長崎大学|医学部受験情報の傾向と対策

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長崎大学|医学部受験情報の傾向と対策

医学部受験勉強のこんな悩み、抱えていませんか?

  大学受験で最難関といわれている医学部。   医学部を目指す学生の方は、受験勉強についてさまざまなお悩みを抱えているのではないでしょうか。  

勉強する時間が足りず、医学部受験に間に合うか不安

  日々の課題や、苦手科目の克服など、医学部に合格するためにはやらなければならないことがたくさんあります。   そのほかにも、部活や生徒会活動など、勉強以外にしなければならないこともあり、思うように勉強時間を確保できない方も多いのではないでしょうか。   また、勉強しなければならないとわかっていても、疲れていて眠ってしまったり、スマホやテレビをみてしまったりなど、誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。   その結果、計画していた勉強量をこなせず、受験に間に合うか不安になってしまうのです。   高校生の場合、平日は勉強する時間が限られてしまうため、いかにスキマ時間をみつけて勉強するかがカギになります。   先生や友人に相談しながら、効率よく勉強できる方法をみつけていきましょう。   また、スマホやテレビなどの誘惑に負けないように、勉強に集中できる環境づくりも大切です。  

頑張って勉強しても、医学部の模試判定が上がらない

  「頑張って勉強しているのに模試の判定が上がらない」 「勉強しているのに前よりも成績が落ちてしまった」   頑張って勉強していても、思うように結果が出ないことは珍しくありません。ましてや、成績が落ちると、気持ちまで落ち込んでしまい、前向きな気持ちになるまで時間がかかってしまうのではないでしょうか。   努力が結果につながらないとき、実は自分の力量を正しく測れていない可能性も考えられます   成績を上げるためには、自分の力量を正しく把握し、レベルに合った学習をする必要があります。  

成績が伸びず、医学部受験から逃げたい気持ちになる

  どれだけ勉強しても成績が伸びないとき、医学部受験から逃げ出したい気持ちになってしまう方もいるでしょう。   苦手科目が克服できないときや、自分が行っている勉強方法に自信がもてないとき、心が折れそうになる瞬間はたくさんありますよね。   医学部受験はほかの学部よりも難易度が高いため、自信をもって受験勉強に取り組んでいる方の方が少ないかもしれません。   しかし、医学部受験から逃げたくなる気持ちと、周りの友人や親戚などのライバルに負けたくない気持ちがせめぎ合っているのが現状ではないでしょうか。   医学部受験から逃げ出したくなったとき、気持ちの切り替におすすめの方法は、医学生の話を聞いたり、実際の医療現場を見学させてもらうことです。   自分の目指す未来を実際に体感することで、目標が鮮明になり、勉強へのモチベーションがよみがえってくるでしょう。  

勉強しても、医学部受験に受かる気がしない、つらい

  先ほどもお伝えしましたが、医学部受験は難易度が高いチャレンジであるため、どれだけ勉強しても不安や焦りを抱えてしまう方が少なくありません。   自分の勉強方法に自信がもてなかったり、周りの人と比べて落ち込んでしまったりと、医学部に合格するイメージをもてない方も多いのではないでしょうか。   未来に対する不安や焦りは、気持ちを切り替えてもなくすことはできません。むしろ、誰よりも合格に向けて努力しているからこそ、不安や焦りが出てくるのです。   自分と向き合い、不安や焦りを抱えながら勉強する日々こそが、気持ちの面で自分を大きく成長させてくれることでしょう。  

医学部受験勉強のコツ、知っていますか?

