鹿児島大学|医学部受験情報の傾向と対策

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鹿児島大学|医学部受験情報の傾向と対策

医学部受験勉強のこんな悩み、抱えていませんか?

数ある大学の学部の中でも、医学部は難易度が高いことで知られています。試験問題の難易度だけでなく、競争率が高いことも一因です。 ほかの学部とは異なり、医学部受験ならではの悩みを持つ学生も多いのではないでしょうか。この項では、医学部受験でよく挙げられる悩みについて紹介します。  

勉強する時間が足りず、医学部受験に間に合うか不安

医学部受験者の中で、ある程度の成績を収め合格に近づくには、しっかりと勉強をする必要があります。「勉強時間の確保」が医学部合格には大きなカギとなるでしょう。   前述したように医学部は競争率が高いため、一般的な学部と同程度の勉強時間では十分といえません。中には、高校に入学してから医学部受験に向けての勉強をスタートするのではなく、高校入学前から準備をはじめている医学部志望者もいます。   勉強に多くの時間を費やしているライバルの存在を考えると、「自分の勉強時間は不足しているのでは」と不安を抱くかもしれません。 勉強の進み具合や、自身の学習のスピードを考えると、「勉強する時間が足りないのでは?」「受験までにしっかり対策できるのだろうか?」という不安もあるのではないでしょうか。  

頑張って勉強しても、医学部の模試判定が上がらない

時間を確保して真面目に勉強に取り組んでいるはずなのに、一向に模試判定が上らない、と悩む学生もいるでしょう。なぜ、しっかりと勉強しているはずなのに模試の成績が良くないのでしょうか? 理由は後述しますが、勉強時間が足りていないからではありません   医学部志望者の中には、模試判定が上がらない理由を「勉強時間の不足」と捉えて、睡眠時間を削ってまで勉強に取り組む人もいます。しかし、十分な勉強時間が確保できていれば、原因はほかにあります。単純に時間だけ増やしても、結果は目に見えて良くはならないでしょう。  

成績が伸びず、医学部受験から逃げたい気持ちになる

成績が思うように伸びなかったり、得意だった教科の成績が落ちてしまったりすると、受験が控えているにもかかわらず心が沈んでしまいます。   特に医学部受験という大きなプレッシャーがあると、「もっと頑張らなければ」という気持ちが空回りしたり、「もう無理だ」と感じたり、受験までにさまざまな葛藤を経験するかもしれません。中には、医学部をあきらめて受験から逃げたいと考える人もいるでしょう。   「受験は精神的な困難を乗り越えられる人こそ合格できる」と頭では分かっていても、心がついていかないこともあるはずです。高難易度といわれる医学部受験では、このような心の不安を覚える学生も多いのではないでしょうか。  

勉強しても、医学部受験に受かる気がしない、つらい

勉強に多くの時間を割いたものの、期待していた結果が出なければ、医学部が遠い存在に感じるかもしれません。「合格できる」という強い気持ちのまま受験の日を迎えられれば良いですが、目標値が高い場合は途中で心が折れることもあります。 「医学部を受験しても受からないのでは…」という気持ちが強くなると、学習スケジュールをこなすこと自体がつらく感じるのではないでしょうか。つらい気持ちが大きくなると、勉強にも力が入らなくなってしまいます。    

医学部受験勉強のコツ、知っていますか?

「医学部を志望しているのに勉強がうまくいかない」「勉強時間が十分か分からない」「目標が遠くて勉強がつらい」という不安は、勉強のコツを押さえれば解消できるかもしれません。 やみくもに勉強時間を増やすだけでは、合格に近づくことはありません。勉強時間ばかり気にかけるのではなく、合格に近づくためには、医学部受験に適した勉強をする必要があります 高難易度といわれる医学部受験のコツを、しっかりと押さえられているでしょうか? 着実に実力をつけ、効率良く勉強するには以下のようなコツがあります。  

