盛岡中央高等学校附属中学校は、岩手県盛岡市で高い教育評価を誇る私立中学校です。本記事では学校の基本情報や偏差値、入試情報などの情報を提供いたします。受験を考える生徒と保護者の皆様の参考になれば幸いです。
盛岡中央高等学校附属中学校の基本情報
盛岡中央高等学校附属中学校は、岩手県盛岡市みたけに位置する私立の中高一貫校です。2018年に開校以来、質の高い教育と充実した学校施設で多くの生徒から支持を得ています。男女共学を採用しており、バランスの取れた学びの環境が整えられています。
学校概要と特徴
盛岡中央高等学校附属中学校は、CHUOスピリッツとして「礼節と徳育・高い学力・広い視野・深い教養」を掲げており、具体的な教育目標としては、以下の3点になっています。
●中・高6年教育による、きめ細かな進路指導によって、東大をはじめとする最難関大学や、医学部医学科など難関大学への多数合格をめざす。
●21世紀のグローバル社会を見据えて、国際理解教育を推進し、世界に通用する人間力を備えたグローバルリーダーを育成する。
●岩手・盛岡が生んだ偉人(新渡戸稲造、宮沢賢治など)や伝統文化を学び、郷土を愛する心の教育を推進する。
進路実現のためのキャリア教育、ICT教育などに注力していることも注目すべき点です。
学びの先端で東大・医学部進学を目指す「東大・医進コース」と、きめ細やかな指導で実力を伸ばす「みらい創造コース」があることも、特徴の一つと言えるでしょう。
保護者や生徒からの口コミ評価は非常に高く学校の教育方針やカリキュラムの充実度を高く評価しており、子どもたちの成長を見守る上で安心感を持っています。生徒自身も充実した学校生活や友人関係、教師のサポートに満足しており、総合的な満足度が高いことが伺えます。
学校沿革と所在地
1963年(昭和38年)、龍澤高等学校の創立が盛岡中央高等学校附属中学校の礎になっています。ですが、附属中学校が開校されたのは2018年(平成30年)ですので、中学校だけで見ると比較的新しい学校と言えます。
盛岡中央高等学校附属中学校は、岩手県盛岡市みたけに位置しています。学校の最寄り駅は、いわて銀河鉄道「厨川駅」で、西口から徒歩約10分程度と、アクセスの良い立地だと言えます。
周辺は県営運動公園や武道館、スケート場があり、スポーツの盛んな地域で、商業施設もあり買い物も便利です。生徒たちの学習や生活をサポートする環境が整っています。
入試情報
2025年度の入試情報は以下の通りです。
試験の種類 | 総合型選抜 | 一般選抜 | ||
CHUO 総合思考力型入試 | 帰国子女インターナショナル入試 ① 保護者の転勤に伴い、海外の教育機関に1年以上通学した者で、原則として帰国後3年以内である者 ②日本語での日常生活・学業に支障がない者 |
一般選抜(前期) | 一般選抜(後期) | |
募集コース | 東大・医進コース、みらい創造コース | |||
試験内容 | 総合思考力問題(50 分 100 点)又は英語(50 分 100 点)、 面接(A ~ D 評価) ※ 思考力問題は、知識だけでは解けない分析力、判断力、推測力、表現力を総合的に試す問題 ※面接で志望理由を確認、英語の場合は面接も英語で行う ※複数回受験する場合、2回目以降の受験は面接免除 |
国語(50 分 100 点)、算数(50 分 100 点)、理社又は英語(50 分 100 点) 面接(A ~ D 評価) ※複数回受験する場合、2回目以降の受験は面接免除 |
国語(50 分 100 点)、算数(50 分 100 点) 面接(A ~ D 評価) ※複数回受験する場合、2回目以降の受験は面接免除 |
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優遇加算 | 次の検定等を取得している場合、入試の合計得点に以下の点数が加算 ※ 同じ検定で複数の級に合格している場合は、上位の級の点数を加算 【英検・数検】 3級(10点)・準2級(20点)・2級以上(30点) 【漢検】 3級(5点)・準2級(10点)・2級以上(15点) |
・単願受験者には前期 300 点満点に 30 点加算 ・次の検定等を取得している場合、入試の合計得点に以下の点数が加算 ※ 同じ検定で複数の級に合格している場合は、上位の級の点数を加算 【英検・数検】 3級(10点)・準2級(20点)・2級以上(30点) 【漢検】 3級(5点)・準2級(10点)・2級以上(15点) |
・単願受験者には後期 200 点満点に 20 点加算 ・次の検定等を取得している場合、入試の合計得点に以下の点数が加算 ※ 同じ検定で複数の級に合格している場合は、上位の級の点数を加算 【英検・数検】 3級(10点)・準2級(20点)・2級以上(30点) 【漢検】 3級(5点)・準2級(10点)・2級以上(15点) |
偏差値情報
盛岡中央高等学校附属中学校の最新の偏差値は49前後とされています。入学を希望する多くの保護者や生徒から高く評価されており、学校の教育水準の向上が偏差値に反映されています。
盛岡中央高等学校の偏差値が岩手県内屈指であることや、難関大学への進学実績を鑑みても、今後も高い評価を維持する可能性は高いでしょう。
岩手県内での偏差値比較
岩手県内の中学校の偏差値ランキングにおいて、盛岡中央高等学校附属中学校は常に上位にランクインしています。これは、教育の質や生徒の学力水準が非常に高いことを示しており、県内でも優れた選択肢の一つとして認識されています。他の上位校との比較においても、バランスの取れた教育カリキュラムが支持を得ている理由と言えるでしょう。
中学進学後の学習について
進学後の学習ポイントや使用教科書などは、以下をご確認ください。
進学実績
2018年に盛岡中央高等学校附属中学校が開校しましたが、その1期生や2期生が卒業を迎え、多くの難関大学への実績を残しています。
国公立大学では、最難関大学の東京大学、京都大学をはじめ、秋田大学、東北大学、岩手大学、岩手県立大学などの合格実績があります。
私立大学では、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、中央大学、明治大学、東京理科大学など難関大学へ進学しています。
特筆すべきは、医学部医学科への合格者の多さで、東北大学、秋田大学、岩手医科大学、自治医科大学、東北医科薬科大学、杏林大学の他、ハンガリー国立大学への医学部合格者も輩出しています。これは、盛岡中央高等学校、附属中学校のグローバル教育の成果とも言えるでしょう。
まとめ
盛岡中央高等学校附属中学校は、岩手県内有数の私立中学校であり、充実した教育環境と高い学力水平を提供しています。入試対策としては、早期からの計画的な学習と過去問の徹底的な分析が鍵となります。また、学校生活や学費面についても十分に理解し、準備を進めることが重要です。保護者や生徒は、学校の特徴を踏まえた上で、自身の目標に合った準備を行うことで、合格への道が開かれるでしょう。
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