  医学部を目指して受験勉強をはじめるとき、最初に学習計画を立てる方も多いのですが、その前に、受験勉強に必要な準備や流れを把握しておきましょう。  

まずは狙っている大学の情報を調べる

大学によって必要な科目、選考方法、受験をする最低条件などが変わってきます。 頑張って勉強した事が、あまり関係ない所だった・・・。とならないように、まずは目指す大学の受験情報をしっかりと確認しておきましょう。  
長崎大学の医学部入試情報は下記の通りです。
長崎大学の医学部情報
【アドミッションポリシー】
医学科では入学者に以下の資質・素養を求めます。
・入学後の学修に必要な基礎学力を有している。 医学に関する専門的知識を修得するために必要な科学的素養を広く有する。 専門的情報を収集・理解する上で必要な日本語および英語の読解力・表現力を有する。
・医学・医療分野の職業に生涯にわたり従事するというプロフェッショナリズムを認知して, 強い目的意識と高い志を持つ。また,その実践のために必要な思考力,判断力を有する。
・生命の尊厳を重んじ,高い倫理観と豊かな人間性を持つ。
・チーム医療への貢献のために必要な協調性,コミュニケーション能力,リーダーシップと 強い責任感を有する。
・広く生命科学分野への探求心を有し,さらに,社会的諸問題や国際問題などへのグローバ ルな問題意識を常に持つ。
・地域社会における問題点解決に取り組む積極性を有する。  

【募集人員】
前期日程 76
後期日程 -
AO入試
学校推薦型選抜Ⅱ 44
外国人留学生入試 若干名
 
【一般入試】
区分 前期日程
出願期間 1月25日~2月3日
試験日 2月25日・26日
合格発表日 3月6日
入学手続日 3月14日~15日
 
≪2021年度 長崎大学前期日程 配点≫
受験科目 共通テスト 前期個別入試
英語 100 200
数学 100 250
理科 100 250
国語 100 -
社会 50 -
面接 - 90
調査書 10
合計 450 800

・選考方法 前期日程において,入学志願者が募集人員(76人)の約5倍を超えた場合には,個別学力検査等を適切に実施することが極めて困難となるため,大学入学共通テストの成績により第1段階の選抜を行い,個別学力検査等の受験者を決定します。

・共通テスト科目
【数学】数ⅠA・ⅡB
【理科】物理、化学、生物から2科目
【社会】世界史B、日本史B、地理B、倫理政経から1科目

・個別入試科目
【数学】数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B(数Bは「数列」「ベクトル」から出題)
【理科】物基・物、化基・化、生基・生から2科目  

≪2021年度 長崎大学前期日程入試結果≫
年度 21年度 20年度 19年度
受験者数 339 257 340
合格者数 79 80 78
入学者数 76 79 76
合格率(男性・女性) 21.0%・27.1% 34.2%・23.3% 24.5%・18.9%
 
≪長崎大学前期日程入試 科目別傾向≫
【英語】 大問数は5問。大問A、Bが長文問題、Cが長文穴埋め、Dが語彙問題、Eが150~200字の英作文となっている。幅広い形式の問題に対応する必要があり、時間配分などの対策を含め早くから過去問を用いた練習をすると良い。知識問題(知らなくては解けない問題)とそうではない問題を適切に区別しながら解いていかないと、最後の英作文で時間が足りなくなる恐れがある。

【数学】 大問数は4問。基礎的な問題が多いが、証明を求めるもあり記述量は少々多くなる可能性がある。証明問題、比較的易しいが計算量が多い問題などをいかに素早く、正確に解ききることが出来るかが問われる。問題は選択制ではなく指定されており、医学部では微積分の問題なども出題されるため、苦手としている場合は対策が必要となる。  

【化学】 標準的な難易度の問題が多い。理論・無機・有機化学から幅広く問題が出題されるため、苦手な分野をつくらないようバランスよく学習すると良い。記述問題もあるが基礎的な内容が多いため、しっかりと基礎知識をつけて対応したい。

【生物】 大問5,6問に対し、小問がそれぞれ5~8問程度ある。その上。同じ大問の中で複数の図・表が用いられるなど、一つの問題にかけられる時間が短い。20~50字程度の記述問題もあり、スピーディーに解き進める必要がある。   ≪現役学生講師からの学習ワンポイントアドバイス≫  標準的な難易度の問題が多いため、確実に1問1問を解いていくことを意識すると良いでしょう。そうした際、時間配分が非常に重要になります。特に数学、生物に関しては問題のボリュームが大きく、それぞれの問題にかける時間を常に意識しながら解き進めないと後半で時間切れになってしまう恐れがあります。対策としては過去問を解きながら問題傾向を把握し、自分の実力だとどの程度のスピードで解けば時間内に間に合うのかを感覚として身に着けておくと良いでしょう。また、どうしても苦手な分野がある場合には、仮にその分野の問題が出題された際に、しっかりと時間をかけて解ききるのか、はたまた多少の失点は許容して得意分野の問題に全力を注ぐのか、などなど自分なりの戦略を考えておくと本番で焦らずに問題に臨むことが出来ると思います。  