まずは狙っている大学の情報を調べる

大学によって必要な科目、選考方法、受験をする最低条件などが変わってきます。 頑張って勉強した事が、あまり関係ない所だった・・・。とならないように、まずは目指す大学の受験情報をしっかりと確認しておきましょう。  
鹿児島大学の医学部入試情報は下記の通りです。
鹿児島大学の医学部情報
【アドミッションポリシー】
<医学部の教育目標>  
医学部は、全人的医療を実践しうる医療人の育成並びに独創的研究を行える研究者及び優れた指導者の育成を目的とします。

<入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)>
1. 求める人材像
・思いやりのある人
・幅広い基礎知識を有する人
・人の生命や社会に深い関心をもつ人
・探究心があり、物事に積極的に取り組む人

2. 入学前に身につけておいて欲しいこと
・基礎的な学力
・コミュニケーション能力
・医療への関心
・人を思いやる心
・物事に対する責任感
・探究心
・論理的な思考力  

【募集人員】
前期日程 69
後期日程 23
学校推薦型選抜Ⅱ 18
国際バカロレア選抜 若干名
私費外国人学部留学生選抜 若干名

  【一般入試】
区分 前期日程
出願期間 【インターネット登録】1月18日から 【出願書類の提出】1月25日~2月5日
試験日 2月25、26日
合格発表日 3月6日
入学手続日 3月14、15日

  ≪2021年度 鹿児島大学前期日程 配点≫
受験科目 共通テスト 前期個別入試
英語 200 200
数学 200 200
理科 200 400
国語 200 -
社会 100 -
面接 - 120
合計 900 700

  ・選考方法
大学入学共通テスト、個別学力検査により高校の学習の到達度を評価し、医師としての適性を判定するために面接も実施します。  

・共通テスト科目
社会:世界史B、日本史B、地理B、倫理政経から1科目
理科:物理、化学、生物から2科目
英語:リーディング150、リスニング50に換算。外部英語試験の活用あり。  

・個別入試科目
理科:物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目
面接:面接員3名、面接時間20分の個人面接で医療人としての適性及び能力をみる。面接の評価が著しく低い場合(10点以下)には,総合得点にかかわらず不合格とすることがあります  

≪鹿児島大学前期日程入試結果≫
年度 21年度 20年度 19年度
募集人数 69 69 69
志願者数 249 332 359
一次合格者 222 290 326
二次合格者 69 69 70
追加合格者 0 1 0
倍率 3.2 4.2 4.7

  ≪鹿児島大学前期日程入試 科目別傾向≫
【英語】 問題は大問5問で構成され、長文読解2問、文法問題1問、和文英訳1問、80~100語の自由英作文1問が出題される。長文の長さは標準的で、単語の難易度もそれほど高くないので、和文英訳や自由英作文の対策によって差がつきやすい。シンプルな表現でも良いので、日本語の内容を英語に言い換える練習が必要である。  

【数学】 問題は大問5問で構成され、第3問が数列、ベクトル、確率から選択する問題になっていることが特徴である。良く出題される分野は微分積分と複素数だが、不定方程式や集合と論理など様々な分野が問われている。問題難易度は標準的なので、苦手分野ができると大きく点差をつけられる可能性がある。基本的な問題を固めておこう。  

【物理】 問題は大問4問で構成され、力学、電磁気、波動、熱から1問ずつ出題される。分量こそやや多いものの問題は簡単なため、基礎的な問題をしっかりとおさえられているか、如何にミスを少なくするかが重要になる。急ぐあまりに計算ミスをしてしまう、といったことが無いように。  

【化学】 問題は大問5問で構成され、無機・有機・理論から全体的に出題される。有機化学の比率が若干高い。基礎的な単語・知識が問われる問題が比較的多いので、基礎固めをしっかりと行っておくことが必要。思考力を問う問題も奇抜なものはあまり出題されないので、典型的な問題を解いておくことで十分カバーできるだろう。  

【生物】 問題は大問4問で構成され、ほとんどの分野からバランスよく出題されている。分量・難易度ともに標準的か少し易しいくらいなので、教科書に載っている単語の意味が説明できる程度の理解があれば、問題に慣れていくことで高得点が見えてくる。  

