新潟大学|医学部受験情報の傾向と対策

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新潟大学|医学部受験情報の傾向と対策

医学部受験勉強のこんな悩み、抱えていませんか?

  医学部を受験するために勉強しても、思うように模擬試験の点数が上がらなくて悩みを抱えている人は多いでしょう。医学部の受験は難易度が高く、漠然と勉強しているだけでは合格は難しいかもしれません。   勉強計画の立て方や勉強方法など、合格に向けて前進するためのコツを紹介します。まずは、多くの受験生が抱えている勉強の悩みを見てみましょう。  

勉強する時間が足りず、医学部受験に間に合うか不安

  医学部を受験するには、十分な勉強時間の確保は欠かせませんしかし、現役の高校生は一日のほとんどを学校の授業に費やします。部活動もしている場合は、勉強に充てられる時間が限られてしまうのです。   勉強時間が足りず、受験日が近づいているのに成果が上がらない、または設定した目標に到達できていないと、不安を抱いてしまうでしょう。  

頑張って勉強しても、医学部の模試判定が上がらない

  勉強の到達度を分かりやすく示してくれるのが、定期的に行われる模擬試験です。当然、目標の点数に届いていなければ、習得できていないことになります。模擬試験の回数は限られているため、早いうちに勉強方法を修正しなければいけません   自分では頑張って勉強しているつもりなのに、いつまでも模擬試験の点数が上がらなければ、どこが悪いのか悩んでしまうでしょう。「もっと頑張らなければ」と躍起になっても、どこを改善すれば良いのか、自分ではなかなか気づけないものです。  

成績が伸びず、医学部受験から逃げたい気持ちになる

  医学部を受験するために、友だちと遊ぶことや、趣味、娯楽を我慢して勉強している人もいるでしょう。   自分の時間を犠牲にして勉強しているにもかかわらず、成績が伸びなければ何のために勉強しているのか疑問を抱いてしまうかもしれませんストレスが溜まりすぎてしまうと、「医学部に合格する」という目標すら見失ってしまいそうです。  

勉強しても、医学部受験に受かる気がしない、つらい

  ひとりで勉強することには、孤独がともないます参考書や問題集があるとはいえ、今の勉強方法が正しいのか、自分ではなかなか分からないことも多いでしょう。手さぐりの状態で勉強を続けていると、本当にこれで良いのか不安になってしまいます。   「このままでは医学部に合格できる気がしない」という思いに駆られると、勉強を続けるのがつらくなってしまうでしょう。    

医学部受験勉強のコツ、知っていますか?

  医学部を受験するための勉強にはコツがあります。悩みを解消するためにも、自分の勉強方法を見直してみましょう。  

まずは狙っている大学の情報を調べる

  大学によって必要な科目、選考方法、受験をする最低条件などが変わってきます。 頑張って勉強した事が、あまり関係ない所だった・・・。とならないように、まずは目指す大学の受験情報をしっかりと確認しておきましょう。   新潟大学の医学部入試情報は下記の通りです。
新潟大学の医学部情報
【アドミッションポリシー】
新潟大学の理念 新潟大学は,高志(こし)の大地に育まれた敬虔質実の伝統と世界に開かれた海港都市の進取の 精神に基づいて,自律と創生を全学の理念とし,教育と研究及び社会貢献を通じて,世界の平和と 発展に寄与することを全学の目的としています。  

教育の基本的目標
この理念の実現と目的の達成のために,教育の基本的目標を,新潟大学の総合力を活かした学位 プログラムを通じて,豊かな教養と高い専門知識を修得し,高い見識と良識をもって社会や時代の 課題に的確に対応して,広範に活躍する人材を育成することに置いています。  

求める学生像
教育の基本的目標を実現するために,次に掲げるような資質豊かな学生を広く求めます。
○ 修学に適う,確固たる学力を身につけ,新しい課題に意欲的に取り組もうとする人
○ 人間性を大事にし,広い視野からものごとを考えようとする人
○ 地域社会や世界の様々な場面で役に立ちたいと思っている人  
上記の求める学生像に加え,学士課程においては,高等学校教育の全般にわたる基礎学力を有し, 当該学部の教育目標・教育内容を理解し,基礎的能力と勉学への強い意欲を有する人を求め選抜します。  

