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総合型選抜|学校推薦型選抜とは?

  • 総合型選抜(旧AO入試)

 総合型選抜は、大学側がずばり求めている学生を総合的に選抜して決定する入試であり、大学がアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針:つまり大学側が求める学生)と適合した学生を採用するために、志望理由書/面接/小論文などで総合的に選抜をする入試方式です。
 総合型選抜で一番重要なことは、アドミッション・ポリシーをしっかり理解して、この大学で何を学び、これからどのように活かしていくのかということを具体的に述べられるようにする必要があります。
 

  • 学校推薦型選抜(旧推薦入試)

 学校推薦型選抜は、在籍している出身高校の学校長からの推薦状を受けて出願ができ、書類審査/面接/小論文などが中心の入試方式です。
 高校での部活動の業績や課外活動など大学側が求める条件を満たせば、学校長の推薦を得ることができます。

一橋大学のアドミッション・ポリシー

一橋大学の総合型選抜|学校型推薦入試の対象学部一覧
  • 商学部
  • 経済学部
  • 法学部
  • 社会学部
  • ソーシャル・データサイエンス学部
一橋大学 商学部のアドミッション・ポリシー

【求める学生像】
 一橋大学商学部は、企業や市場に関連した現象に対して進んで関心を持ち、それを深く観察することで解決すべき問題を設定し、社会科学的な思考・理論と現実に生じる事象との往復運動を繰り返しながら問題に対する創造的な解を導き、さらにリーダーシップを発揮してそれを実行に移せる人材の育成を使命としています。そのために、商学部に入学した学生は、経営学、会計学、金融論、マーケティングといった領域を中心として、「企業や市場に関連する応用社会科学」を、少人数のゼミナールにおけるきめ細かな指導と、基礎から応用へと着実に展開する段階的なカリキュラムを通じて、学んでいきます。入学後に学修を効果的に進めるためには、社会全般に対して高い関心をもっていることが重要です。企業や市場に限らず、様々な社会的問題に対する関心を抱くことは、自ら課題を見つけ、主体的に学んで、解決策を導こうとする意欲の源泉になるからです。

 企業や市場に関連する応用社会科学を理論的に深く理解し、社会事象を実証的に分析するためには、高度な数理的・論理的能力が必要となります。さらに、国際社会で活躍するためには、外国語によるコミュニケーション能力だけでなく一般的な言語能力が不可欠です。高等学校までの学習において、これらの基礎を身につけておくことにより、商学部での学びはより充実したものとなるでしょう。

一橋大学 経済学部のアドミッション・ポリシー

【求める学生像】
 以下のすべてを備えた人を求めています。

(1) 経済学の修得に必要な知識・技能を身に付けていること。特に、理論、実証、歴史を体系づけて経済・社会現象を理解するための前提知識

(2) 幅広く豊かな教養を修得できるだけの知識・技能

(3) グローバルなコミュニケーション能力を修得するための英語をはじめとする外国語の知識と思考力・判断力・表現力等の能力

(4) 経済・社会における様々な問題に対して自ら課題を設定し、説得力のある議論に基づいて解決方法を提案する思考力・判断力・表現力等の能力や主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

一橋大学 法学部のアドミッション・ポリシー

【求める学生像】
 本学部は、本学のリベラルな学風の下、学修に関する学生の自主性を最大限尊重しつつ、幅広い教養と社会科学の総合的視野を有すると共に豊かな人権感覚と社会的公共性に裏打ちされた法学の専門的素養や国際的洞察力を修得することで、法化現象の進展とグローバリゼーションの著しい社会状況を前に、将来にわたり日本及び世界の自由で平和な政治経済社会の構築と改革に寄与することのできる多様な人材を育成することを、教育目標としています。

 この教育目標を達成するため、本学部は、(1) 社会問題を理解するための基礎となる知識・技能、(2) 論理的に思考し明晰な言葉で表現する力、及び(3) 高いコミュニケーション能力を有する意欲的な学生を求めています。

(1) 社会問題を理解するための基礎となる知識・技能
 実社会で生じる問題を多く扱う法学と国際関係学の学修には、学生にとっては必ずしも身近とはいえない事象も含め、日々報道される様々な社会問題に高い関心を持ち、意欲的に情報収集をして知見を広げ、自ら理解を深めようとする姿勢が重要です。そして、そのような学修の前提として、関心を持った社会問題を適切に理解するための基礎的な知識・技能を習得していることも重要となります。そのため、学力の「知識・技能」という要素の学習成果として、大学入学前に、国語、数学及び理科に関する知識を習得していること、社会問題理解の大前提となる日本と世界の地理・歴史や公民の科目の知識を習得していること、外国語を理解・活用する知識及び技能を有していることが求められます。

(2) 論理的に思考し明晰な言葉で表現する力
 論理的に思考し明晰な言葉で表現する力の鍛錬は、法学部のカリキュラム全体を通じて行われることとなりますが、基礎的な能力を備えていることが入学時に求められます。そのため、学力の「思考力・判断力・表現力等の能力」という要素の学習成果として、大学入学前に、適切に論説文の読解や数学的思考の訓練等を行い、基礎的な論理的思考力・表現力を涵養してきた学生を求めています。日本語能力に関しては、入学の時点で、様々な文章の論旨を正確に把握する能力及び比較的長い論理的文章を作成する能力を有していることが求められます。また、優れた国際的感覚を身につける前提として、英語を中心とする外国語の能力も欠かせません。入学時には、他の外国語を習得する際の基礎学力にもなる英語について、文章の高い理解力と表現力を有していることが求められます。

