東京都世田谷区にある東京都市大学付属中学校は、中高一貫の男子進学校です。洗練されたキャンパス、理数教育の強さ、そして驚異的な伸びを見せる進学実績から、中学入試市場で非常に高い人気を誇っています。
本記事では、同校の基本情報から偏差値、独自の入試形態、充実した学習環境まで詳しく解説します。
東京都市大学付属中学校の基本情報
東京都市大学付属中学校は、「勉強も部活も全力」で取り組む姿勢を重視しており、主体性を持った次世代のリーダー育成を教育の柱に掲げています。6年一貫の学習システムや国際理解、キャリア支援などの充実した教育内容の他、学校行事、部活動といった学習以外の面も受験生から人気のある要素です。単なる大学進学をゴールとせず、社会で活躍するための自己実現に向けた基盤作りを支援する学校と言えるでしょう。
学校概要と特徴
東京都市大学付属中学校は、「公正・自由・自治」を建学の精神としています。その建学の精神に沿った校訓は以下の4点です。
誠実:いつわりなく心を込めること
遵法:ルールや約束を守ること
自主:自ら進んで行動すること
協調:意見や立場の異なる人とも協力すること
東京都市大学付属中学校・高等学校では、これらの校訓のもと、生徒一人ひとりが自己実現を図れるよう教育を行っています。
教育理念や教育目標を理解し、高い目標を達成しようとする意欲のある生徒を求めており、アドミッション・ポリシーは以下の通りです。
1.知的好奇心が豊かで探究心に富み、国際的な視野をもち、自ら考え積極的に行動ができる生徒。
2.自他の個性を認め合い協働して物事に取り組むことができ、社会に貢献する意識が高い生徒。
3.学習、行事、部活動等、すべての活動に積極的に取り組み非認知能力を高める生徒。
4.本校の教育理念・教育内容を理解し、高等教育機関への進学を目指し本校入学を希望している生徒。
東京都市大学付属中学校は、6年間の中高一貫教育の中で、中1・中2を「前期」、中3・高1を「中期」、高2・高3を「後期」と位置付けています。基礎学力の養成や学習習慣の定着、難関大学受験合格を達成させるための段階的なカリキュラムが組まれています。
その他特徴としては、自発的な学びを促すための弁論大会の開催や、中期修了論文の提出や、国際理解を深めるためのグローバルカリキュラムや、帰国生の積極的な受け入れが挙げられます。
東京都市大学付属中学校・高等学校は、「勉強も部活も100対100」というスローガンを掲げており、その魅力は、何事にもフルパワーでチャレンジし、全力で取り組む姿勢が当たり前とされている点にあります。
「常にフルパワーですべてのことにチャレンジする」という姿勢を通じて、勉強と部活のどちらか一方に偏るのではなく、双方に100%で打ち込めるよう、「学びを支える環境」と「多種多様な部活動」が用意されています。
単なる文武両道に留まらず、何事も妥協せずに全力で取り組むプロセスそのものが、同校における大きな魅力となっています。
保護者からは、伸び伸びと過ごせる雰囲気と勉強にも注力するという雰囲気が両立していることや、信頼できる先生がいるという口コミが見られます。東京都市大学付属中学校が保護者からも評価されていることがわかります。
学校沿革と所在地
1929年(昭和4年)に設置許可をされ、武蔵高等工科学校が設置されました。これが東京都市大学付属中学校のルーツとなります。その後武蔵工業大学が設置され、武蔵工業大学付属高等学校、武蔵工業大学付属中学校が開設されました。2009年(平成21年)に、校名を現在の東京都市大学付属中学校・高等学校に改称しています。
所在地は東京都世田谷区成城で、通学しやすい立地にあります。小田急線「成城学園前」駅からは徒歩10分、東急「二子玉川」駅より約20分「東京都市大学付属中高前」停留所下車でも通学が可能です。その他、「渋谷」駅、「等々力」駅、「烏山」駅、「仙川」駅、「つつじが丘」駅からもバスが通っており、広範囲からの通学が可能だと言えるでしょう。
入試情報
2026年度の入試情報は以下の通りです。
| 入試形態 | 一般入試 | グローバル入試 | 帰国生入試 | ||||
| 第1回入試 | 第2回入試 | 第3回入試 | 第4回入試 | A方式 | B方式 | ||
| 募集人数 | 男子 約240名 | ||||||
| 試験教科・配点 | 国語:50分 100点 算数:50分 100点 社会:40分 75点 理科:40分 75点 |
国語または理科:50分 100点 算数:50分 100点 |
国語:50分 100点 算数:50分 100点 社会:40分 75点 理科:40分 75点 |
国語:50分 100点 算数:50分 100点 社会:40分 75点 理科:40分 75点 |
国語:50分 50点 算数:50分 100点 英語:50分 100点 |
国語:50分 50点(100点) 算数:50分 100点 英語:50分 100点 |
2教科型(国・算) 4教科型(国・算・社・理) 国語:45分 100点 算数:45分 100点 社会:45分 50点 理科:45分 50点 |
| 注意点 | ー | ※出願の際に国語または理科を選択 ※合否の判定は、算数・国語の200点満点または算数・理科の200点満点で行う |
ー | ー | ※グローバル入試の 国語と算数の問題 は、第3回入試とそ れぞれ同じ ※国語の得点は100点 を1/2倍して50点とする |
※A方式の合否の判 定は3教科250点満点、または国・算 200点満点で行う ※3教科判定の場合は、国語の得点100点を1/2倍して50点とする |
※B方式の合否の判 定は4教科300点満点、または国・算 200点満点で行う ※B方式の国語と算 数の問題は、A方式 と同じ |
| 複数回受験の加点措置 | ー | 受験回数2回以上+2点 | 受験回数2回+2点 | 受験回数2回+2点 受験回数3回+3点 受験回数4回以上+5点 |
受験回数3回以上+3点 | ー | ー |
偏差値情報
東京都市大学付属中学校の偏差値は、おおよそ60~65程度です。コースや模試の種類によって偏差値は変動しますので、ご注意ください。
入試日程の設定は多いですが、各日程で入試教科や試験時間など少しずつ異なっています。他校との併願も考えるなら、戦略的に受験日程を考える必要があるでしょう。
東京都内での偏差値比較
東京都内での東京都市大学附属中学校の偏差値を比較すると、上位に位置します。
基本のみならず、応用問題も解ける実力をつけましょう。過去問などを利用して、入試傾向を掴んでおくことも大切です。
進学実績
東京都市大学付属中学校・高等学校は、「出口(大学進学)に強い学校」として定評があり、特に医学部医学科や理系学部への進学率が高いのが特徴です。
国公立大学では、東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学、大阪大学、国際教養大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、神戸大学、北海道大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学、東京外国語大学などの難関大学への合格実績があります。
私立大学では、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学など、関東の難関大学中心に合格実績が見られます。
医学部医学科への合格者も多く見られ、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、山梨大学、防衛医科大学などの合格実績があります。
併設大への推薦制度もあり、東京都市大学への内部推薦権を保持したまま、他大学を受験できる制度もあります。
まとめ
東京都市大学付属中学校は、成城という落ち着いた環境の中で、男子の特性に合わせた教育を行う活気あふれる学校です。「勉強も部活も100対100」というキャッチコピーのように、部活動をしっかり行いながら、大学受験に向けて力をつけたい受験生に最適です。近年ますます難化が進んでいるため、早めの対策と、過去問演習が合格への鍵となります。
受験対策には以下の記事も参考にしてみてください。