【募集人員】
前期日程 80
後期日程 -
学校推薦型選抜 一般枠20/地域枠27

  【一般入試】
区分 前期日程
出願期間 【インターネット登録】1月18日=2月5日 【出願書類の提出】1月25日~2月5日
試験日 2月25日~2月27日
合格発表日 3月8日
入学手続日 3月14日・15日

  ≪2021年度 新潟大学前期日程 配点≫
受験科目 共通テスト 前期個別入試
英語 200 400
数学 200 400
理科 200 400
国語 100 -
社会 50 -
面接 - 実施
合計 750 1200

  ・選考方法
大学入学共通テストの成績,個別学力検査(数学・理科・外国語)の成績及び面接の評価により総合的に判定する。面接の評価によっては,大学入学共通テストの成績及び個別学力検査の成績にかかわらず不合格とすることがある。  

・共通テスト科目
【理科】物理・化学・生物から2科目
【社会】地歴・公民から1科目  

・個別入試科目
【面接】段階評価し、総合的に判断  

≪新潟大学前期日程入試結果≫
年度 2021 2020 2019
募集人数 80 80 85
志願者数 307 344 508
一次合格者 307 274 291
二次合格者 84 81 87
追加合格 - - -
倍率 3.2 3.4 3.4

≪新潟大学前期日程入試 科目別傾向≫
【英語】 大問は全3題で、長文読解、和文英訳、自由英作文と総合的な問題が出題される難易度・出題形式ともに標準的であるため、一般的な参考書を利用して失点を減らすよう学習しておきたい。  

【数学】 大問は全5題で、図形、ベクトル、確率、微積分は頻出単元。基本的に標準的な典型問題がよく出るので、苦手分野は残さないように学習する必要がある。  

【物理】 大問は全3題で、力学から1題、そのほかの分野から2題が出題される。誘導があるので順に沿って解答する必要がある。また作図の問題が出出されることもあるので要対策。  

【化学】 大問は全4題で、理論無機から2題、有機から2題が出題される。計算問題だけでなく記述問題も出るので、現象は丸暗記ではなく理由まで抑えておくとよい。  

【生物】 大問は全4題で、満遍なく様々な単元から出題される。語句、論述問題が多く、難易度は基礎的なものも多く含むので幅広く丁寧な学習が鍵になる。  

≪北海道大学現役学生講師からの学習ワンポイントアドバイス≫
全体を通して、英語、数学、理科いずれも難易度はものすごく高いというわけではありません。実際に合格最低点が他大学に比べると高い傾向にあります。つまり、新潟大学では完答を目指した答案作りが必須で、大問ひとつを丸々落とすというようなことはできません。またミスがほとんどあってはならないので、共通テストの比率は低いですが、なるべく高得点を取っておく必要があると思います。  
総じて難問はほとんど出ない傾向にあるので、標準的な参考書を余すことなく丁寧にこなしていくことが大切でしょう。  

【学校推薦型選抜】
区分 学校推薦型選抜
出願期間 【インターネット登録】11月24日~12月4日 【出願書類の提出】12月1日~12月4日
試験日 12月11日
合格発表日 2月12日
入学手続日 2月21日・22日

  ≪2021年度 新潟大学 学校推薦型選抜 入試配点≫
受験科目 共通テスト 個別
英語 200 面接
数学 200 面接
理科 200 面接
国語 100 面接
社会 50 面接
合計 750 面接
 
・選考方法
大学入学共通テストの成績,面接の結果及び出願書類を総合して行う。  

・共通テスト
【理科】物理・化学・生物から2科目
【社会】地歴公民から1科目  

・個別入試科目
【面接】面接の結果を5段階評価し,総合して判定  

≪新潟大学 学校推薦型選抜 入試結果≫
年度 2021 2020 2019
募集人数 47 42 37
志願者数 125 144 133
一次合格者 125 144 133
二次合格者 47 42 37
追加合格 - - -
倍率 2.7 3.4 3.6
 

