1つごとに、前述の「①新出漢字・慣用句」と同じ手順で覚えてください。問題を見たら解答をサっと思い出せるくらい、繰り返し覚えましょう。サっと思い出せなければすぐに解答を見て、また確認テストをしてください。時間をかけてなんとか思い出せる程度の暗記状況だと、テスト中には思い出せません。

時間的には、おそらくこの「③読解問題」の途中までしか勉強できないと思います。テストが始まる直前の休憩時間には、少しでも残りの範囲を勉強しておきましょう。「全範囲」の問題と解答を、一度目を通しておくだけで5-10点拾えます。

対策時間が2時間以上ある場合

国語の勉強に2時間以上使えれば、かなりテスト対策が進みます。対策内容自体は、「1-1. 対策時間が2時間以内しかない場合」と同じです。

①新出漢字・慣用句

8割以上覚えている状態にしておきましょう。確認テスト中心に暗記をしてください。

②文法

活用表などの暗記モノだけ済ませて、次の「③読解問題」の対策に移ってください。

③読解問題

これも同じです。時間の許す限り、広い範囲を繰り返し覚えておきましょう。時間が余れば、学校のワークとは別に、市販の教科書準拠の問題集で同じ対策をしてください。

まとめ

いかがでしょうか。国語の中間テスト・期末テスト直前の対策は丸暗記です。テストまで時間があれば理解を深めるほうがいいですが、時間がなければ解答を覚えてしまいましょう。覚える量が他の教科に比べてかなり少ないので、短時間で大きな点数アップを見込めます。

ただし、他の教科と違い、丸暗記のテスト対策をいくらしても読解力は全く上がりません。読解が苦手だと、全教科の成績がいずれ頭打ちします。教科書の説明内容が理解しづらかったり、問題文の条件を整理することが苦手になったりします。テスト直前はともかく、普段は「実力をつける勉強」を実践してほしいと思います。

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