また配点について、英語のみ200点となる可能性があることに注意しましょう。英語をおろそかにしても良い、という訳にはいきませんが、長期的なスケジュールで対策を進める場合は科目ごとの学習時間を工夫するとより効果的かもしれません。  

【学校推薦型選抜Ⅱ入試】
区分 学校推薦型選抜Ⅱ入試
出願期間 12月14日~12月18日
試験日 1月22日
合格発表日 2月10日
入学手続日 2月17日
 
≪2021年度 長崎大学学校推薦型選抜Ⅱ入試配点≫
受験科目 共通テスト
英語 【A/B/C】200 【D】250
数学 【A/B/C】200 【D】200
理科 【A/B/C】200 【D】200
国語 【A/B/C】200 【D】200
社会 【A/B/C】100 【D】100
合計 【A/C】900 【B】600(900から換算) 【D】950

  入試区分
区分
A:地域医療枠
B:地域医療特区別枠
C:佐賀県枠、宮城県枠
D:グローバルヘルス研究医枠
 
・選考方法
① 高等学校長等から提出された調査書,推薦書,本人自筆の志望理由書,大学入学共通テストの成績及び個人面接の評価を総合して合格者を決定する。
② 学校推薦型選抜ⅡA・Bは,出願時に届け出た第1希望及び第2希望に基づき,第1希望を優先して次のように合格者を決定する。
まず,第1希望について,①の総得点の高い順に合格者を決定する。第1希望の合格者で募集人員に満たない場合は,その不足した人員を第2希望の受験者を対象に①の総得点の高い順に合格者を決定する。

③ 面接の評価が著しく低い場合には,大学入学共通テスト及び個別学力検査等の成績にかかわらず,不合格とする。   A:地域医療枠(15人) 1.1学校あたりの推薦人員は,学校推薦型選抜ⅡBと合わせて6人以内とする。 2.学校推薦型選抜ⅡA・Bは,入学希望順位を付して併せて出願することができる。 ただし,第2希望の出願は任意である。 3.学校推薦型選抜ⅡBを第2希望として出願する者は,長崎県の推薦を受けること。 4.学校推薦型選抜ⅡC,Dのいずれとも併願することはできない。   B:地域医療特区別枠(15人) 1.1学校あたりの推薦人員は,学校推薦型選抜ⅡAと合わせて6人以内とする。 2.学校推薦型選抜ⅡA・Bは,入学希望順位を付して併せて出願することができる。 ただし,第2希望の出願は任意である。 3.学校推薦型選抜ⅡC,Dのいずれとも併願することはできない。 4.長崎県医学修学資金及び長崎県キャリア形成プログラムについては,長崎県福祉保健部医療 人材対策室(TEL.095-895-2421)まで問い合わせること。   C:佐賀県枠(2人) 1.1学校あたりの推薦人員は,2人以内とする。 2.学校推薦型選抜ⅡA,B,C(宮崎県枠),Dのいずれとも併願することはできない。 3.合格者の受験番号・氏名・住所・連絡先電話番号については,佐賀県における医師修学資金 の手続きで用いるため,本学から佐賀県に提供する。よって,受験予定者はこのことに同意の 上で出願すること。なお,本学では出願書類を受理した時点で同意したものとして取扱う。 4.佐賀県医師修学資金については,佐賀県健康福祉部医務課医療人材政策室(TEL. 0952-25-7358)まで問い合わせること。   C:宮崎県枠(2人) 1.1学校あたりの推薦人員は,2人以内とする。 2.学校推薦型選抜ⅡA,B,C(佐賀県枠),Dのいずれとも併願することはできない。 3.宮崎県医師修学資金及び宮崎県キャリア形成プログラムについては,宮崎県福祉保健部医療 薬務課(TEL.0985-26-7451)まで問い合わせること。   D:グローバルヘルス研究医枠(10人) 1.1学校あたりの推薦人員は,4人以内とする。 2.学校推薦型選抜ⅡA,B,Cのいずれとも併願することはできない。 3.入学後は,以下の 4つのプログラムのいずれか1つに所属する。 ①熱帯医学研究医プログラム(熱帯医学の基礎研究に貢献する者) ②国際保健医療プログラム(国際保健医療,放射線健康科学分野に貢献する者) ③一般研究医プログラム(基礎医学研究に貢献する者) ④法医学プログラム(法医学研究に貢献する者)