高1~高2は基礎学力を身につける

  高校に入学してから、最初の2年間は基礎学力を身につける期間です   医学部の受験では、すべての科目で高得点を取らなければいけません。ほかの学部と比べて受験生のレベルが高いからです。それこそ、参考書の欄外にある補足事項まで全部覚えてしまうほどの勉強が必要です。   特に数学と英語は、しっかり基礎を身につけましょうなぜなら、この2科目の習得度によって、試験の結果が大きく左右されるからです。物理や化学の問題を解くときも役に立ちます。   数学は、1問あたりの点数が高く、ひとつの間違いがほかの問題に影響することも少なくありません。   数学の問題を解く上で必要なのは、応用力と計算力です前者は、単に数式や解法を覚えるだけでは不十分で、どのような問題で必要になのかを理解して初めて役に立ちます。多くの問題を解くことはもちろん、なぜその数式や解法になるのか、解説にも目を通したいところです。   後者は速く、かつ正確にできる力を求められます。正答率が上がるだけでなく、時間内に多くの問題を解けるようになるからです。   試験では数Ⅲまでが出題範囲ですが、中高一貫校でなければ、学校で習得するのは3年生の夏や秋までかかるため、それを覚えてすぐ受験に臨むのは不安がともないます。常に先取りして、2年生の終わりまでには共通テスト模試で8割以上を目指し、数Ⅲの基礎知識は習得しておきましょう。   英語は、長文の問題が多く、近年では作文もあります。勉強量によって明暗が分かれやすいところです。逆にいえば、しっかり勉強すると高得点を獲得できて、差をつけられる教科でもあります。   英語を解く上で必要なのは、語彙力や文法・語法・構文の知識ですこれらが身についてこそ、長文の問題や作文に対応できるようになります。   英語はひとつの単語が複数の意味を持っていることもあり、選択を間違えると誤訳の原因となります。漏れなく覚えて、どんなときにどんな意味になるのか使い分けできると、正しい和訳ができるでしょう。時間があれば、その単語や表現の成り立ちまで覚えておけば、より深く理解できるはずです。   語彙を増やすには、日本語にも精通していなければいけませんから、国語の勉強も不可欠といえるでしょう。すべての科目において、問題文を正確に読解する手助けになります。   理科は、化学・物理・生物・地学のうち2科目を選択して受験するのが基本です(1科目だけの医学部もあります)。地学は履修できる高校が限られるため、実質、残りの中から2科目という選択になるでしょう。   このうち、最も多い組み合わせが「化学と物理」です。この組み合わせでしか受験できない医学部も存在しますが、すべての受験生に適しているとは限りません。   物理は計算問題が多く、数学の得意不得意がそのまま反映されます得意であれば高得点を狙いやすいですが、そうでなければ得点が不足するだけでなく、ひとつの問題を解くのに時間がかかり、化学まで手が回らなくなるかもしれません。対策としては、数学と同じく基礎を固めて応用できるようにしたいところです。   一方、生物は読解力や考察力、文章力が求められ、知識の量が結果を左右します満点を取るのは難しいですが、勉強した分だけ点数になりやすい科目です。また、医学部に入学した後で学ぶ内容は、生物が基本となります。   そういった点からも、医学部側で指定がなければ、「化学と物理」にとらわれず、得意な科目を選択すると良いでしょう。   試験では問題数が多く、いかに早く解けるかが鍵となります。基本を身につけるのはもちろん、できるだけ多くの問題を経験しておきましょう。  

高3の夏は苦手科目を克服する

  3年生になると、すべての科目の基礎学力が身についているはずです。模擬試験も何度か経験して、自分の得意不得意も明確になっているでしょう。3年生の夏は、こうした苦手な科目や分野の克服に重点を置きます   苦手な科目や分野を克服するには、とにかく多くの問題と向き合うことが大事です。簡単な問題から始めて、順調に解けるようになったら、徐々に難しい問題に挑戦します。   どうしても解けない問題が出てきたら、自力だけで考えようとはせず、解答と解説を見ましょう解き方を知らない限り、自力で考えても解けないからです。勉強時間の短縮にもなります。   夏が終わるまでには、共通テストの問題を最低8割以上解けるくらいのレベルに達するように、勉強計画を立てましょう。  