≪現役学生講師からの学習ワンポイントアドバイス≫
鹿児島大学は二次試験の理科の配点が大きいので、ここを得点源にできると非常に有利である。 化学では、有機化学や高分子の勉強時間が他と比べて少なく、苦手単元になりやすい。構造決定は、性質から官能基が逆算して答えられるようになれば、比較的機械的に解いてやることができる。問題に無暗に取り掛かって苦手意識を刷り込まれる前に、ここをスタート地点だと考えて一度暗記をした方が良い。 生物では1つの文章の中で複数の分野の知識が問われることもあるため、高得点を狙うなら単元ごとに区切って勉強するだけではなく、複合・応用問題の演習を行って「生物」の問題として捉える練習をすると良いだろう。

特に、分子・遺伝子~個体(群)という生物の階層構造が具体的なイメージを持って理解ができていると、ミクロな生物の視点とマクロな生物の視点を自在に往き来できるため、受験だけでなく大学生物でも非常に役に立つ。ぜひ勉強してみてほしい。  
区分 後期日程
出願期間 【インターネット登録】1月18日から 【出願書類の提出】1月25日~2月5日
試験日 3月12日
合格発表日 3月20日
入学手続日 3月25,26日


  ≪2021年度 鹿児島大学後期日程 配点≫
受験科目 共通テスト 後期個別入試
英語 200 -
数学 200 -
理科 200 -
国語 200 -
社会 100 -
面接 - 120
小論文 - 200
合計 900 320
 
・選考方法
大学入学共通テスト、小論文および面接により基礎学力ならびに適性を判定します。  

・共通テスト科目
社会:世界史B、日本史B、地理B、倫理政経から1科目
理科:物理、化学、生物から2科目
英語:リーディング150、リスニング50に換算  

・個別入試科目  
小論文:社会や自然の諸現象について述べた課題文などを提示し,文章の読解力や論理的思考力,国語の表現力などをみる
面接:面接員3名、面接時間20分の個人面接で医療人としての適性及び能力をみる。面接の評価が著しく低い場合(10点以下)には,総合得点にかかわらず不合格とすることがあります  

≪鹿児島大学後期日程入試結果≫
年度 21年度 20年度 19年度
募集人数 23 23 23
志願者数 291 261 363
一次合格者 42 47 57
二次合格者 23 23 23
追加合格者 2 0 2
倍率 1.8 2.0 2.5
 
【学校推薦型選抜Ⅱ入試】
区分 学校推薦型選抜Ⅱ入試
出願期間 【インターネット登録】1月12日 【出願書類の提出】1月19日~21日
試験日 2月10日
合格発表日 2月16日
入学手続日 2月22日17時まで

  ≪2021年度 鹿児島大学 学校推薦型選抜Ⅱ入試配点≫
受験科目 共通テスト 後期個別入試
英語 200 面接
数学 200
理科 200
国語 200
社会 100
合計 900
 
・選考方法
大学入学共通テストの成績,面接,出身高等学校の調査書及び高等学校長の推薦書の総合判定により行う。 また,面接の評価が著しく低い場合には,不合格とすることがある。  

・共通テスト科目
社会:世界史B、日本史B、地理B、倫理政経から1科目
理科:物理、化学、生物から2科目
英語:リーディング150、リスニング50に換算  

・個別入試科目
鹿児島県における地域医療に従事しようとする強い意欲と情熱を持つ者について,医療人としての適性及び能力をみる。 個人面接で3~5人の面接員、20分。
※面接は5段階で評価する。  

≪鹿児島大学 学校推薦型選抜Ⅱ入試結果≫
年度 20年度 19年度 18年度
募集人数 18 18 15
志願者数 55 49 47
一次合格者 55 49 47
二次合格者 18 18 15
倍率 3.1 2.7 3.1
 