・共通テスト科目
【数学】数ⅠA・ⅡB
【理科】物理、化学、生物から2科目
【社会】世界史B、日本史B、地理B、現社、倫、政経、倫・政経から1科目 ・個別入試科目
【面接(個人)】 推薦書・志望理由書を参考に,以下の項目を評価する。 ①応用力(問題解決力) ②意欲(積極性) ③協調性 ④総合能力
【調査書・推薦書・志望理由書】 調査書の学業成績及び他の特記事項,推薦書並びに志望理由書を点数化する。

≪長崎大学学校推薦型選抜Ⅱ入試結果≫
年度 21年度 20年度 19年度
受験者数 79 91 88
合格者数 44 41 44
入学者数 44 41 44
合格率(男性・女性) 50.0%・61.0% 34.2%・23.3% 55.0%・45.8%
 

高1~高2は基礎学力を身に着ける

  本格的な受験勉強がはじまる前の高校1年生~2年生は、基礎学力を身につける時期です。   志望する大学の受験科目だけでなく、全科目を総合的に理解するように心がけます。とくに数学と英語は医学部受験の必須科目ですので、コツコツ取り組んでいきましょう。   また医学部を目指す受験生にとって、理科はもっとも要注意な科目のひとつです。   なぜなら多くの大学で、受験科目として生物、物理、化学のうち2科目が必須になるからです。どの科目も覚える範囲が広いので、高校1年生~2年生のうちに基礎を固めていきましょう。  

高3の夏は苦手科目を克服する

  苦手科目の勉強は思うように進まないものです。ついつい得意科目ばかり勉強してしまい、さらに苦手科目と得意科目の差が開いてしまう方も多く見られます。   しかし、医学部合格を目指すためには、高校3年生の夏までに苦手を克服しなければなりません。   まずは全科目・全分野の中から自分の苦手な領域を明確にしましょう。その上で課題を克服するための学習計画を立てると、効率よく受験勉強を進められるはずです。   医学部合格を目指すなら、この時期までに苦手科目を克服し、共通テストレベルの問題を完全に理解できていることが理想といえるでしょう。  

高3の秋はアウトプットの練習をする

  高校3年生の秋は、実戦演習をはじめる時期です。模擬試験や問題集、過去問などを利用して、どんどんアウトプットの練習をしていきましょう。   ただし、この時期だからとアウトプットにばかり力を入れる必要はありません。勉強が足りないと感じる領域に関しては、これまで同様に勉強時間を設け、知識をインプットしていく必要があります。   問題集や過去問に関しても、新しい問題に挑戦していくのではなく、同じ問題を何度も繰り返していくことで理解が深まり、対策すべき課題も見つかりやすくなるでしょう。  

模試や過去問で本質的な経験を積む

  前項でもお伝えしたとおり、受験勉強は量をこなすよりも、解きなおしをして知識をインプットしたり、自分に相性のいい大学の過去問を重点的にこなしたりするなどメリハリが効果的です。   インプットとアウトプットは、どちらか一方をこなすだけでは成績は伸びません。医学部受験は試験範囲が広いため、わからない問題をそのままにしてしまいがちですが、一つひとつの問題を確実にこなしていった方が結果的に成績アップにつながります   わからない問題があれば勉強し直してインプットを行い、アウトプットで理解度を確かめる方法を繰り返すことで、実力を積み重ねていけるはずです。  

