大阪大学
総合型選抜|学校推薦型選抜とは?
- 総合型選抜(旧AO入試)
総合型選抜は、大学側がずばり求めている学生を総合的に選抜して決定する入試であり、大学がアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針:つまり大学側が求める学生)と適合した学生を採用するために、志望理由書/面接/小論文などで総合的に選抜をする入試方式です。
総合型選抜で一番重要なことは、アドミッション・ポリシーをしっかり理解して、この大学で何を学び、これからどのように活かしていくのかということを具体的に述べられるようにする必要があります。
- 学校推薦型選抜(旧推薦入試)
学校推薦型選抜は、在籍している出身高校の学校長からの推薦状を受けて出願ができ、書類審査/面接/小論文などが中心の入試方式です。
高校での部活動の業績や課外活動など大学側が求める条件を満たせば、学校長の推薦を得ることができます。
大阪大学のアドミッション・ポリシー
大阪大学は、教育目標に定める人材を育成するため、高等学校等における学修を通して、確かな基礎学力及び主体的に学ぶ態度を有し、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れる人を受け入れます。
このような学生を適正に選抜するために、多様な観点からの評価を行います。
大阪大学の総合型選抜|学校型推薦入試の対象学部一覧
- 文学部
- 人間科学学部
- 法学部
- 経済学部
- 理学部
大阪大学 文学部のアドミッション・ポリシー
【求める人材像】
文学部は、古今東西の思想、言語、歴史、文学、芸術の分析的かつ総合的な探求を通じて対象を本質的に理解し、そこで得られた知見をもって現代社会の諸問題の解決に積極的に取り組む人材の育成を目的としています。そのため、本学部では、大阪大学のアドミッション・ポリシーをもとに、次のような資質を備えた学生を求めています。
(1) 高等学校等で履修する主要教科の基本的な知識。
(2) 日本語および外国語の文章を正確に読解する能力。
(3) 論理的に思考し、自分の考えを口頭および文章で明晰に表現する能力。
(4) 人文学についての基本的な理解と学問探究への強い意欲。
【point of view】合格するためにプロ講師が指導 ~私ならこう添削する~
心動かされた出来事はなにか?(哲学・歴史・地理・文学・芸術・日本学に該当するもの) その出来事をきっかけにどんなことを「究めてみたい」と思ったか? その出来事の背景・本質を知るためにどんあ読書体験を積み重ねてきたか? これらを徹底的にヒアリングすることが第1段階です。
第2段階は、究める先にあるゴールはなにか? 単なる自己満足ではなく、社会に、または特定の人々に役立つと言える「ゴール」はなにか?ここまで踏み込んで書くことで、他の受験生との差別化が強力になると考えます。
大阪大学 人間科学部のアドミッション・ポリシー
【求める人材像】
人間科学部は、大阪大学の教育目標のもと、従来の文系・理系の枠にとらわれず、つねに新たな学際的領域に視野を広げながら、「人間と人間の営む社会を科学的に考察し、人間とは何かを見つめ、人間という存在を理解し、人間らしく生きていける社会を作り出すことに貢献できる有能な人材を育成することを目的」としています。人間と社会の全体像をさまざまな側面から理解するための取り組みの中では、自然科学・社会科学・人文科学などのさまざまな手法を縦横に用います。
したがって、文科系・理科系のどちらか一方の学問に偏らず高等学校等でのあらゆる普通教育科目や専門教育科目を学修し、特定の学問領域にとらわれない好奇心旺盛な態度やさまざまなフィールドで実践的活動に参加する行動力を持ち、さらにグローバルな諸課題にも積極的に関与しようとする意欲や能力を備えている学生を強く求めています。
【point of view】合格するためにプロ講師が指導 ~私ならこう添削する~
書類を書く前の準備が大切です。以下の事項のあぶりだしに時間をかけます:高校での学習で、最も楽しかったことはなにか?自分の将来の方向性を決めるにあたって最も影響を与えた学びはなにか?それはなぜか?10年後20年後、自分はどんな場所で、どんな人のために働いているか?そのために必要な学びはなにか?