高1~高2は基礎学力を身に着ける

医学部受験のコツ、1つ目は高校1~2年生間における時間の使い方です。医学部は偏差値の高いハイレベルな受験になります。「苦手科目は、ほかの得意科目でカバーできる」などとは考えないことです。少しの得点の差が合否を分けてしまいます。   そこで、高1~高2にかけて力を入れたいのが「基礎学力」という土台固めと、「苦手科目の克服」です。   医学部受験では生物が基本科目となります。生物に関しては苦手としないよう、特に力を入れて基礎学力の定着を図るべきです。 同じ理科の科目では、化学にも力を入れましょう。化学は出題範囲の広い分野ですので、同じく基礎固めを中心に苦手を克服するようなプランを立てます。   数学や英語に関しては知識の定着までに時間がかかるので、コツコツ取り組む姿勢が重要です。   以上のように、理科に特に注意を払いながら、全科目の基礎を総合的に理解していくのが高1~高2にかけての医学部受験のための勉強のコツになります。  

高3の夏は苦手科目を克服する

高1~高2にかけて基礎学力を養い、苦手科目を学習しても、苦手をしっかり克服できていないこともあります。なかには、同じ問題ばかり解いて問題に慣れてしまったことで、「苦手を克服できた」と錯覚するようなケースもあるでしょう。   高3の年も後半になると実践に力を入れたい時期になので、苦手分野や苦手科目があれば、前半までにつぶしておくべきです 夏までに全科目、全分野の苦手な領域を明らかにしておきましょう。その上で、課題を克服するための学習計画を立てて実行することが、医学部受験2つ目のコツです。理想は、夏明けの共通テストレベルの問題を完全に理解できるレベルにまでもっていくことです。  

高3の秋はアウトプットの練習をする

医学部の受験勉強3つ目のコツは、高3秋の時間の使い方です。高1~高2で基礎力を養い、高3の夏までに苦手を克服したあとは、受験に向けての最後の総仕上げとなります。   総仕上げで意識したいのは、知識のアウトプットです。夏明けの9月からは、問題集や過去問、模擬テストに計画的に取り組み、実践形式の問題に慣れ、得点力をアップする勉強に取り組みます。 知識のインプットで満足するのではなく、しっかり時間を設けてアウトプットに力を入れ、計画的に実行することが重要です。  

模試や過去問で本質的な経験を積む

受験までのラストスパートで模試を多くこなせば実力がつくと考える人もいるかもしれませんが、量よりも質のほうが重要です。たくさん模試を受けるだけで満足しないようにしましょう。   模試を何度も受けるより、解き直しをして、知識をインプットするほうが時間を有意義に使えます。インプットとアウトプットを繰り返して、知識を高難易度レベルまでもっていくことを意識し、勉強に取り組むことが医学部受験4つ目のコツです。   なお、高3後半から受験にかけては、模試だけでなくリアルな試験問題に慣れておく必要があります。過去問は、受験する大学のうち、自分に相性の良い大学のものに絞り、重点的に解くのが効率の良い時間の使い方です。  

小論文、面接の対策を徹底する

5つ目のコツは、小論文や面接などの対策です。 受験では、学力試験のほかに、小論文や面接もあります。特に小論文や面接は、塾や学校では取り上げられることが少ない分野なので、どのように対策するか悩む学生も多いところでしょう。   小論文と面接強化のコツは、受験大学の傾向を知り、パターンを把握しておくことです。特に小論文は、国語が得意でも同じように得意とは限りません。 苦手レベルから本試験対応レベルまでにもっていくためには、出題のパターンを知って、アウトプットをする時間を設け、小論文や面接まで徹底して対策を練ることです。  

しっかりと学習量を確保

国公立大学の医学部入試はハイレベルです。共通テストと二次試験の併用型入試で、私立大学の医学部よりもハードルは高くなります。 共通テストでは正答率9割前後、二次試験では正答率6~7割程度の得点力が必要です。どの教科でも高得点が取れないと高い正答率は望めないため、苦手を克服し、しっかり得点できるだけの実力をつけておかなければなりません   また、一般的に国公立大学よりもハードルが下がるといわれる私立大学の医学部受験でも、低くて偏差値60以上です。ほかの学部と比較すると、私立大学でもハイレベルな受験となるでしょう。さらに、国公立大学と併願して受験する人も多いため、倍率は国公立よりも高いです。 私立大学の医学部であっても、十分な学力をつけ、受験対策をしておかないと、合格は厳しくなります。   6つ目の医学部受験の勉強のコツは、自分自身の学力を受験レベルまでに引き上げるための十分な時間の確保です。いくら効率の良い勉強をしても、自身の学習レベルに最適な時間を確保できないと合格は遠のくでしょう。ある程度の学習量は必要です。  