小論文、面接の対策を徹底する

  医学部合格を目指すために、おろそかにできないのが小論文と面接です。どちらも後回しになりがちなため、早めの対策を徹底しましょう。   小論文や面接は、医師としての資質を見極めるための試験でもあります。   医師になるためには学力も必要ですが、患者さんの気持ちを理解する心や看護師や周りのスタッフと連携して、仕事ができるコミュニケーション能力も必要ですよね。   また、自己満足のために医療行為を行ったり、自己保身のために医療過誤や医療事故を隠したりするような医師にならないために、社会的責任への自覚を持ち合わせていなければなりません。   医師としての資質を育むためには、日頃から新聞や専門誌で医療ニュースや情報をチェックして、自分なりの意見や問題意識をもつことが重要です。その上で、小論文や面接の対策を徹底できれば、試験管にあなたの熱意を伝えられるでしょう。  

しっかりと学習量を確保

  医学部を目指す受験勉強のコツは、何よりも学習量をしっかりと確保することです。なぜなら、国公立大学と私立大学では同じ医学部でも取り組むべき課題が異なるからです。  

よい睡眠をしっかりととる

  睡眠不足が蓄積されると集中力が徐々に削られてしまい、効率が著しく低下していくと言われています。 徹夜で勉強をして睡眠時間が4時間や5時間になっていませんか? しっかりと勉強量を確保し、良い睡眠もとる。これも受験勉強において大事です。   勉強と睡眠を両立させるためにも、一日の行動をしっかりと計画しておきましょう。  

国公立大学

  国公立大学の医学部入試は非常にハイレベルといえます。共通テストに加え、二次試験という併用型の入試システムなので、私立大学よりも合格のハードルが高くなります。   共通テストでは正答率9割前後、二次試験では正答率6~7割程度が必要になるため、すべての科目をまんべんなく攻略しなければなりません。  

私立大学

  私立大学の医学部の偏差値は低くても60以上と、ほかの学部と比べハイレベルです。また、併願して受験する人も多いため、国公立大学に比べて倍率が高くなる傾向があります。   国公立大学と私立大学はどちらを受験する場合でも、ほかの学部に比べて難易度が高くなりますので、十分な学習量を確保し、受験に臨みましょう。  

合格する学習計画の立て方

  受験勉強に必要な準備や流れがわかったら、いよいよ学習計画を立てていきましょう。   ここでは、合格するための学習計画の立て方を紹介していきます。  

現時点での自分の実力を把握

  まずは現時点での自分の実力を把握します。模試を活用し、以下の状況を分析しましょう。   ・各出題分野の学習状況 ・得意&苦手な出題分野   ここで重要なポイントは、志望校の合格ラインと自分の実力の差を正しく認識することです。合格ラインと自分の実力に差があったとしても、落ち込んだり志望校を変更したりする必要はありません。   あくまでも入試までに強化すべき項目を確認し、必要な学習計画を立てることが目的ですので、客観的な視点で自分の実力を見ていきましょう。  

入試の流れを確認

  自分の実力が把握できたら、つぎは入試の流れを確認します。   入試日程や入試科目は志望校によって大きく異なります。また、どの入試方法で受験するかにもよってスケジュールが変わってきますので、志望校の募集要項を確認し、スケジュールを組み立てていきましょう。  

年間計画を立てる

  志望校の入試日程がわかったら、本試験の日程までの具体的な計画を立てていきます。   模試を中期目標として、科目ごとの目標得点を設定していきましょう。目標得点を設定することで、それぞれの時期に到達しなければならないゴールが見えてきます。   医学部合格という大きな目標は一足飛びで達成できるものではありません。小さな目標を立て、一つずつクリアしていくことで結果的に大きな目標に到達できるのです。   そのために、年間計画で時期ごとに目標得点を設定し、その目標得点をクリアするためにやらなければならないことを決定していきます。   このように決めた学習計画こそが、医学部に合格するための学習計画になるのです。  