高3の秋はアウトプットの練習をする

  勉強して、試験に必要な知識を蓄える行為はインプットです。ただし、それだけでは自分の知識にはならず、時間が経てば忘れてしまいます。インプットしたものを自分の知識として定着させるには、アウトプットが必要です   手持ちの問題集に加えて、模擬試験や医学部ごとの過去問を利用して、勉強内容をアウトプットする機会を増やしましょう。   勉強した内容を誰かに説明するのもおすすめです。分かりやすく人に説明できることは、知識が身についている証拠です。逆に、説明に詰まるところがあれば、その部分の知識は不足しているので、もう一度学び直しましょう。  

模試や過去問で本質的な経験を積む

  過去問は、実際に出題された問題がほぼそのままの形で掲載されているので、本番のシミュレーションになったり、出題傾向を把握できるのがメリットです   希望条件の範囲内で、一次試験、二次試験の入試日程が重なっていない大学の過去問にはすべて目を通しておきましょう。   模擬試験であれば、本番と同じ雰囲気で問題を解くことができます参加者の中で自分がどれくらいのレベルにあるかが分かったら、時間配分や勉強方法などを含め、どのように対策するべきかの指針にしましょう。   模擬試験は数多く実施されていますが、やみくもに受けるのはおすすめできません。ひとつの模擬試験につき、必ず復習する時間が必要だからです。共通テストと二次試験対策で、それぞれ最低でも2~3回ほど受けると良いでしょう。これとは別に医学部ごとの対策模試があれば、参加するのがおすすめです  

小論文、面接の対策を徹底する

  医学部の試験では、必ずといっていいほど、小論文の問題と面接があります。   小論文と面接には、共通するふたつの課題がありますひとつは医師としての資質です。つまり、どのような問題、あるいは質問であっても、医師になる前提で回答しなればいけません。   もうひとつは、自分の意図を出題者や質問者に的確に伝える能力です。いくら自分の中で正しい回答があっても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。小論文であれば文章、面接であれば自分の言葉で伝える必要があります。   小論文や面接の対策をひとりで行うのは、難しいものです。なぜなら、ひとりだけでは自分の回答が適切かどうか分からないからです。相手がいて、フィードバックを受けてこそ、初めて不足しているところに気づけます   例えば、小論文であれば添削であり、面接であれば指導です。できれば、医学部の受験に精通したプロに依頼するのが望ましいでしょう  

しっかりと勉強量を確保

  同じ医学部でも、国公立大学の試験はハイレベルです。さらに、共通テストと二次試験のふたつのハードルをクリアしなければなりません。共通テストでは正答率が9割前後、二次試験では6~7割程度が目安です   私立大学もほかの学部と比べるとレベルが高く、偏差値は国公立大学と同じく最低でも60以上が基準となります。とはいえ、科目に国語や社会が含まれていないところが多いため、国公立大学よりは幾分、負担が少ないかもしれません。   ただし、国公立大学と併願して受ける人が多いため、倍率は15倍前後の狭き門となります。やはり高い正答率が必要です   どちらを受験するにしても、合格するために勉強量はしっかりと確保しましょう。  

よい睡眠をしっかりととる

  睡眠不足が蓄積されると集中力が徐々に削られてしまい、効率が著しく低下していくと言われています。 徹夜で勉強をして睡眠時間が4時間や5時間になっていませんか? しっかりと勉強量を確保し、良い睡眠もとる。これも受験勉強において大事です。   勉強と睡眠を両立させるためにも、一日の行動をしっかりと計画しておきましょう。    

合格する勉強計画の立て方

  では、合格するための勉強計画は、どのように立てればいいのでしょうか。順を追って見てみましょう。  

現時点での自分の実力を把握

  まずは、模擬試験を受けます。できれば、共通テストの模試と、二次試験や私立大学の一般選抜に対応している記述模試の2種類です   先述のとおり、模擬試験では点数や順位で、現在の自分のレベルや苦手とする分野が分かります。自分が志望する医学部のレベルと、どれくらいの差があるのか分かったら、それを埋めるべく、得意分野を伸ばし苦手分野を克服できるように勉強する内容を決めましょう。  

入試の流れを確認

  勉強できる期間は、限られています。志望する医学部の入試日程と科目を調べ、どこで何を勉強するか、大まかに計画しましょう適宜、模擬試験を受けて到達度を確認するのも大事です。   基本的に国公立も私立も最初の試験は11月ですが、出願は前年の9月ごろと、もっと早くなります。そこまでに目標とするレベルに近付いている状態に達しておきたいところです。  