よい睡眠をしっかりととる

睡眠不足が蓄積されると集中力が徐々に削られてしまい、効率が著しく低下していくと言われています。 徹夜で勉強をして睡眠時間が4時間や5時間になっていませんか? しっかりと勉強量を確保し、良い睡眠もとる。これも受験勉強において大事です。   勉強と睡眠を両立させるためにも、一日の行動をしっかりと計画しておきましょう。  

合格する学習計画の立て方

医学部受験で合格するための勉強のコツを紹介してきました。コツを生かすには、合格のための学習計画が必須です。学習計画はどのように立てるべきか、ポイントを紹介します。  

現時点での自分の実力を把握

医学部合格のためには、早い段階から長期的な計画を立てておく必要があります。そこで活用したいのが、模試です。 定期的に実施される模試は、現状を分析するのに役立ちます。得意な分野と苦手な分野の洗い出し、各出題分野の学習状況を確認するのに適しているためです。   さらに、模試の結果を見れば、志望校入試との実力の差がどのくらいか、自分の実力を客観的に見ることができます。受験のための現在地を確認できますし、受験までにどれくらいの学習量が必要か、入試までに強化すべき項目は何かなど、現状を整理できるでしょう。 自分の実力と現状、今後の目標が定まれば、学習計画は立てやすくなります。まずは現状を知ることが、学習計画を立てるための第一ステップです。  

入試の流れを確認

学習計画を適切に設定するには、目標をしっかりと定めることです。受験大学によって入試には特徴がありますので、目標を適切に設定するためにも、志望校を決めておくことが大前提になるでしょう。   志望校を定めたら、入試日程と入試科目を確認します。国公立大学の場合は1月に共通テスト、2月に二次試験前期があり、私立大学の場合は1~3月にかけて一般選抜というスケジュールです。 国公立大学の医学部を受験する場合は、私立大学よりも学習計画を早める必要があります。推薦を希望する場合は、一般選抜よりも試験や面接の日程が早いため、さらに早めの対策を練らなくてはなりません。   志望校を定め、入試日程と科目を確認してから、はじめて本試験までの学習計画を立てることができます。現在の実力も考慮しながら、「どれくらいの学習量が必要か」「何を重点的に学習するか」など、具体的な学習目標を計画に落とし込んでいきましょう  

年間計画を立てる

学習目標をきちんと達成するためには、実力と目標との差を適切に把握することが重要です。そのうえで年間計画を立てます。   本試験まで集中力を切らすことなく計画的に学習を進めるためにも、模試を中期目標に設定するのがポイントです。客観的に把握するためにも、曖昧な目標を定めるのではなく、科目ごとに目標得点を設定すると良いでしょう。 本試験から逆算して目標得点を定めることで、「本試験レベルに臨むためにどれくらい実力が足りていないのか」「あとどれくらい得点を上げるべきか」など、数値として客観的に現状を把握できます。  

1週間の学習習慣を確立

せっかく年間計画を立てても、目標を達成するために行動しなければ結果はついてきません。行動するためには年間計画で満足するのではなく、1週間単位に学習計画を落とし込み、学習習慣を確立していきましょう   「1週間の間に何を学習するか」「どれくらい学習時間を確保すれば良いか」など、把握できていると受験勉強も取り組みやすいですし、学習の進捗もわかります。1週間のうち一日は学習量や学習内容の調整日と考えて、1週間を6日間として捉えて学習目標を振り分けましょう。   なお、1週間の学習計画をスムーズに進めるには以下のポイントを押さえると良いです。   ・自分にとって十分な睡眠時間を確保する ・勉強すると決めた時間は厳守する ・適切に管理するために学習時間を記録する ・日曜日は調整日にする   医学部受験は長期戦ですし、難易度も高いです。受験前になって学習に力を入れ始めても、実力はなかなか身につきません。 長期戦を見据え、確実に実力をつけるには、パフォーマンスを崩さないよう日々の学習時間と睡眠時間の両立を図ることです。学習計画に沿った適切な自己管理がポイントです。    