以上のことから、人間科学部が最適選択である、という論理的な文章を組み立てることが指導の主眼となります。
思考訓練の一助として、NHKの番組(例:知恵泉)を副教材として併用することを推奨します。
大阪大学 法学部のアドミッション・ポリシー
【求める人材像】
法学部では、大阪大学のアドミッション・ポリシーのもと、法学部の教育目標に定める人材を育成するため、基礎学力・理解力・論理的思考力・表現力・構想力を有した人材を求めています。
(1)基礎学力:高等学校等で履修する国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語についての基本的な知識があり、基本的な問題の解決に利用することができる。
(2)理解力:物事を深く、多面的に理解することができる。
(3)論理的思考力:論理的に思考することができる。
(4)表現力:論理的な思考の過程を自分の言葉で表現することができる。
(5)構想力:問題を発見し、その解決策を構想することができる。
【point of view】合格するためにプロ講師が指導 ~私ならこう添削する~
なぜ、法学部なのか?がKeyとなります。自分が高校までに得た特別な経験、無自覚であっても人とは異なる能力、を活かすためになぜ、法学部なのか?をじっくり共に考え引き出すことを、第1段階とします。
そして、国内外問わず、どんな社会のどんな課題を解決してみたい、挑戦したいか? を文字化することが第2段階。
論理構成の検証が第3段階となります。
思考訓練の一助として、NHKの番組(例:クローズアップ現代)を副教材として併用することを推奨します。
大阪大学 経済学部のアドミッション・ポリシー
【求める人材像】
大阪大学のアドミッション・ポリシーを受け、経済学部は、経済学および経営学に関する知識を忍耐強く習得し、自分の適性を発見して社会の多様な道に進み、それぞれの分野において将来大きな成果をあげてくれる人材を求めます。具体的には、以下のような能力・資質を持った人材を求めています。
(1)探求心:経済学および経営学に関する知識を習得する
(2)社会に対する関心:自分の適性を発見して社会の多様な道に進み、それぞれの分野において将来大きな成果をあげる
(3)基礎学力(全般):高等学校等で履修する国語、地理歴史、公民、理科、数学、外国語についての基本的な知識及び理解度を持つ
(4)基礎学力(特定の分野):特定の分野で高い能力を持つ
【point of view】合格するためにプロ講師が指導 ~私ならこう添削する~
以下の段階を踏んで800字の志望理由書を完成します。
作業1 大学のウエブサイトの研究 大学の教育方針のなにに共感したか? その理由
作業2 志望学部の研究 すごいと思った業績・教官は? その理由
作業3「グローバルに活躍する」自分の将来(10年後・20年後)を描く:どんな社会課題に取り組んでどんな成果を出すか その理由
作業4 そのために何を学修したいか するべきか を同定
以上4つ作業を通して、論理的整合性・阪大を志望する必然性を訴求する800字を完成させます。
思考訓練の一助として、NHKの番組(例:時論公論)を副教材として併用することを推奨します
大阪大学 理学部のアドミッション・ポリシー
【求める人材像】
大阪大学のアドミッション・ポリシーを受けて、理学部では教育目標に定める人材として相応しい、下記のような人を求めています。
1)高等学校等における教育課程を修了し、もしくは同等の能力を身につけている人。
2)幅広い自然科学の基礎知識と応用力に加え、広い視野と柔軟な発想力を持ち、その発想を伝える力を持ち合わせた人。
3)自然科学に知的好奇心を持ち、自ら強く考察して真理を探究・発信することに喜びを感じる人。
4)科学の素養を背景にして、国際社会に幅広く貢献したい人。
【point of view】合格するためにプロ講師が指導 ~私ならこう添削する~
将来への抱負と志望動機を述べよ、とだけあります。理系研究を目指す者らしく、アグレッシブな志望理由が求められると考えます。いわゆる無難な文章ではおそらく評価者の目に留まらないでしょう。
作成の第1段階として、今抱いている野望はなにか?のヒアリングを行います。「〇〇でノーベル賞を取りたい」でもいいのです。それぐらい「振り切れて」ほしいと思います。
第2段階 大事なのはその理由です。賞をとることが目標、ではいただけません。解決したい科学的課題、ひいてはその先にある社会課題の解決にまで踏み込んだものであるべきです。さらに、踏み込んで、そのきっかけとなったエピソード、これまでの人生で経験した「事件」が必ずあるはずです。ヒアリングを通して、さらにその内容を文字化し、論理的整合性のある志望理由書へと仕上げます。
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