1週間の学習習慣を確立

  年間計画が立てられたら、最後に1週間の学習習慣を確立させましょう。年間の学習計画から、その時期に実施すべき学習内容と確保する学習時間を一週間単位に振り分けていきます。   ここで重要なポイントは、日曜日は学習時間にカウントしないことです。なぜなら、日曜日は模試が入る可能性があるからです。また、日曜日を学習時間に含めてしまうと、日曜日をあてにして、平日の勉強がおろそかになってしまうことが多く見られます。   月曜日から土曜日までの6日間で振り分けることで、緊張感を保ちながら学習計画をこなせるようになるでしょう。   さらに、学習計画をスムーズに進めるポイントを紹介します。   ①睡眠時間は十分に確保する ②設定した時間は厳守する ③学習時間を記録する ④日曜日で調整する   学習計画を計画どおりに進めるためにも、睡眠時間は十分に確保しましょう。睡眠不足は勉強のパフォーマンスをいちじるしく低下させます。   また、設定した学習時間は厳守することが重要です。勉強を開始する時間を決め、毎日繰り返すことで自然とローテーションが出来上がってくるでしょう。   そして、勉強のモチベーションを保つために、学習時間を記録します。学習時間を記録することで努力を可視化できるようになり、自信へとつながっていくでしょう。   最後に、どうしても平日に不足した分は日曜日で調整していきます。なるべく平日に計画を達成させることで、日曜日の負担が少なくなり、今週の振り返りや次週の目標設定の見直しなどを行えるようになります。  

苦手を克服する勉強法

  受験勉強を進める中で、ネックになるのが苦手科目の克服です。苦手科目はどうしても勉強時間が少なくなるため、克服するためには工夫が必要になります。   苦手科目を克服し、最短の努力で合格にたどり着くためには、勉強量と勉強法のバランスが重要なポイントになるでしょう。  

アウトプットを意識する

  苦手科目を克服するためには、インプットだけでなくアウトプットも意識しましょう。   基礎知識をインプットしたら問題を解いてアウトプットを行います。アウトプットが大事な理由は、理解度がわかるからです。   解けなかった問題は再度知識をインプットし、また問題を解いていきます。インプットとアウトプットを繰り返すことによって、苦手科目を克服していけるようになるでしょう。   また、インプットした知識を人に説明する方法も効果的です。人に伝えるためには、誰よりも詳しく理解し、相手に伝わるように話を組み立てなければなりません。   理解できたと思っていても、実際は理解しきれていないケースもありますので、人にわかりやすく説明できるかも、理解度を把握する目安になるでしょう。   さらに、理解度を管理することも重要です。苦手科目だからこそ、客観的な視点で理解度を管理し、改善に努めなければなりません。  

学習方法を理解度に応じて変える

  理解度を管理すると、どんな学習内容が自分に合っているかが把握しやすくなります。   理解度が深まらない場合、いまの学習方法では効果が出ていないことがわかります。テキストを変えたり、やり方を変えたりするなど、新しい方法を試してみましょう。   このとき、苦手科目を克服する方法として、効率の良さや手軽さを求めると失敗する可能性が高くなります。なぜなら、苦手科目はこれまで後回しにしてきたツケが積み重なっているため、基礎を理解するところからはじまることが多いからです。   効率性や手軽さではなく、知識が本当に身に付く学習方法は何かを考えて、時間がかかる方法でも自分のためになる学習内容にアップデートしていきましょう。  