年間計画を立てる

  目標とするレベルが遠いほど、すぐに達成するのは困難です。本試験まで日数があるなら、段階的に目標を設定しましょう達成しやすい目標にすることで、心理的な負担を減らしモチベーションも維持しやすくなるはずです。   模擬試験の点数や順位は、目標に設定しやすい数値でしょう。また、特定の日まで苦手分野を克服して、問題をすらすら解けるようにするなど、習得度を目標にするのも良さそうです。   1年を通して中期的な計画を立てるようにしましょう  

1週間の勉強習慣を確立する

  1年間の中期的な計画が決まったら、今度は1週間単位でスケジュールを組みます。   ここでのポイントは、7日間しっかりとスケジュールを組むのではなく、6日間で振り分けることです例えば、1日6時間の勉強を7日間行うと決めたとします。これでは、どこかで予定が狂ったとき、埋め合わせるのが困難です。   1日の空きがあれば、予備日として調整できます。予備日とするのは日曜日がおすすめです。学校が休みなので、予定どおりに勉強できれば復習日に充てることができます。息抜きとして、思い切って丸一日休みにしても良いでしょう。   もうひとつのポイントは、睡眠時間の確保です睡眠は体力を回復するために不可欠ですし、記憶の定着は睡眠を通して行われるといわれています。   睡眠時間を考えると、冒頭で述べたとおり、現役の高校生で無理なく勉強できるのは6時間前後、浪人生であれば12時間前後といえます。   もし、部活動などで、時間を確保しにくい場合は、後述する方法で効率よく勉強し、時間が不足するときは日曜日を活用しましょう。   こうして確保した時間は、必ず勉強するよう厳守したいものです。すべてを厳守するのが難しければ「コアタイム」を設定し、その間だけは必ず勉強するように心がけます。勉強した時間を記録すれば、自分がどれだけ勉強したか意識できるようになるでしょう。    

苦手を克服する勉強法

  勉強でつまずきやすいのが苦手分野の克服です。苦手な教科は、理解するのも問題を解くのも時間がかかります。そのため、モチベーションも下がりがちです。どのように克服すればいいのでしょうか。  

アウトプットを意識する

  先ほど触れたとおり、アウトプットはインプットした知識の定着を促してくれます。知識をインプットしたら、すぐに問題集を解いてアウトプットを繰り返しましょう誰かに説明するのも効果的です。回数を重ねるごとに、どこまで理解できたのか定着具合を実感できるでしょう。  

勉強方法を理解度に応じて変える

  医学部の受験に特化した参考書は数多く販売されており、勉強方法もインターネット上などで多数紹介されています。しかし、そのすべてが自分に適しているとは限りません。また、理解度に応じて適している参考書や勉強方法は変わります。   もし、現在の理解度に対して、参考書が難しく感じるのであれば、もっと分かりやすいものを選んでみましょう勉強方法も効率性ばかりを重視せず、理解度が深まる方法を選びたいものです。  

集中できる環境を整える

  苦手な分野ほど、集中して勉強するのは難しくなります。せめて、環境だけでも整えて、少しでも集中できるようにしましょう。   例えば、机の整理です散らかっていると、気を取られてしまいます。特にスマートフォンは、視界に入らないところにしまいましょう。着信音も気を取られる原因になるので、マナーモードにするか電源をOFFにしたいところです。   タブレットやパソコンを使って勉強する際は、無関係なアプリはできるだけ削除しておきますしかし、ネットサーフィンなどに気を取られるのであれば、やはり参考書、問題集、筆記用具、メモ用紙だけで勉強するのがベストです   正しい姿勢を維持するのも、集中しやすくなるポイントのひとつです椅子に座ったときの正しい姿勢は、深く腰かけ、背筋をまっすぐ伸ばし、机とお腹との間が握りこぶしひとつ分で、ひざ下を垂直に下ろした状態です。このとき、お尻と背中は角度が90度になっています。   また、集中できなくなったらこまめに休憩を挟むようにしましょう一度に人間が集中できる時間は、45分が限界といわれています。勉強に慣れていなければ、もっと短いかもしれません。気持ちがだれてしまったら10分程度の休憩を取り、再び勉強に戻るのを繰り返せば、ずっと机に向かい続けるよりも集中しやすくなります。少し体を動かしてリフレッシュするのも良いですし、イスにもたれたり、机の上でうつ伏せしたりして仮眠を取るのも気分転換になります。睡眠を取るときは、寝すぎないよう目覚ましをつけておくと安心です。   ただし、試験では1科目に80分~120分を要します。その時間はしっかりと集中できるようになっておかなければなりません。本番へ向けて、普段の学習から試験の時間に慣れるための学習方法を取り入れる方もいれば、入試の2週間~1か月前から取り入れて徐々に慣れていくという方法をとる方もいます。自分にあった学習方法を模索しましょう。   ときには、場所を変えるのも良いでしょうバスや電車で通学しているなら、乗車中が恰好の勉強時間です。図書館や学校の自習室を利用するのもおすすめです。  