(3) 高いコミュニケーション能力
 本学部で習得することのできる知識や能力の前提条件として、高いコミュニケーション能力は必要不可欠です。カリキュラムを全うして学位を取得するためには、ゼミナール等で主体性を持って教員や他の学生との議論に参加し、協働して学ぶことが必須となるため、相手の考えを適切に理解し、自らの考えを相手に伝わるように的確に表現することが重要です。そのため、学力の「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」という要素の学習成果として、大学入学前に高いコミュニケーション能力を身につけた学生を求めています。日本語・外国語双方でのコミュニケーション能力は、多様化・グローバル化が進む世界の中で、立場や考えを異にする人々と交わりながら活躍してゆくための基盤となるものであり、国際関係について学ぶことを志す学生のみならず、国内の実定法を専門的に学ぼうとする学生や法律専門職を志す学生にも欠かせないものです。大学入学後にもこの能力を高める教育が実施されますが、大学入学前に、その前提となる上記の基礎的な能力を習得していることが求められます。

一橋大学 社会学部のアドミッション・ポリシー

【求める学生像】
 一橋大学社会学部は、社会科学及び人文科学の専門的・総合的な教授を通じて、現代社会の諸問題を多角的・批判的に分析し豊かな構想力をもって実践的に解決する人材の育成を目指します。

 この目的の実現のために社会学部が用意するカリキュラムは、さまざまな学問分野(社会学・社会調査、国際社会学、哲学・思想、言語文化、社会心理学、人類学、地理学、教育学、政治学、スポーツ社会学、社会政策、歴史学、ジェンダー研究、等々)を専門的に、分野横断的に学修できるよう作られています。また、社会学部生活後半の中核となる後期ゼミナールでは、指導教員のもと、少人数の仲間たちとともに対象を見つめ、意見を交わし、材料を分析・考察し、協同的に思考を重ねながら、学修を深化・高度化させていきます。

 学生たちのこのような学修を推進するにあたって、社会学部が重視していることが二つあります。「問題を多面的に把握する」ことと「社会が直面する課題に関心をもつ」ことです。

(1) 現実・問題を多面的に把握する
 問題にはさまざまな面があること、そうした多面性は捉え方次第でいっそう際立ったものになること、それはまた自分自身が当たり前だとしてきた前提の問い直しにもつながること・・・社会学部の学生たちはこういった理解体験を重ね、いっそうの学修の必要を感じ、それぞれの取り組みにますます注力していきます。社会学部で学ぼうとする方々には、まずこのような「問題を多面的に把握する」姿勢をもっていていただきたいと思います。カリキュラムに用意されるたくさんの選択肢はそうした姿勢を養うためのものです。時に矛盾・衝突しあう知識を、さまざまな学問分野に求め、それらに依りながら問題を相対的・多面的に比較検討し、考察と判断を重ねてひとつの結論へと編み上げていく、そのような知力を獲得していただきたいと思います。

(2) 社会が直面する課題に関心をもつ
 現代社会はさまざまな課題に直面しています。メディアで、ネットで、人びとの間で、いろいろな形で言及されてもいるそれらに対して、社会学部で学ぼうとする方々、学ぶ学生たちには、常に諸課題に関心を向け、対話を通じてその解決に取り組んでいただきたいと思います。人びとと現実の多様性に心を開き、歴史と文化を異にするさまざまな世界のあり方に目を向け、対話と理解を続けようとすることです。そしてまた、おたがいの共感と配慮のうえに、それぞれのやり方で考え、意見を述べ、誠実かつ真摯に議論を積み重ねていくということです。

 このため社会学部は特定の得意科目にとどまらず、自然科学も含めて幅広くさまざまな科目に積極的に取り組もうとする姿勢をもった学生を歓迎します。もちろん、ある科目が得意でとくにそれを詳しく学びたいという学生を拒むわけではありません。ただ、大学で学問を深めるには他分野への関心も含めた視野の広さが不可欠です。特定の科目に自信があり、大学で勉強したい分野がはっきりしている人も、その学びを深めるための土台として広範な知識と関心が必要だということを理解してほしいと思います。また、大学で何を学ぶのかをこれから模索しようとする学生も社会学部は歓迎します。試行錯誤しながら自分の関心を次第に研ぎ澄ましていこうとする学生をサポートするカリキュラムを私たちは提供しています。

一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部のアドミッション・ポリシー

【求める学生像】
 本学部では、社会科学とデータサイエンスが融合するソーシャル・データサイエンスの教育を通じて、社会に存在する課題を解決できるソーシャル・データサイエンスのゼネラリストの養成を目指すことを使命としています。

 その目的の実現のため、本学部では、社会科学とデータサイエンスの両方を専門的に学ぶとともに、それらを融合させるカリキュラムを用意しています。その教育課程では、文系・理系双方の知識が必要とされます。併せて、現実の社会における様々な課題を発見・解決しようとする積極的姿勢や、様々な人びととの適切なコミュニケーションも求められます。

 よって本学部では、文系・理系にかかわらず、堅固な基礎学力に加え、以下のような知識や能力を備えた入学者を受け入れたいと考えます。まず、本学部における広範な科目での学びの基礎となる数学の堅固な基礎知識とそれに基づく論理的な思考力です。また、本学部で様々な人びととの学びを通じて社会科学とデータサイエンスの知識を修得するためには、日本語及び英語を用いた読解力、説明力、表現力、思考力が必要です。

 それらに加え、社会科学とデータサイエンスの知識を融合させる上では、入学前の様々な機会を通じた学習の結果として、社会において数理的なものの考え方を応用する能力や、情報技術の活用について自ら試行する姿勢を備えていることも望ましいと考えています。

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