集中できる環境を整える

  苦手科目を勉強する際、どうしても集中できず勉強に取りかかれないことがあります。苦手なものに向き合うためにはエネルギーが必要になるため、ほかの科目を勉強するよりもストレスが溜まりやすくなるからです。   勉強に集中できないとき、気持ちの面をどうにかしようとしても限界がありますよね。そこで、周りの環境を変えることで、自然と勉強に集中できるように仕向けていきましょう   勉強に集中できる環境として、以下の方法がおすすめです。   ・机の上を整理する ・スマホを近くに置かない ・正しい姿勢を心がける   机の上が散らばっていると、目に入る情報量が多くなるため、無意識のうちに気が散乱してしまうことがあります。必要な勉強道具以外はすべて引き出しやケースなどにしまって、何もない状態にしてみてください。驚くほど勉強に集中できるようになりますよ。   また「スマホは時間泥棒」という言葉があるほど、触っているといつの間にか時間が経ってしまうものです。計画した勉強時間を確保するためにも、目に見えないところにスマホを隠しましょう。   どうしてもスマホを触ってしまう方は、保護者の方に預かってもらうのもいいですね。   そして、勉強に集中できない意外な盲点に、勉強中の姿勢があります。勉強していると、いつの間にか猫背になってしまう方も多いのですが、猫背になると肺に十分な空気が入っていかないため、脳に必要な酸素が送られなくなってしまいます。   脳に必要な酸素が送られなくなると集中力を保てなくなるため、猫背にならないように姿勢に気をつける必要があるのです。   猫背にならないためには、机とイスの相性も重要です。   イスの高さが机と合っていない婆は、クッションや座布団を使って高さを調節しましょう。予算に余裕があれば、長時間座っても疲れにくいイスを購入するのもおすすめです。  

苦手単元を把握してくれている身近な先生を頼る

  ここまで、苦手科目の克服方法について紹介してきましたが、医学部を目指す受験生の方は、すでに苦手科目の克服に何度も挑戦し、挫折してきた方も多いのではないでしょうか。   限られた時間の中で苦手科目を克服するためには、苦手な単元を把握してくれる身近な先生からアドバイスやフィードバックをもらって勉強を進める方法が効果的です。   塾の先生にお願いする場合は、学校の成績をふまえて理解してくれている方がいいでしょう。プロの専門家の助言によって、克服までの時間を短縮できるようになるはずです。  

どうしても上手くいかないと悩む人へ

  寝る間も惜しんで勉強しているのに…… 好きなこともすべて我慢しているのに…… もうできることは全部やっているのに……   医学部合格のために、生活のすべてを勉強に費やしているにもかかわらず、成績が伸びないと悩んでいる受験生は少なくありません。   どうして勉強時間を重ねても成績が思うように伸びないのでしょうか。   その理由は、いまの自分に何が足りないのか、どんな勉強方法が本当に自分に合っているのかを知らないだけなんです。   いまの自分に足りないもの、自分に合った勉強方法を見つけるだけで、これまで努力してきた分も合わせて成績が伸びていきます。   では、どのようにして自分に不足しているものや自分に合う勉強方法は見つかるのでしょうか。  

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一人ひとりに合わせた成績アップをサポート

  ふたつ目は、一人ひとりに合わせた成績アップをサポートする点です。   授業の理解度や学習スピードに合わせて、次回の授業プランを立てるだけでなく、一人ひとりに合わせたアドバイスの仕方、モチベーションの上げ方まで、教育アドバイザーがプロデュースいたします。   教育アドバイザーは、生徒の目標や理解度を把握し、生活スタイルに合わせたカリキュラムを作成します。   受験の悩みや目指す目標などを相談でき、一人ひとりにあった成績の伸ばし方をアドバイスしてくれるでしょう。  

オンラインの指導システム

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まとめ

  医学部受験は非常にハイレベルな挑戦です。   限られた時間の中で現役合格を目指すためには、苦手科目を作らない計画的な学習と、学習量の確保が必要です。   しかし、勉強をどれだけ頑張っても成績が伸びないと悩む受験生は少なくありません。受験勉強がうまくいかない原因は「自分にあった勉強法」を知らないからです。   Axisのオンライン家庭教師はそんな悩みを解決するオンライン家庭教師です。   生活スタイルに関わらずいつでもどこでも授業が受けられます。また、一人ひとりに合った学習計画を立ててくれるので、苦手科目の克服にも役立てられるでしょう。   そして、医学部受験の小論文・面接対策もできますので、試験本番も自信をもって挑めるようになります。 絶対に医学部に合格したいなら、Axisのオンライン家庭教師を試してみてはいかがでしょうか。
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