苦手分野を把握してくれている身近な先生を頼る

  身近な学校の先生にも相談してみましょう過去の成績から客観的に弱点や苦手な分野を把握して、どのように勉強すべきかアドバイスしてくれるはずです。先生によっては、小論文の添削をしてくれたり、面接のシミュレーションに付き合ってくれるかもしれません。ひとりでは行き詰っていた課題も、克服するヒントが得られるでしょう。    

どうしても上手くいかないと悩む人へ

  これらのコツを実践しても、成績が伸び悩んだり、苦手な分野を克服できなかったり、上手くいかないこともあるでしょう。自力で現状を客観的に分析して、課題をピックアップして、自分に適した方法で勉強するのは非常に難しいものです。特に、小論文や面接対策はなおさらです。   上手くいかないときは自分を責めてしまいがちですが、決して自分自身が悪いわけではありません大切なのは、今の自分に何が足りていないのか、自分に合った勉強方法を知ることです。    

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一人ひとりに合わせた成績アップをサポート

  さらに、講師との橋渡し役となり、勉強をサポートしてくれるのが「教育アドバイザー」です   目標や理解度、生活スタイルに応じたカリキュラムを作成し、窓口となって実行に移すよう講師に手配します。もし、苦手な分野があれば重点的に勉強する計画を立てますし、本人に合った勉強方法に変更するなど、柔軟な対応が可能です。   ときには、悩みの相談に応じ、成績の上げ方やモチベーションを維持する方法までアドバイスしてくれます。  

オンラインの指導システム

  Axisのオンライン家庭教師の指導は、1対1の対面方式です。パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンにも対応しています(iOSのみ)   直感的に操作できるだけでなく、タッチペンを使える環境では画面への書き込みが可能です。また、カメラが付いていれば、分からない問題を撮影して、講師と共有できます。講師の板書も保存して、後から見返せるので、書き写す手間がかからず便利です。   ほかにも、宿題を前もって提出しておけば、指導が始まる前に採点や添削が終了しているので、すぐに説明を受けられます。そのため、待ち時間などのタイムラグがありません。通学などで忙しくても、効率よく勉強できるでしょう。   同様に、ひとりでは難しい小論文や面接の対策もスペシャリストがマンツーマンで指導します  

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  Axisのオンライン家庭教師では2種類の受講スタイルがあります1年を通して毎週決まった曜日と時間帯で受講する「通年授業」と、月単位で受講したいコマ数を1回から設定できる「スポット授業」です。   スポット授業は、お試しで受けたい、試験前だけ受けたい、小論文だけアドバイスを受けたい、など一時的にサポートしてもらいたいときに適しています。   学校の授業や自分の勉強の進み具合に合わせるなら、通年授業がおすすめです。    

まとめ

  医学部受験はかなりハイレベルのため、苦手な科目や分野を作らない勉強計画と、勉強量の確保が必要です。これらを心掛けても思うように成績が伸びない場合は、自分に合った勉強方法をとっていない可能性があります。また、ひとりの勉強では、小論文や面接の対策ができないなどの限界があります。   Axisのオンライン家庭教師は、こうした悩みを解決するオンラインの家庭教師です。現役の医大生をはじめ、ハイレベルな講師陣や教育アドバイザーが勉強をサポートし、医学部受験では不可欠な小論文や面接対策も行っています。 医学部受験の勉強でお悩みの際は、ぜひAxisのオンライン家庭教師にご相談ください。
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