苦手を克服する勉強法

受験勉強のコツでもふれましたが、医学部は難易度が高いです。苦手をそのままにして、得意科目でカバーするのはまず無理だと考えるべきでしょう。   合格にたどり着くためには、勉強量と勉強法のバランスを取り、苦手をしっかり克服することです そのためには、目標との距離を正確に測り、常に勉強法を見直し続ける必要がありますし、目指す目標に応じて勉強法を変えていかなくてはなりません 苦手を克服するにはどうするべきか、押さえるべきポイントを確認しておきましょう。  

アウトプットを意識する

学習範囲の知識をインプット、たとえば参考書を読んだだけでは知識がついたとはいえません。苦手を克服するためにも、インプットからのアウトプットを意識して学習を進めましょう。   ここでのアウトプットとは、知識を活用することです。問題集を解く、人に説明するなど、知識を自分のものにするための重要な過程になります。 学習にあたって、アウトプットまで十分にできたか、あるいは不安が残るか、まったくできなかったか、段階ごとに理解度を管理して現状を記録しておきましょう   アウトプット学習から理解度を管理すれば、苦手分野の中でも何に苦手意識があるのか、どのような問題が苦手なのかが具体的に把握できるようになります。  

学習方法を理解度に応じて変える

学習範囲の理解度を管理できるようになると、どんな学習内容(テキスト)が自分に合っているか把握しやすくなります。 応用問題を解けるようにするには、基礎力や理解力が必要なので、理解できていない苦手科目は効率性ではなく理解度を重視して学習するようにします。知識が身につく学習方法を取り入れることが重要です。   とはいえ学習範囲は広いため、すべてを完全に理解しようとすることは厳しいでしょう。 理解度が低い項目が多いときは、学習内容を自身の理解度に合わせアップデートしていきましょう  

集中できる環境を整える

受験勉強に集中するためには、学習に適した環境を作ることも重要です。得意分野であれば学習も進みますが、苦手意識のある分野だと気も散りやすくなります。集中力を高めるためにも、気が散る要素は周りに置かないようにしましょう   たとえば、学習スペースである机には、本やテレビ、PCなど、別の作業がしたくなるようなものは片付けておきます。机の上には受験勉強に必要なものだけにします。 スマートフォンなども近くには置かないことです。通知音が聞こえると集中力が下がってしまいますし、ついSNSなどを見てしまうなど、学習を妨げる要因になります。   集中力を上げるためにも、必要ない要素は取り除き、椅子に深く腰掛け背筋をまっすぐ伸ばして、正しい姿勢で学習に取り組むようにしましょう  

苦手単元を把握してくれている身近な先生を頼る

効率良く苦手を克服している受験生は、自己学習だけで理解を深めようとするのではなく、身近な人にも頼っています。苦手な単元を把握している先生に学習のアドバイスをもらったり、フィードバックをもらったりする方が苦手克服の近道になるためです。   学校の成績を把握している先生のアドバイスは、学習方法の見直しにも役立ちます。苦手を早めに克服するためにも、身近な先生を頼って、効率良く学習を進めていきましょう。    

どうしても上手くいかないと悩む人へ

「寝る間も惜しんで勉強しているのに成績が上がらない」 「好きなことを我慢しているのに思うように学習が進まない」 「できることはやり尽くしたはずなのに結果が出ない」   時間を確保して受験勉強に取り組んでいるにもかかわらず、成績が伸びないと悩む受験生は多いです。先述したように、時間をかけて受験勉強に取り組んでいるにもかかわらず結果が出ない場合、学習時間が問題ではありません 「自分に何が足りていないのかしっかり把握できていない」「自分に合った学習方法を知らない」などが原因です。   「ベストを尽くしているはずなのに上手くいかない」と悩んでいるなら、やり方や勉強の取り組み方を変えなければなりません。 成績が伸び悩んでいるにもかかわらず、同じ勉強法を続けたり、やり方を変えないままでいたりすると、医学部合格は難しくなってしまいます。  

