大阪女学院中学校の偏差値は？学校情報や入試情報など徹底解説！

大阪女学院中学校は、大阪府大阪市中央区に位置する私立の女子中学校です。

同校は中高一貫教育を行い、キリスト教の教育理念に基づいて愛と奉仕の精神を育むことを重視しています。本記事では、大阪女学院中学校の偏差値、入試情報、進学実績など、詳しい学校情報を解説します。

1 大阪女学院中学校の基本情報
- 1.1 学校概要と特徴
- 1.2 学校沿革と所在地
2 入試情報
3 偏差値情報
- 3.1 大阪府内での偏差値比較
4 中学校進学後の学習について
5 大学進学実績
6 まとめ

大阪女学院中学校の基本情報

大阪女学院中学校・高等学校は、大阪市中央区に位置する私立の女子校で、中高一貫教育を提供しています。中高一貫教育による一貫したカリキュラムが整っており、生徒は安定した学習環境の中で成長することができます。

学校概要と特徴

校訓や校風、教育理念は、キリスト教の価値観に基づいており、愛と奉仕の精神を重んじる環境が整っています。

教育方針は以下6点になり、愛と奉仕の精神を養うためのカリキュラムや、定期的な宗教活動が行われ、生徒は思いやりの心を育てる機会が多く設けられています。

・すべての人間は神によって創られたかけがえのない存在であると認識して、人権尊重の精神をもつ人間を育成する。

・自由で伸びのびした校風の中で、自立した人間を育成する。

・激しく動揺し、価値観が変化する現代社会の中で、どのような困難にも打ち克って、明るく前向きに生きる人間を育成する。

・正しい知識を身につけさせ、日常生活の雑事をこえて物事の本質を見極め、国際的視野で物事を見る力を持たせる。

・確かな学力を身につけさせ、生涯にわたって学習を続けていく基礎を確立させる。

・豊かな情操、高い知性、思いやりの心をもって自分を生かし、他の人を生かす人を育成する。

英語教育に力を入れており、ネイティブスピーカーによる授業や、GTEC、英検、TOEICなどの英語能力試験への対応が整っています。これにより、生徒は実践的な語学力を身につけ、国内外の大学への進学準備が進められます。

大阪女学院高等学校へ進学すると、普通科（文系・理系）・英語科（英語コース・国際バカロレアコース)のコースに分かれます。

学校沿革と所在地

1884(明治17)年1月にウヰルミナ女学校が大阪市西区の川口居留地に開校しましたが、これが大阪女学院中学校の礎になります。1947(昭和22)年4月に、新学制により大阪女学院中学校の名称が使われるようになりました。

大阪女学院中学校は大阪市中央区玉造に位置し、交通の便が良い立地にあります。周辺には商業施設や公共施設が充実しており、生活環境も整っています。

通学の利便性が高く、JR玉造駅、地下鉄鶴見緑地線玉造駅、中央線森ノ宮駅やバスなどアクセス手段が豊富にあります。また、周辺には公園や図書館などの学習環境も充実しており、生徒の学びをサポートしています。

入試情報

2025年度の入試情報は以下の通りです。

入試方式	前期日程A方式	前期日程B方式	後期日程
募集人数	190名
試験内容	3科目：国語・算数・理科または、国語・算数・社会 ※国語・算数〈各50分・120点満点〉／理科・社会〈各40分・80点満点〉 ※出願時に受験科目（国、算、理／国、算、社）のいずれかを選択		国語・算数〈各50分・100点満点〉
判定方法	A方式・B方式とも、国語・算数・理科または、国語・算数・社会の合計320点満点で判定		国語・算数の合計200点満点で判定

大阪女学院中学校の入試は、前期日程A、前期日程B、後期日程の3つの形式に分かれており、それぞれに倍率や特徴があります。試験範囲や形式は毎年見直される可能性があるため、学校説明会や公式情報で最新の状況を把握するようにしましょう。

偏差値情報

大阪女学院中学校の最新の偏差値は入試形式により異なりますが、おおよそ46～50程度になっています。前期A、前期B、後期の順に偏差値は高くなっていく傾向です。例年安定した偏差値を維持しており、教育の質の高さがうかがえます。

大阪府内での偏差値比較

大阪女学院中学校の偏差値は、大阪府内の他私立中学校と比較して中間層よりやや上に位置しています。注意すべき点は、大阪女学院高等学校の偏差値になると60～67前後になり、中学校の偏差値よりもかなり高くなっていることです。偏差値だけで言うと大阪女学院に入学するなら、高校からではなく中学校から入学する方が易しいと言えます。

言い換えると、大阪女学院高等学校から入学してくる外部生はレベルの高い生徒が集まります。大阪女学院中学校で学んだ内部生は、外部生に負けないように勉学に励んでおく必要があります。

中学校進学後の学習について

進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。

大阪女学院中学校情報一覧

大学進学実績

大阪女学院中学校の進学実績は非常に優れており、多くの卒業生が国内外の有名大学へ進学しています。特に関西地方の国公立大学や関関同立、早稲田大学などの有名私立大学への進学者が多い傾向にあります。

直近の合格実績だと国公立大学では、大阪大学、北海道大学、九州大学、筑波大学、神戸大学などです。私立大学では、早稲田大学、慶應義塾大学のような最難関大学や、上智大学、国際基督教大学、MARCH、関関同立など有名大学への進学実績があります。特に、指定校推薦枠のある関西学院大学や同志社女子大学、西のマンモス大学である近畿大学への進学者数が多く見られます。

さらに、海外の大学へ進学する生徒も多く、マンチェスター大学、チェコ国立大学医学部、ハンガリー国立大学医学部、ノックス大学、ブリティッシュコロンビア大学など、進学先の国も様々です。英語学習に定評のある大阪女学院ならではだと言えるでしょう。