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Axisのオンライン家庭教師をおすすめする理由

医学部受験にAxisのオンライン家庭教師をおすすめする理由は、医学部合格を目指せる実力を自宅で効率よく養えるためです。  

一人ひとりに合わせて全国から講師を紹介

Axisのオンライン家庭教師は、採用にこだわり、効果的な指導ができるよう講師陣にしっかりとした研修を実施しています。有名大学出身のハイレベルな講師陣が揃っており、高い指導力を備えているのが特徴です。 医学部受験に関しては、多くの医学部合格実績を誇るプロ講師、現役の医学部生が受験生に合った指導をしています   受講生との相性を考慮しているため、講師は任意で交代することも可能です。最難関受験を目指す人にはプロ講師A、苦手科目の成績アップを目指したい人にはプロ講師Bなど、学習内容や相性に応じて講師を紹介します。  

一人ひとりに合わせた成績アップをサポート

Axisのオンライン家庭教師では、授業の理解度や学習スピードなど、一人ひとりに合った授業プランを提供します。集団学習と違い、一人ひとりに合ったアドバイス、モチベーションの上げ方まで、学習内容以外の面でもサポートできるのが特徴です   さらにAxisのオンライン家庭教師では、プロ講師のほかにも教育アドバイザーを採用しています。教育アドバイザーとは、講師とご家庭の架け橋となる存在です。受験生の目標や理解度、生活スタイルに合わせたカリキュラムを作成し、学習の進め方をサポートします。   教育アドバイザーは、受験生の目標や成績の伸ばし方などの相談に応じ、一人ひとりに合ったアドバイスを提供しています。それぞれの苦手や特性に合った勉強方法を確立できるでしょう。 講師による個別指導だけでなく、自主学習の時間も無駄にしない、効率の良い学習方法を提案できるのもAxisのオンライン家庭教師の強みです。  

オンラインの指導システム

Axisのオンライン家庭教師は、インターネットを使ったオンラインの学習スタイルです。自宅にいながら講師による個別指導を受講できるので、受験生の忙しい生活スタイルにも適しています。生活スタイルに合わせて、いつでもどこでも学習できるのがAxisのオンライン家庭教師のメリットです。   オフラインの指導とは異なり、講師の板書をそのまま保存していつでも見返すことができます。板書を写す時間、板書に気を取られる時間がカットされるため、講師の解説により集中できるようになるでしょう。   また、Axisのオンライン家庭教師では、医学部受験の小論文や面接対策を、家庭教師スタイルで実施しています。現役医学部生の話を聞くこともできるので、学校や塾では対策が難しい小論文や面接の対策もしっかり行うことが可能です。  

選べる受講スタイル

Axisのオンライン家庭教師では、受講スタイルを選択できます。試験前のアドバイスが聞きたい、受験範囲だけ強化したいなら、スポット受講で1回からの受講が可能です。 「年間の学習計画を立てるのが苦手で自分に合ったプランで指導してほしい」「目標達成できるようサポートしてほしい」といった人は、通年受講も選択できます。   自身の学習スタイルに合わせて学習スタイルを選択できるのも、Axisのオンライン家庭教師の魅力です
 

まとめ

医学部受験は、一般学部と比べるとかなりハイレベルです。合格するには、苦手科目を作らなない計画的な学習、学習量の確保がまず必要となるでしょう。   しかし、どれだけ時間を確保して勉強を頑張っていても、成績が伸びないと悩む受験生は多いです。成績が伸びないのは学習時間や学習量ではなく、学習の質に問題があるからかもしれません。自分に合った勉強方法を確立できていないと、成績は思うように伸びないものです。   Axisのオンライン家庭教師は、成績の伸び悩みで行き詰っている受験生をサポートします。受験生が抱える学習方法の悩みを解決できるオンライン家庭教師です。 Axisのオンライン家庭教師の特長を以下にまとめます。   ・生活スタイルにかかわらず、いつでもどこでも授業を受けられる ・一人ひとりに合った学習計画を立ててくれるので苦手克服に役立つ ・医学部受験に特化した小論文や面接対策ができるので本番の不安を解消できる   医学部受験で合格を目指すなら、ぜひAxisのオンライン家庭教師をご検討ください。
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